住宅金融支援機構が公表した2026年11月のフラット35(融資率9割以下・借入期間21〜35年)は、取扱金融機関で最も多い金利が年3.81%でした。10月の年3.83%から0.02ポイント低下しています。この記事では、3.81%で3,000万円・4,000万円・5,000万円を35年で借りた場合の月々の返済額を試算し、団信の種類による金利の違いや、金融機関ごとに金利が異なる点も整理します。
・11月のフラット35(21〜35年・融資率9割以下)は、最も多い金利が年3.81%、金利の範囲は年3.81%〜年5.73%です。10月の3.83%から0.02ポイント下がりました。
・3.81%で35年・元利均等・ボーナス払いなしの場合、月々の返済額は3,000万円で約129,400円、4,000万円で約172,600円、5,000万円で約215,700円です(当サイトの試算)。
・0.02ポイントの低下で減る返済額は、3,000万円で月々約356円、総額で約14.9万円です。大きな差ではありません。
・掲載の金利は新機構団信付きです。デュエットを選ぶと+0.18%、3大疾病付だと+0.24%になります。
公開日: 2026年11月2日 / 最終更新日: 2026年11月2日

目次
- 2026年11月のフラット35の金利
- 借入額別の月々返済額
- 10月からの0.02ポイントの違い
- 2026年の最低金利の推移
- 団信の種類で金利が変わる
- フラット20・フラット50との比較
- 金利は金融機関ごとに異なる
- 注意点とこの記事が向かない人
- よくある質問
2026年11月のフラット35の金利
住宅金融支援機構の金利情報では、2026年11月に資金を受け取る分の、新機構団信付きフラット35の借入金利が公表されています。金利は取扱金融機関が決めており、機構は各金融機関の報告をもとに「金利の範囲」と「最も多い金利」を集計しています。毎月、第1営業日の正午ごろに更新されます。
- フラット35(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下): 年3.81%〜年5.73%、最も多い金利は年3.81%
- フラット35(同・融資率9割超): 年3.92%〜年5.84%、最も多い金利は年3.92%
融資率とは、建設費や購入価額に対して、借入金額が占める割合です。頭金が1割以上ある場合は「9割以下」、1割未満の場合は「9割超」の金利が目安になります。
詳細は、住宅金融支援機構のフラット35 金利情報に掲載されています。
借入額別の月々返済額
最も多い金利の年3.81%で、借入期間35年、元利均等返済、ボーナス払いなしとして計算しました。融資手数料や保証料などの諸費用は含みません。

金額は100円未満を四捨五入した目安です。実際の返済額は、金融機関の計算方法や、融資実行日、手数料の有無で変わります。借入前に、取扱金融機関のシミュレーションで確認してください。
10月からの0.02ポイントの違い
11月の3.81%は、10月の3.83%より0.02ポイント低くなっています。この差が返済額にどれだけ効くかを、同じ条件で比べました。

総額では十数万円〜二十数万円の差ですが、月々では数百円です。住宅ローンは金利が適用される月が決まる点が重要で、適用される金利は、融資を実行する時点(資金受取日)の月の金利です。購入時期を数日ずらして得になるのは、月をまたぐ場合に限られます。
2026年の最低金利の推移
機構が公表している推移グラフ(21〜35年・融資率9割以下・新機構団信付きの最低金利)で、2026年5月から11月を見ると、金利は5月の2.71%から上昇してきました。11月の3.81%は、10月の3.83%に次ぐ水準です。

機構のグラフで確認できる2023年4月以降では、10月の3.83%が最も高く、11月の3.81%が2番目に高い水準です。半年前の5月と比べると、1.10ポイント高くなっています。長期金利の動きについては、長期金利が3%に到達した際の記事で、固定金利への影響を整理しています。
団信の種類で金利が変わる
掲載されている金利は、新機構団信付きのものです。加入する団体信用生命保険の種類によって、借入金利が上乗せされます。

- 新機構団信(デュエット(ペア連生団信)): 掲載の金利+0.18%。3.81%なら3.99%
- 新3大疾病付機構団信: 掲載の金利+0.24%。3.81%なら4.05%
3,000万円・35年で比べると、デュエットは月々約132,700円(掲載の金利より約3,200円増)、3大疾病付は月々約133,700円(約4,300円増)になります。10月からの0.02ポイントの低下分(月々約356円)より、団信の選び方の差のほうが大きい計算です。
健康上の理由などで団信に加入しない場合もフラット35は利用できますが、その場合の金利は別に定められています。条件は機構の金利情報ページで確認してください。
フラット20・フラット50との比較
借入期間によって商品タイプが分かれます。11月の、融資率9割以下の最も多い金利は次のとおりです。

- フラット20(借入期間20年以下): 年3.49%(範囲は3.49%〜5.41%)
- フラット35(21〜35年): 年3.81%(範囲は3.81%〜5.73%)
- フラット50(36〜50年): 年4.11%(範囲は4.11%〜6.03%)
借入期間が短いほど金利は低く、長いほど高くなります。フラット50は長期優良住宅などの認定を受けた住宅が対象で、借入れの条件が異なります。
金利は金融機関ごとに異なる
フラット35の金利は、機構ではなく取扱金融機関が決めます。掲載されている「最も多い金利」は、あくまで集計上の目安で、自分が借りられる金利ではありません。3.81%〜5.73%と、最も低い金利と高い金利の差は1.92ポイントあります。
また、金利の引下げや融資手数料の優遇には、期間限定のキャンペーンや金融機関独自の条件が付くことがあります。同じフラット35でも、手数料の有無で総支払額が変わります。比較するときは、金利と手数料を合わせて確認してください。変動金利との違いについては、変動金利の動向をまとめた記事も参考になります。
住宅ローン控除の条件は、住宅ローン控除2026年度の記事で整理しています。住宅購入の頭金づくりに個人向け国債を検討する場合は、個人向け国債10月募集の記事が参考になります。
注意点とこの記事が向かない人
- 返済額は、元利均等・ボーナス払いなし・手数料別の試算です。実際の金額は金融機関の計算によって変わります。
- 掲載の金利は新機構団信付きで、2017年9月30日以前の申込みには別の金利が適用されます。
- 金利は毎月更新されます。11月に資金を受け取る分が対象で、12月以降の金利は別に公表されます。
- フラット35Sなどの金利引下げ制度は、この記事の試算には含めていません。
この記事が向かない人
- 変動金利と比べて、どちらが総支払額が少ないかを知りたい人: この記事は、フラット35の11月の金利と返済額の整理が中心です。
- 特定の金融機関の金利を探している人: 機構の金利情報ページで、金融機関名や都道府県から検索できます。
よくある質問
11月のフラット35の金利はいくらですか?
融資率9割以下・借入期間21〜35年で、最も多い金利は年3.81%です。金利の範囲は年3.81%〜年5.73%です。
3,000万円を借りると月々いくらですか?
3.81%・35年・元利均等・ボーナス払いなしで、月々約129,400円です。当サイトの試算で、手数料は含みません。
10月から下がったのはいくらですか?
10月の年3.83%から、11月は年3.81%に、0.02ポイント下がりました。
金利はいつ更新されますか?
機構の金利情報は、毎月第1営業日の正午ごろに更新されます。
まとめ
金利や条件は公表時点の情報です。最新の内容は、住宅金融支援機構および取扱金融機関の公式サイトでご確認ください。返済額は試算であり、実際の金額を保証するものではありません。
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