パドレスの松井裕樹投手(31)が、今オフに持っていたオプトアウト(契約破棄)の権利を行使せず、残留することが11月1日に分かったと報じられました。契約は残り2年で、基本年俸は2027年が650万ドル、2028年が700万ドルです。この記事では、オプトアウトの仕組み、残り契約の内訳、2026年の成績の流れを整理し、確定していることと報道だけのことを分けて書きます。
・松井裕樹はオプトアウトを行使せず、パドレスに残留すると報じられました(サンスポ、中日スポーツ、スポーツ報知)。
・残り契約は2年総額1350万ドル(約21億2700万円)。2027年は650万ドル、2028年は700万ドルです。
・2027年のシーズン終了後にもオプトアウト権があり、再びFAになるかどうかを判断できます(サンスポ)。
・残留の理由を本人が語った報道は確認できていません。パドレスの公式発表も、この記事の時点では確認できていません。
公開日: 2026年11月2日 / 情報は11月2日朝時点の報道にもとづきます

目次
- 何が報じられたのか
- オプトアウトの仕組み
- 残り2年の契約を分解する
- 2026年の成績と残留の背景
- 確定していることと報道だけのこと
- 今後の分かれ目
- 注意点とこの記事が向かない人
- よくある質問
何が報じられたのか
サンケイスポーツによると、松井は2026年のシーズン終了後に持っていた契約破棄権を行使せず、残留を決断しました。2024年から5年総額2800万ドル(約44億1200万円)の契約を続け、来季はメジャー4年目を迎えます(サンケイスポーツ)。
中日スポーツは、この日までに球団側と話し合って決断したと伝えています(中日スポーツ)。スポーツ報知は、複数のメディアが伝えたとしたうえで、メジャー3年目で最高の成績を残したと報じました(スポーツ報知)。
同じ時期の日本人選手のMLB移籍の動きは、MLBロックアウトと日本人ポスティングの記事や平良海馬のポスティングの記事でも整理しています。
オプトアウトの仕組み
オプトアウトは、契約の途中で選手が使える「破棄権」です。使えば残りの契約を手放して自由契約(FA)になり、使わなければ今の契約がそのまま続きます。

松井の契約には、2026年と2027年のシーズン終了後にオプトアウトの権利があると報じられています(中日スポーツ、スポーツ報知)。今回は1回目の権利を見送ったことになります。
権利が使える条件の報道
契約が結ばれた2024年1月の時点で、MLB.JPは契約詳細を報じていました。その内容によると、3年目終了後のオプトアウトを使えるのは、1〜2年目に左ひじの大きな故障をしなかった場合です。具体的には、トミー・ジョン手術を受けた場合や、左ひじの故障で130日連続の故障者リスト入りになった場合は、5年目が条件付きの球団オプションになる、という内容です。
今回の報道では松井がオプトアウト権を保有していたとされているため、この条件には該当しなかったとみられます。ただし、条文そのものは確認できていないので、細部はMLB.JPなどの原文で確認してください。
残り2年の契約を分解する

サンスポによると、現行契約の基本年俸は2027年が650万ドル(約10億2400万円)、2028年が700万ドル(約11億300万円)で、残り2年の合計は1350万ドル(約21億2700万円)です。年俸は報道の円換算で、為替によって変わります。
当サイトの算出
- 契約全体は5年2800万ドルなので、2800万ドルから残りの1350万ドルを引くと、2026年までの3年間で約1450万ドルを消化した計算です。
- 残り2年の平均は年675万ドルで、2027年はその平均より25万ドル低く、2028年は25万ドル高い設定です。
- 2027年のオプトアウトを使った場合に手放す金額は、2028年の700万ドルです(基本年俸ベース)。
出来高や球団オプションなど、基本年俸以外の条件は報道に含まれていないため、上の算出には含めていません。
2026年の成績と残留の背景
中日スポーツとサンスポによると、松井は今季54試合に登板し、メジャー自己最多の64イニングを投げて5勝1敗1セーブ、防御率1.83でした。8月から9月にかけては11試合連続無失点を記録し、ポストシーズンでも5試合に登板して4回2/3を投げ、自責点は0です。

春は順調ではありませんでした。キャンプで左内転筋を負傷してWBCを辞退し、開幕にも出遅れました。5月に復帰してからは、強固な救援陣の中でも存在感を示したと中日スポーツは伝えています。
残留を選んだ理由は?
本人が理由を語った報道は、この時点では確認できていません。報道から言えるのは次の点だけです。
- 球団側と話し合ったうえでの決断だった(中日スポーツ)。
- 今季はメジャーでの自己最高の成績だった(スポーツ報知)。
- 2027年のシーズン終了後にも、もう一度オプトアウト権がある(サンスポ)。
「なぜ残るのか」という点は、本人や球団の説明が出るまでは推測になります。当サイトとしては、今季の成績が好調なうえで権利を見送った点と、権利がまだ1回残る点を事実として押さえておくのが妥当と考えます。
THE DIGESTは、米国の記者が残留を予測していたと見出しで伝えていました。ただ、本文の内容は確認していないため、予測の根拠はここでは扱いません。
確定していることと報道だけのこと

複数のメディアが同じ内容を伝えているため、残留の方向性は固いと考えられます。一方で、球団の公式発表や本人のコメントは確認できていません。細部が公式発表で変わる可能性は残ります。
同じ週には、日本人選手の去就の報道が続いています。広島の秋山翔吾が海外FAを行使しなかった件は秋山翔吾の記事、西武の高橋光成の件は高橋光成の海外FA権の記事にまとめています。
今後の分かれ目

次の判断は、2027年のシーズン終了後です。この時点で行使すれば、2028年の700万ドルを手放して再びFAになれます。行使しなければ、2028年は基本年俸700万ドルで契約の最終年を迎えます。
11月は、MLBのアワード発表も続きます。日程はMLBアワード2026の日本時間の日程にまとめています。
注意点とこの記事が向かない人
- 年俸の円換算は報道ごとに少し違います(サンスポは来季約10億2400万円、スポーツ報知は約10億3000万円)。この記事はサンスポの数字をそろえて使っています。
- 契約条件の細部は、2024年1月のMLB.JPの報道と今回の報道を合わせた整理です。契約書そのものを見たわけではありません。
- 球団の公式発表と本人のコメントは、この時点では未確認です。
この記事が向かない人
- 来季の起用法や役割を知りたい人: 球団からの発表が出ておらず、この記事では扱えません。
- 契約の出来高や球団オプションの詳細な条文を確認したい人: 公開された契約書や、MLB.JPなどの原文を確認してください。
よくある質問
松井裕樹はFAにならないのですか?
今オフはならない、と報じられています。オプトアウトを行使しなかったため、現在の契約が続きます。2027年のシーズン終了後には、もう一度判断する機会があります。
契約はあと何年残っていますか?
2027年と2028年の2年です。報道では、2027年が650万ドル、2028年が700万ドルの基本年俸で、合計1350万ドルです。
なぜ報道に「球団側と話し合った」とあるのですか?
中日スポーツが、この日までに球団側と話し合って決断したと伝えているためです。話し合いの中身は報じられていません。
まとめ
契約額・日程は報道の時点の情報です。最新の情報は球団・MLB公式の発表でご確認ください。
参考・出典
- サンケイスポーツ「松井裕樹、オプトアウト行使せずパドレス残留決断」(2026年11月2日)
- 中日スポーツ「松井裕樹、オプトアウト行使せずパドレス残留へ…防御率1.83の好成績も決断、契約は残り2年21億円」
- スポーツ報知「松井裕樹はパドレス残留へ オプトアウトせず メジャー3年目で最高の成績残す」
- MLB.JP「パドレス・松井裕樹の契約詳細が判明」(2024年1月3日)
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