2026年9月値上げ4923品目|冷食・調味料と対策ガイド

帝国データバンクの調査で、2026年9月に飲食料品3,029品目の値上げが判明し、2026年内では最多となることが分かりました。特に冷凍食品や練り製品、調味料の値上げが目立ち、ニッスイ・テーブルマーク・ニップンといった冷食大手やキッコーマン食品が9月1日納品分から一斉に価格改定を実施します。この記事では対象品目・値上げ幅の詳細と、家計への影響を抑える対策をまとめます。

【2026年8月8日追記】

帝国データバンクが2026年7月31日に発表した最新調査で、2026年9月の値上げ品目数は4,531品目に上方修正されました(6月30日時点の調査では3,029品目)。単月で4千品目を超えるのは2023年10月以来の規模で、2026年内では最多となります。本記事は最新の数値に更新しています。

【2026年8月14日追記】

帝国データバンクの同調査によると、2026年の食品値上げは1〜11月の判明分で累計18,347品目に達しており、調査を開始した2022年以降5年連続で年間1万品目超となる見込みです。また8月の2,311品目は前年同月(1,262品目)から約8割増となっており、値上げのペースは年後半にかけて加速しています。

【2026年9月6日追記】

帝国データバンクが2026年8月31日に発表した最新調査で、2026年9月の値上げ品目数は4,923品目にさらに上方修正されました(7月31日発表では4,531品目)。前年同月(1,467品目)の約3倍にあたり、単月としては2026年最多、2023年4月(5,404品目)に次ぐ過去4番目の規模です。ジャンル別では調味料が1,959品目で最多、加工食品1,848品目、酒類・飲料466品目、乳製品278品目、菓子272品目と続きます。値上げ要因は原材料高90.7%が最多で、エネルギー65.1%、中東情勢27.8%が続きます。本記事は最新の数値に更新しています。

【2026年9月7日追記】値上げと同時進行する値下げの動きを追加

値上げが相次ぐ一方で、イオン「トップバリュ」145品目(9月2日〜)やイトーヨーカドー「本気の100選。」(9月1日〜196店舗)、セブン-イレブンのおにぎり2品目(9月8日〜19円引き)、くら寿司の最低価格(9月4日〜115円→110円)など、小売・外食側の値下げも同時期に動いている。値上げ対象カテゴリと値下げ対象商品を見比べて選び分ける方法を「値上げと値下げ、どう使い分ける?」の章に追加した。

2024年以降の月別食品値上げ品目数の推移グラフ(帝国データバンク調査)

月別値上げ品目数の推移(2024年以降・帝国データバンク調査)




目次




2026年9月値上げの全体像

帝国データバンクが2026年8月31日に発表した「食品主要195社」価格改定動向調査(最新)によると、2026年9月に値上げが判明している飲食料品は4,923品目にさらに上方修正されました(7月31日発表では4,531品目、6月30日発表では3,029品目)。前年同月(1,467品目)の約3倍にあたり、2023年4月(5,404品目)に次ぐ過去4番目の規模で、単月としては2026年で最多です。ジャンル別では調味料1,959品目、加工食品1,848品目、酒類・飲料466品目、乳製品278品目、菓子272品目となっています。

値上げの主な要因は原材料価格の高騰(2026年6月末時点で全体の92.5%が理由に挙げる)に加え、物流費(71.9%)、包装・資材費(69.8%)、人件費(58.6%)、エネルギー費(61.1%)と多岐にわたります。2026年から新たに「中東情勢」を理由に挙げる企業も24.7%に上り、包装資材や輸送コストへの影響が広がっていることがうかがえます。

食品値上げ要因の推移(原材料高・物流費・人件費等)のグラフ(帝国データバンク調査)

値上げ要因の推移(品目数ベース・帝国データバンク調査)

ポイント
2026年9月は「冷凍食品」「練り製品(かまぼこ・ちくわ等)」「調味料(しょうゆ・つゆ等)」の値上げが特に目立つ月です。9月1日納品分からの価格改定が中心のため、実際に店頭価格へ反映されるのは9月中旬以降になることが多い点に注意しましょう。

誰が対象?品目カテゴリ別の内容

今回の値上げは特定の商品だけでなく、日常的に購入する主要カテゴリに広く及びます。ケース別に整理すると次の通りです。

冷凍食品をよく買う家庭

冷凍うどん・お好み焼き・餃子・炒飯といった主食系冷凍食品や、冷凍野菜・冷凍調理品が対象です。ニッスイ、テーブルマーク、ニップンなど冷食大手が軒並み9月に価格改定を行うため、冷凍食品を使う頻度が高い家庭ほど影響を受けやすくなります。

練り製品(かまぼこ・ちくわ等)を買う家庭

おでんや弁当のおかずに使うちくわ、かに風味かまぼこ、フィッシュソーセージなどの練り製品も対象です。秋以降のおでんシーズンを前にした値上げとなるため、家計への影響が意識されやすいカテゴリです。

しょうゆ・つゆ・たれを使う家庭

キッコーマン食品がしょうゆ・つゆ・たれ類を中心に291品目を値上げします。家庭用しょうゆの値上げは2023年4月以来、約3年半ぶりです。毎日の調理に使う調味料のため、じわじわと家計に影響が出やすい項目です。

冷凍餃子・中華惣菜を買う家庭

「大阪王将」ブランドの冷凍食品を展開する株式会社イートアンドフーズも、餃子(焼き餃子・水餃子など)カテゴリを2026年9月1日納品分から値上げします。冷凍餃子は常備している家庭も多く、値上げの実感が出やすい商品です。

メーカー別の値上げ詳細

主な対象メーカーの値上げ内容を、公式発表をもとに整理しました。いずれも2026年9月1日納品分からの実施です。

キッコーマン食品
対象291品目(しょうゆ類153品・つゆ類47品・たれ類47品・デルモンテ飲料12品・その他調味料32品)
値上げ幅:希望小売価格で2〜22%(しょうゆ類は5〜9%、つゆ類は5〜22%)
ニッスイ
対象:家庭用冷凍食品・家庭用加工食品(ちくわ、かに風味かまぼこ、フィッシュソーセージ、パウチ商品等の練り製品全品)・業務用冷凍食品の一部
値上げ幅:家庭用冷凍食品 約2〜17%、家庭用加工食品(練り製品) 約5〜17%、業務用冷凍食品 約2〜30%
テーブルマーク
対象:家庭用・業務用冷凍食品の約7〜8割(「カトキチさぬきうどん」「ごっつ旨いお好み焼」など主力品含む)
値上げ幅:約3〜20%
ニップン
対象:家庭用冷凍食品45品目(ラインナップの約7割)
値上げ幅:約7〜15%(最大15%)
イートアンドフーズ(大阪王将ブランド)
対象:餃子(焼き餃子・水餃子など)カテゴリ
値上げ幅:現行出荷価格に対し5〜15%

キッコーマン いつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ450ml

キッコーマン「いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」450ml(9月から336円→356円に改定予定)

ニッスイの冷凍食品ちゃんぽんパッケージ

ニッスイの冷凍食品「ちゃんぽん」。家庭用冷凍食品も9月納品分から値上げ対象

テーブルマークのカトキチさぬきうどんとごっつ旨いお好み焼き

テーブルマークの主力冷凍食品「カトキチさぬきうどん」「ごっつ旨いお好み焼」

家計への影響シミュレーション

値上げ幅は品目により幅がありますが、代表的な値上げ例を基に、月間の食費への影響イメージをまとめました。

しょうゆ(450ml・キッコーマン例)
改定前:336円 → 改定後:356円(+20円・約6%)
つゆ(500ml・キッコーマン例)
改定前:390円 → 改定後:422円(+32円・約8%)
冷凍食品を週2回・月8回購入する家庭の目安
1品あたり平均10%値上げと仮定した場合、1回400円の冷凍食品購入で月あたり約320円の負担増(8回×40円)

個々の値上げ幅は数十円でも、しょうゆ・つゆ・冷凍食品・練り製品と対象カテゴリが重なる家庭では、月あたり数百円単位の負担増につながる可能性があります。




今からできる対策

  • 値上げ前の買いだめ:賞味期限が長いしょうゆ・つゆ・冷凍食品は、8月中の特売時にまとめ買いしておくと9月以降の値上げ分を回避できます。
  • プライベートブランドとの比較:スーパーのPB冷凍食品・調味料は価格改定のタイミングがメーカー品とずれることがあり、比較検討の余地があります。
  • ポイント還元・クーポンの活用:キャッシュレス決済のポイント還元やスーパーの特売クーポンを組み合わせることで、実質的な負担増を抑えられます。
  • まとめ買いと冷凍保存の活用:しょうゆ・つゆは大容量サイズの方が単価が割安になるケースが多く、冷凍食品はまとめ買いして計画的に消費するのが有効です。

値上げと値下げ、どう使い分ける?

2026年9月は4,923品目の値上げラッシュだが、同じ時期に小売・外食側では逆に値下げに動く動きも同時に進んでいる。値上げの中心は調味料・冷凍食品といった家庭の常備品である一方、値下げはプライベートブランド商品や大手チェーンの主力商品に集中しているのが特徴で、買う場所・商品を選び分けることで負担増を一部相殺できる。

イオン「トップバリュ」145品目値下げ
2026年9月2日から、トップバリュ・トップバリュベストプライス等の145品目を対象に、商品ごとに3〜29日間(平均約2週間)の期間限定値下げを実施。イオン145品目値下げの対象と値下げ幅まとめ
イトーヨーカドー「本気の100選。」
2026年9月1日から、イトーヨーカドー・ヨークフーズなど196店舗で毎月100品目以上を入れ替えながら値下げする取り組みを開始。イトーヨーカドー100品値下げの対象商品まとめ
セブン-イレブンのおにぎり値下げ
手巻きおにぎり2品目(具たっぷり辛子明太子・炭火焼銀しゃけ)を2026年9月8日から19円値下げし、税込213円台に。コメの卸価格下落が理由。セブンおにぎり値下げの詳細
くら寿司の最低価格値下げ
寿司メニューの最低価格を115円から110円(税込)に、2026年9月4日から値下げ。くら寿司として創業以来初の最低価格引き下げ。くら寿司110円値下げの対象

値上げが集中する調味料・冷凍食品は、トップバリュや「本気の100選。」の値下げ対象に重なる商品があればそちらに切り替えることで負担増を抑えられる。外食では、くら寿司のように値下げに動いた店舗を選ぶのも一つの対策になる。ただし値下げはいずれも期間限定・対象店舗限定のため、常時続く値上げと違って恒久的な対策にはならない点には注意したい。

注意点

「納品分」であり店頭反映は数週間後になることが多い

各社の発表はいずれも「9月1日納品分から」の出荷価格改定です。実際にスーパーなどの店頭価格に反映されるのは、在庫の入れ替わりに伴い9月中旬〜下旬になることが一般的です。9月1日に一斉に値札が変わるわけではない点に注意してください。

値上げ幅は商品により異なる

各社とも「約〇〜〇%」という幅で発表しており、個別商品ごとの実際の値上げ幅は異なります。また規格変更(内容量の減少)を伴う商品や、発表された改定率を超える商品が含まれる場合もあるため、正確な新価格は購入時にパッケージや店頭表示で確認しましょう。

今後さらに対象品目が追加される可能性

帝国データバンクの調査は各社発表の判明分を集計したもので、今後追加の値上げ発表があれば9月の品目数はさらに増える可能性があります。実際、2026年6月30日発表の前回調査では3,029品目でしたが、7月31日発表の最新調査では4,531品目まで増加しており、この傾向が裏付けられています。最新情報は帝国データバンクや食品業界紙、各社の公式発表で確認するのが確実です。

よくある質問

Q1. 2026年9月の値上げは何品目ですか?

帝国データバンクの調査(2026年8月31日発表の最新調査)によると、2026年9月に値上げが判明している飲食料品は4,923品目で、2026年内(1〜11月判明分)では最多の月間品目数です(7月31日発表では4,531品目、6月30日発表では3,029品目でした)。ジャンル別では調味料1,959品目、加工食品1,848品目、酒類・飲料466品目、乳製品278品目、菓子272品目です。

Q2. なぜ9月に値上げが集中するのですか?

原材料価格の高騰に加え、物流費・包装資材費・人件費・エネルギー費の上昇が重なっているためです。2026年からは中東情勢の影響で包装資材の仕入れ価格が上がったことを理由に挙げる企業も増えています。

Q3. どんな商品カテゴリが対象ですか?

冷凍食品(うどん・お好み焼き・餃子など)、かまぼこ・ちくわなどの練り製品、しょうゆ・つゆ・たれなどの調味料が中心です。日常的によく使う食品が多く含まれています。

Q4. キッコーマンのしょうゆはいくら値上がりしますか?

キッコーマン食品は2026年9月1日納品分からしょうゆ・つゆ・たれ類など291品目を希望小売価格で2〜22%値上げします。しょうゆ類153品目は5〜9%、つゆ類47品目は5〜22%の改定です。家庭用しょうゆの値上げは2023年4月以来、約3年半ぶりとなります。

Q5. 冷凍食品はどのメーカーが値上げしますか?

ニッスイ、テーブルマーク、ニップンなど冷凍食品大手が2026年9月1日納品分から一斉に値上げします。ニッスイは家庭用冷凍食品・練り製品・業務用冷凍食品、テーブルマークは冷凍食品ラインナップの約7〜8割、ニップンは家庭用冷凍食品45品目が対象です。

Q6. 店頭価格はいつから変わりますか?

各社の発表は「9月1日納品分」からの出荷価格改定のため、実際にスーパーなどの店頭価格に反映されるのは在庫の入れ替わりに伴い9月中旬以降になることが多いです。9月1日に一律で値札が変わるわけではありません。

Q7. 値上げを避ける方法はありますか?

賞味期限が長いしょうゆ・つゆや冷凍食品は、値上げ前の8月中に特売などでまとめ買いしておくのが有効です。またプライベートブランド商品との比較や、キャッシュレス決済のポイント還元を組み合わせることで負担増を抑えられます。

Q8. 2026年の年間値上げ品目数はどのくらいですか?

帝国データバンクの調査(2026年7月31日発表)によると、2026年は1〜11月の判明分で累計18,347品目の値上げが判明しており、調査を開始した2022年以降5年連続で年間1万品目を超える見込みです。

まとめ

  • 2026年9月は4,923品目が値上げされ、2026年内で最多の月間品目数(2026年8月31日発表の最新調査、調味料1,959品目が最多)
  • 冷凍食品(ニッスイ・テーブルマーク・ニップン)と練り製品、しょうゆ・つゆ(キッコーマン)の値上げが中心
  • 各社とも9月1日納品分からの改定で、店頭価格反映は9月中旬以降が目安
  • 値上げ前のまとめ買いやPB商品との比較で負担増を抑えられる

※価格・値上げ幅・対象品目は記事作成時点の各社発表に基づきます。最新の価格や対象商品は各メーカーの公式サイト、または店頭でご確認ください。

続報: 2026年10月値上げ3033品目|酒税改正で酒類はどうなるもあわせてご覧ください。

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コメント

“2026年9月値上げ4923品目|冷食・調味料と対策ガイド” への4件のフィードバック

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  2. […] ガソリン補助金は制度開始から継続的に多額の財政負担が発生しており、8月時点で財源が不足する見込みとなっている。財源となる基金の残高は2026年7月末時点で約2,100億円まで減少しており、前月末から約1,700億円も目減りした計算だ。政府は10月分までのつなぎとして予備費から数千億円を追加する方針で、際限のない補助継続は財政的に難しいという事情がある。目安価格の引き上げは、補助の総額を抑えながら制度自体は維持するための調整策といえる。なお2026年9月は食品など幅広い品目でも値上げが予定されており、家計への影響が重なる時期になりそうだ。 […]

  3. […] 電気・ガスがそろって値上げされることで、9月は多くの家庭で光熱費の負担が増える見込みだ。特に夏場はエアコン使用で電力消費量が多くなりがちなタイミングと重なるため、値上げ幅以上に請求額が増えたと感じるケースもありそうだ。電気・ガスに加えて、2026年9月は食品も約3,000品目が値上げされる見込みで、家計全体の負担はさらに大きくなりそうだ。2026年9月値上げ3029品目|冷食・調味料と対策ガイドも参考に、今月は家計全体の見直しを検討したい。 […]

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