Microsoft365のOneDrive容量2TBに激減|いつから・対策

2026年10月10日 公開

Microsoft 365の「Family」と「Premium」で、OneDriveの容量が「1人1TB×最大6人(最大6TB)」から「全員で2TBを共有」に変わります。家族で写真や動画を保存している人ほど影響が大きい変更です。この記事では、対象プラン・いつから・人数別にどれだけ減るか・更新前にやるべき対策を、Microsoft公式ページの記載にそって整理します。

結論

対象はFamily・Premium(2TB共有)とPro(5TB共有)。新規・アップグレード契約は2026年10月8日から適用済みで、既存契約者は2027年5月2日以降の最初の更新後に移行します。Personal(1TB)とBasic(100GB)は変更なし。4人以上で使っている家庭は、更新前に使用量を確認して保存先を分ける準備が必要です。

Microsoft 365 OneDriveのファイル管理画面のイメージ 容量が共有2TBに変更

画像出典: Microsoft(TechPowerUp掲載)

目次

1. 何が変わる?プラン別の容量
2. いつから?新規と既存の違い
3. 家族の人数別・損得試算
4. 容量を超えるとどうなる?
5. 更新前にやるべき対策
6. この変更が向かない人・注意点
7. Xでの反応
8. よくある質問
9. まとめ




何が変わる?プラン別のOneDrive容量

Microsoftのサポートページによると、Microsoft 365のサブスクリプションは「ユーザーごとの容量」ではなく「サブスクリプション全体で共有する容量」になります。プライマリ契約者と追加メンバー最大5人、合計最大6人が1つのプールから使う形です。

Microsoft 365 プラン別OneDrive容量の一覧 Family・Premiumは2TB共有、Proは5TB共有

画像出典: Microsoftサポート掲載内容をもとに作成

Family / Premium

従来は1人1TB(最大6人で6TB)。変更後は全員で2TB共有。

Pro

最大6人で5TB共有。

Personal / Basic

Personalは1TB、Basicは100GB。いずれも1人専用で変更なし。

共有といっても中身が見えるわけではありません。公式ページには「各ユーザーのファイル、写真、ドキュメントは、共有ストレージを使用している場合でも既定で非公開のまま」と明記されています。変わるのは「使える総量を全員で分け合う」点だけです。

Microsoftは、この方式について「1人が容量不足になる一方で、他のメンバーに余りがある状況を避けられる」という趣旨で説明しています。なお、公式ページの日本語版が公開されており、日本のMicrosoft Storeでも Microsoft 365 Family は「2TBの共有クラウドストレージ」と表記されています(年額27,400円・月額2,740円、税込)。




いつから?新規契約と既存契約者の違い

Microsoft 365 共有ストレージの適用時期 新規は2026年10月8日 既存は2027年5月2日以降の更新後

画像出典: Microsoftサポート掲載内容をもとに作成

新規・アップグレードは2026年10月8日から

公式ページには「新規およびアップグレードされたサブスクリプションには、2026年10月8日から共有ストレージが含まれます」とあります。これから新しく契約する人は、最初から2TB共有での契約です。

既存契約者は2027年5月2日以降の最初の更新後

すでにFamily・Premiumを契約している人は、一般に「2027年5月2日以降の最初のサブスクリプション更新後」に共有ストレージへ切り替わります。つまり、2027年5月1日までに更新を迎える人はその更新では従来のまま、5月2日以降に更新が来るタイミングで移行するという読み方になります。年払いの人は次の更新日が最大1年先なので、移行がかなり後ろにずれる可能性があります。自分の更新日はMicrosoftアカウントのサブスクリプション画面で確認してください。

落とし穴: 5月2日より前にアップグレードすると即移行になる

公式ページでは、対象プランへのアップグレードを2027年5月2日より前に行うと、その時点で共有ストレージに切り替わると説明されています。一方、プランのダウングレードだけでは移行は前倒しになりません。「どうせ変わるなら今のうちにPremiumへ」と安易に動くと、従来の1人1TBを自分から手放すことになります。

ボーナス容量の可能性

対象市場の既存顧客は、共有ストレージの導入後に更新したとき「ボーナスストレージを受け取る場合がある」とされています。ただし、容量や条件は公式ページに書かれておらず、日本が対象かどうかも明示されていません。ボーナスを見込んで準備を後回しにするのは避けたほうが安全です。

家族の人数別・損得試算(最大4TB減)

従来は「1人1TB×人数」だったので、人数が増えるほど減り幅が大きくなります。下の図は公式の仕様(従来=1人1TB、変更後=全体で2TB)から計算したものです。

Microsoft 365 Familyの人数別合計容量 従来と変更後の比較 6人家族で6TBから2TBに減少

画像出典: Microsoft公式仕様をもとに当ブログで作成

1人で使っている場合

1TB から 2TB へ増加(得)。Personalとの差は容量が倍になる点。

2人

2TB から 2TB。合計は変わらないが、1人あたり上限1TBの縛りがなくなる分、偏った使い方には有利。

3人

3TB から 2TB。1TB減(1人あたり平均で約667GB)。

4人

4TB から 2TB。2TB減(1人あたり平均500GB)。

5人

5TB から 2TB。3TB減(1人あたり平均400GB)。

6人(フル活用)

6TB から 2TB。4TB減、約67%のダウン(1人あたり平均約333GB)。

料金で見ると、年額27,400円(日本のMicrosoft Storeの表示)のままで、6人が使える総量は6TBから2TBへ3分の1になる計算です。1TBあたりの単価で言えば約3倍になります。なお、価格改定そのものはMicrosoftの案内には記載がありません。

ただし、「全員が1TBを使い切っている」家庭はまれです。実際に効くのは、合計の使用量が2TBを超えている家庭かどうか。使用量が合計で1.5TB以下なら、日常の使い方はほぼ変わりません。

Microsoft 365 Familyで家族がパソコンを囲んで利用するイメージ

画像出典: GIGAZINE

容量を超えるとどうなる?

共有プールが一杯になると、誰か1人ではなくアカウント全体が影響を受けます。Microsoftの「ストレージクォータ」ページによると、容量を超えた状態では次のようになります。

  • OneDrive: 新しいファイルのアップロード・編集・同期ができなくなり、既存ファイルは読み取り専用になる
  • Outlook.com: メールの送受信ができなくなり、受信メールは送信者に返送される
  • Teams: 添付ファイル付きのメッセージを送受信できない

今回の変更では、共有ストレージへ移行した後に容量を超過していても「最大1年間はファイルにアクセスできる」と公式ページに書かれています。ただし、これはあくまで整理するための猶予です。放置してよいという意味ではありません。猶予中の細かい制限は公式ページで確認してください。追加ストレージは最大10TBまで購入できるとされています(料金は各自のアカウント画面で確認)。




更新前にやるべき対策5つ

1. 家族全員の使用量を合算して把握する

まず、メンバーそれぞれのOneDrive使用量を確認し、合計が2TBに収まるかを見ます。ここが対策の出発点です。合計2TB以内なら、実質的な影響はほぼありません。

2. 大きいファイルの置き場所を分ける

容量を食うのは、たいてい写真・動画・PCのバックアップです。使用頻度が低い動画や過去のバックアップは、外付けSSDやNASなどに移すと共有プールを空けられます。OneDriveには「空き容量を増やす」機能があり、パソコン側のローカルコピーを減らせますが、クラウド側の容量は減らない点に注意してください。

3. 5月2日より前のアップグレードは慎重に

前述のとおり、アップグレードで共有ストレージへの移行が前倒しされます。更新日が2027年5月2日以降の人は、それまで従来の容量を使い続けられる可能性があります。

4. 他社クラウドや個人契約と比較する

家族の誰かが大容量を使うなら、その人だけ別のクラウドを使う、あるいはPersonal(1TB)を個別契約する選択肢も出てきます。他社クラウドの料金やプラン内容は変動するため、各社の公式ページで現在の価格を確認してから比べてください。

5. 更新前の通知メールを見落とさない

海外メディアのThe Registerによれば、Microsoftは更新前にリマインダーを送るとされています(The Register)。通知が届いたら、その時点の使用量を必ず確認しましょう。

この変更が向かない人・注意点

  • 4〜6人で契約し、写真・動画を大量に保存している家庭: 共有2TBでは足りなくなる可能性が高い
  • 子どもや家族のスマホ写真を自動バックアップしている人: 全員分が1つのプールに合算される
  • 1人で契約している人: 1TBから2TBに増えるため、むしろ得。ただしPersonalで足りているなら切り替える理由は薄い

共有になって「1人だけが突出して使える」というメリットも生まれますが、「誰かが使いすぎると全員が影響を受ける」というリスクと表裏一体です。家族内で保存ルール(動画はNASへ、など)を決めておくと安心です。

Xでの反応

「え、1人1TB(全体で最大6TB)から全体で2TBに減るの?大半の使用用途なら問題ないんだろうけど、うーん……」

— @suyaniki (2026-10-09)

「MS Office 365 family のOnedrive改悪通知が来た 現在)1TB/ユーザー、計6TB 今後)全ユーザー合計で2TB」

— @mojapic (2026-10-09)

「引用やリプ見る限り容量超えると課金するまでアクセスできなくなるのか? OneDriveって一時的にデータ移すだけの用途じゃん」

— @gyaongyaon (2026-10-09)

「改悪」と受け止める声がある一方、「一時置き場として使っているなら問題ない」という声もあります。結局のところ、自分の家庭の使用量次第で評価が分かれる変更です。

よくある質問

Q. Personalを使っていますが影響はありますか?

A. Personal(1TB)とBasic(100GB)は1人専用のため変わりません。

Q. 既存のFamily契約はいつ2TBになりますか?

A. 2027年5月2日以降の最初の更新後が目安です。それより前の更新では従来のままです。

Q. 家族のファイルは他のメンバーに見えますか?

A. 公式ページでは、共有ストレージでも各自のファイルは既定で非公開のままとされています。

Q. 容量が足りなくなったらどうすればいいですか?

A. 不要ファイルの整理、他の保存先への移行、追加ストレージの購入(最大10TBまで)が選べます。

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まとめ

Microsoft 365 Family・Premiumは、1人1TB×最大6人から「全員で2TB共有」に変わります。新規契約は2026年10月8日から、既存契約者は2027年5月2日以降の最初の更新後が目安です。6人フル活用なら6TBから2TBと最大4TBの減、1人利用なら逆に1TBから2TBに増えます。

まずは家族全員の使用量を合計して2TBに収まるかを確認し、収まらない場合は大きなファイルを外付けSSDや別のクラウドへ逃がす準備を進めましょう。5月2日より前のアップグレードは即移行になる点に注意が必要です。最新の条件・料金は公式で確認してください。

参考・出典

※ 料金・適用条件は変更される場合があります。最新情報はMicrosoft公式ページでご確認ください。





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