ソフトバンクの秋広優人内野手(24)が、来季の戦力構想から外れていることが10月25日に分かった。スポーツ報知と西日本新聞が10月26日に報じた。巨人から2025年5月にトレードで加入して2年目、今季は1軍出場なしで終わった。
球団は秋広に対し、育成選手としての再契約を打診する方針と報じられている。西日本新聞は「近日中に正式発表される」としており、現時点では球団の公式発表前の段階。契約が育成に切り替わっても即退団ではなく、本人が受け入れれば来季もソフトバンクに残る道は残る。

写真:スポーツ報知(Yahoo!ニュース配信)
何が報じられたのか|10月25日に判明した内容
報じられた内容は大きく3点ある。1つ目は、秋広優人内野手(24)が来季の戦力構想から外れていること。2つ目は、球団が育成選手としての再契約を打診する方針であること。3つ目は、今季は1軍の公式戦に一度も出場できなかったことだ。
スポーツ報知は、すでに構想外を通達されている大江竜聖投手とともに2025年5月、リチャード内野手との2対1の交換トレードで巨人から加入した選手だと伝えている。西日本新聞は、24日に開幕した日本シリーズ(対DeNA)の出場資格者名簿からも外れていたと報じた。

写真:西日本新聞社(Yahoo!ニュース配信)
なお、日本シリーズはソフトバンクが10月25日の第2戦に延長10回の末4対3で勝ち、DeNAに2連勝している。チームが日本一へ進む中で、1軍に縁のなかった選手の去就が先に報じられた形だ。
巨人からトレード移籍までの経緯
秋広は二松学舎大付高から巨人に入団した。身長201cm、体重107kgという恵まれた体格を買われ、巨人では松井秀喜新監督が現役時代につけた背番号55を継承している(スポーツ報知)。
巨人時代の成績
2023年は121試合に出場して打率.273、10本塁打、41打点と自己最高の成績を残した。翌2024年は本塁打0本(ノーアーチ)に終わり、活躍が続かなかった。
2025年5月のトレード
2025年5月、秋広は大江竜聖投手とともに、ソフトバンクのリチャード内野手との2対1の交換トレードで移籍した。デビュー戦となった5月15日の西武戦(みずほPayPayドーム)に「6番・左翼」で先発し、移籍後初安打を記録している。
巨人側の動きは別の記事でまとめている。今オフの巨人の育成再契約や新体制については巨人の自由契約6人と育成再契約の見通し、松井新監督の新コーチ陣も参照してほしい。

独自作成の時系列図(出典:スポーツ報知・西日本新聞 2026年10月26日配信)
成績の推移|1軍出場なしに至るまで
移籍後の成績を、巨人での最高成績と並べると変化がわかりやすい。2023年の巨人は121試合で10本塁打を放ったが、2025年のソフトバンクでは22試合で1本塁打にとどまった。2026年は1軍の出場そのものがない。

独自作成の成績比較(出典:スポーツ報知・西日本新聞)
2025年(ソフトバンク1年目)
22試合で打率.208、1本塁打、4打点。報知は「上々のスタート」と表現した一方、結果的に1本塁打で終わったとしている。
2026年(ソフトバンク2年目)
同じ一塁や左翼を守る正木智也が、レギュラーとして完全に開花したことが報じられている。秋広は7月11日にファーム・リーグの広島戦(由宇)で2本の満塁本塁打を放ったが、1軍出場なしに終わった。1軍出場がなかったのは、プロ2年目以来となる(西日本新聞)。
補足すると、日本シリーズでは正木が第2戦でシリーズ1号の先制ソロを放っている。秋広と同じ守備位置の選手が主力として結果を出していることが、出場機会の少なさにつながったと読める。
今オフのソフトバンクの動き
今オフのソフトバンクでは、10月6日に大江竜聖投手(27)ら4人への戦力外通告が球団から発表された。大江は今季、救援で3試合に投げて防御率0.00だった。育成選手の長谷川威展投手(27)、ハモンド投手(22)、桑原秀侍内野手(24)も来季の契約を結ばない方針で、4人とも現役続行を希望している(デイリースポーツ)。
これに加えて、10月25日に秋広の構想外が報じられた。西日本新聞は、昨オフの現役ドラフトでロッテから移籍した中村稔弥投手(30)と、3年目の岩井俊介投手(25)も来季の戦力構想から外れたとみられると伝えている。

独自作成の一覧図(出典:デイリースポーツ・スポーツ報知・西日本新聞)
戦力外通告は球団が選手に「来季契約しない」と伝え、球団が発表するもの。構想外は「来季の戦力計画に入っていない」という段階で、育成での再契約を打診するケースを含む。秋広は現時点で後者として報じられており、戦力外通告が発表されたわけではない。
全12球団の対象選手はプロ野球戦力外2026 全12球団の対象選手まとめ、他球団の例は広島カープの戦力外6選手で確認できる。
育成再契約とは何か|秋広の今後の選択肢
支配下登録の選手を育成契約に切り替える場合、球団は一度その選手との契約を終了し、あらためて育成選手として契約を結ぶ手順になる。報道で「育成での再契約」と呼ばれるのはこのためだ。
育成契約になると何が変わるか
| 項目 | 育成契約での扱い |
|---|---|
| 1軍の公式戦 | 支配下登録されるまで出場できない |
| 背番号 | 3桁の背番号になるのが一般的 |
| 現役ドラフト | 対象は支配下選手のため、育成のままだと対象外 |
| 支配下復帰 | 球団が再び支配下登録すれば1軍に戻れる |
秋広に考えられる3つの道
同じオフに自由契約となる選手の動きはプロ野球FA2026の有資格者104人でも整理している。
補足として、今年の現役ドラフトは12月9日に実施されると報じられている。支配下選手が対象となるため、秋広が育成契約のままであれば対象にはならない。
注意点|報道段階で確定していないこと
この件は、あくまでスポーツ報知と西日本新聞の2紙による報道が根拠で、ソフトバンクからの正式発表は出ていない(2026年10月26日時点)。「育成で再契約」と書かれているが、「打診する方針」「模様」の段階で、秋広本人が受け入れたかどうかも報じられていない。
この記事は、秋広の来季の所属先を断定するものではない。正式発表で契約内容が変わる可能性もあるため、最終的な情報は球団の公式発表で確認してほしい。
秋広の来季の背番号や契約金額、他球団への移籍の可能性を知りたい人には向かない。これらはいずれも現時点で報じられていない。
日本シリーズの経過については川村友斗の決勝弾と第2戦の流れや第2戦の予告先発の記事で扱っている。
よくある質問
Q. 秋広優人は戦力外通告を受けたのですか?
A. 報道では「戦力構想外」で、球団は育成選手としての再契約を打診する方針とされている。戦力外通告の発表は確認できていない(10月26日時点)。
Q. 秋広の今季の成績は?
A. 今季は1軍の出場がなかった。ファームでは7月11日の広島戦で2本の満塁本塁打を放っている(スポーツ報知)。
Q. なぜ構想外になったのですか?
A. 球団からの理由の発表はない。報道では、同じ一塁や左翼を守る正木智也がレギュラーとして定着したことが挙げられている。
Q. 育成契約になったら二度と1軍には出られませんか?
A. そうではない。球団が支配下登録すれば1軍の試合に出場できる。支配下登録の手続きが必要になる、というのが違い。
Q. 正式発表はいつですか?
A. 西日本新聞は「近日中に正式発表される」と伝えている。具体的な日時は報じられていない。
まとめ
・秋広優人内野手(24)が来季の戦力構想外。球団は育成での再契約を打診する方針と報じられた。
・2023年は巨人で121試合・10本塁打。2025年のトレード後は22試合1本塁打、2026年は1軍出場なし。
・今オフのソフトバンクは大江竜聖投手ら4人に戦力外通告。中村稔弥、岩井俊介の両投手も構想外とみられる。
・育成再契約を受ければソフトバンクに残れる。1軍に戻るには支配下登録が必要になる。
・現時点で球団の正式発表はなく、契約内容は変わる可能性がある。
公式情報は福岡ソフトバンクホークス公式サイトのニュースと、NPB公式の公示・発表ページで確認できる。
公開日:2026年10月26日 / 最終更新:2026年10月26日。選手の契約や成績は正式発表で変わることがある。最新の情報は公式サイトで確認してほしい。
参考・出典
- スポーツ報知「【ソフトバンク】元G戦士の秋広優人が来季戦力構想外…」(2026年10月26日、Yahoo!ニュース配信)
- 西日本新聞「巨人からトレード移籍のソフトバンク秋広優人 来季構想外に 今季1軍出場なし」(2026年10月26日、Yahoo!ニュース配信)
- デイリースポーツ「ソフトバンク 大江ら4人戦力外通告 いずれも現役続行を希望」(2026年10月7日)
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