日本郵便が2026年10月1日から「ゆうパック」「ゆうパケット」「クリックポスト」の料金を一斉に改定します。フリマ発送やお歳暮の手配で使う人にとって、9月30日と10月1日で送料が変わる大きな節目です。この記事では新旧料金・値上げ幅・「どのサイズが一番損か」の差額と、9月中にできる対策を整理します。
結論(先に要点)
改定は10月1日から。ゆうパックは平均約10%増(140サイズ以上は約20%)、ゆうパケットは厚さ3段階を一律360円に統合し、これまで250円だった厚さ1cm以内の利用者は+110円(44.0%増)と最も負担増が大きい。クリックポストは185円→240円(重量上限は1kg→2kgに緩和)。値上げ率で最も損なのは「薄い荷物を1cm以内で送っていた人」です。
(2026年9月20日追記: 日本郵便の発表とmailmate.jpの試算をもとに、関東-近畿間などサイズ別の具体的な新旧料金を追記しました)
画像出典: 日本郵便(公式)
何がいつから変わる?
日本郵便は2026年7月3日に料金改定を発表しました。実施日は2026年10月1日。対象は宅配便の「ゆうパック」、薄型の「ゆうパケット」、日本郵便が提供するフリマ向けサービス「クリックポスト」、それに郵便局で売っている包装用品(箱・封筒など)です。値上げの理由は人件費・燃料費の高騰とされています。9月30日までに引き受けられた荷物は旧料金、10月1日以降は新料金です。
改定日
2026年10月1日(発表は7月3日)
対象
ゆうパック/ゆうパケット/クリックポスト/郵便局の包装用品
ゆうパックはいくら上がる?
ゆうパックの基本運賃は「全国平均で約10%」の引き上げですが、上がり方は荷物のサイズと送り先で大きく変わります。日本郵便の公表と各メディアの試算をもとにすると、関東発の目安は次の通りです。
同一県内あて
約2%と小幅
60〜120サイズ
約10%(全国平均並み)
140サイズ以上
約20%と、平均の倍の上げ幅
つまり大きい荷物を遠方へ送るほど値上げ率が高いのがゆうパックの特徴です。ゴルフ・スキー・空港の各ゆうパックには、今回あわせて荷物1個あたり30kg以下の重量条件が新設されます。正確な料金はサイズ・距離で異なるため、発送前に日本郵便の公式プレスリリースで新料金表を確認してください。
サイズ別の具体的な新旧料金(関東発)
時事通信の報道によると、関東〜近畿間の場合、60cm以下は990円→1,090円(+100円・約10%)、80cm以下は1,310円→1,440円(+130円・約10%)に改定されます。同一県内あてはさらに上げ幅が小さくなる傾向です。
| サイズ/区間 | 現行 | 新料金 |
|---|---|---|
| 60cm以下(関東-近畿) | 990円 | 1,090円 |
| 80cm以下(関東-近畿) | 1,310円 | 1,440円 |
※上記は関東〜近畿間の一例。区間・サイズごとに値上げ率は2%〜最大約40%まで幅があり、全国平均は約10%です。正確な金額は発送区間ごとに公式の料金表でご確認ください。
ゆうパケットが一律360円に|1cm利用者は+110円
薄型のゆうパケットは、これまで厚さで3段階に分かれていました。この段階制が10月1日から一律360円(厚さ3cm以内)に統合されます。厚さの上限(3cm)は変わりません。
厚さ1cm以内
250円 → 360円(+110円・44.0%増)
厚さ2cm以内
310円 → 360円(+50円)
厚さ3cm以内
360円 → 360円(据え置き)
薄い物(アクセサリー・カード・薄手の衣類など)を1cm以内でこまめに送っていた人ほど打撃が大きく、値上げ率で見ればゆうパケットの1cm区分(44.0%)が今回の改定で最も損になります。厚さに余裕があるなら、これまでと同じ360円で3cmまで送れると考えると割り切りやすくなります。
クリックポストは240円に(重量2kgまで緩和)
全国一律料金でフリマ発送に人気のクリックポストは、185円から240円(+55円・29.7%増)になります。値上げと同時に、重量上限が1kg→2kgに倍増し、サイズ条件も緩和されます。単純な値上げだけでなく「重い物も送れるようになる」プラス面がある点はゆうパケットと異なります。
クリックポスト
185円 → 240円 / 重量上限1kg → 2kg / サイズ条件緩和
1kg超〜2kgの荷物をこれまでゆうパック等で送っていた人にとっては、10月以降クリックポスト240円で送れる場面が増え、むしろ安くなるケースもあります。
【損得試算】どの発送が一番損か
値上げ率(=同じ物を送ったときの負担増の大きさ)で並べると、損な順は次の通りです。
1位:ゆうパケット 厚さ1cm以内
+110円 / +44.0%。薄物をこまめに送る人が最も影響大
2位:クリックポスト
+55円 / +29.7%。ただし2kgまで送れる緩和あり
3位:ゆうパック 140サイズ以上(遠方)
約+20%。大型・長距離ほど上げ幅が大きい
影響小:ゆうパケット3cm/ゆうパック県内
据え置き〜約2%。ほぼ変わらない
たとえば厚さ1cmの薄物を月10件送っている人なら、+110円×10件=月1,100円の負担増。年間では約1.3万円の差になります。自分の発送がどの区分に多いかを把握するだけで、対策の優先度が見えてきます。
9月中にやるべき対策は?
9月30日までは旧料金です。値上げをやわらげる現実的な手を挙げます。
1. 発送予定は9月中に前倒し
フリマの発送、お歳暮・ギフトの早期手配など、10月にまたぐ予定があるものは9月30日までに引き受けてもらえば旧料金です。とくに薄物(ゆうパケット1cm区分)や185円クリックポストの発送は9月中に済ませるほど得です。
クリックポストが旧運賃185円のままになるかどうかは「発送日」ではなく「支払手続きを完了した日」で決まります。9月30日までに送り状の作成・支払いを済ませておけば、実際の投函が10月にずれ込んでも、ラベルの有効期限(支払完了の翌日から7日間)内なら185円のまま使えます。9月30日当日に慌てて郵便局へ持ち込む必要はなく、期限内に手続きだけ済ませておけば間に合います。
2. 梱包を見直して区分を最適化
10月以降はゆうパケットが厚さに関係なく360円になるため、3cmギリギリまで詰めても料金は同じ。薄物を分けて何通も送るより、まとめて1通にした方が有利になる場面が増えます。逆に「1cmで安く」という節約テクは10月で意味がなくなります。
3. 重い荷物はクリックポストの2kg緩和を活用
10月からクリックポストは2kgまで対応。1kg超の荷物をゆうパックで送っていた人は、240円で収まらないか比較する価値があります。
4. 他社便との比較も忘れずに
薄型・小型は各社のフリマ提携便(ネコポス・宅急便コンパクト等)と横並び比較するのが基本。1つの発送方法に固定せず、荷物ごとに一番安い便を選び直すのが値上げ後の鉄則です。
正直な注意点
「9月中の駆け込み発送」は送る予定が確実にある物だけにしましょう。使う当てのない箱や封筒を旧料金でまとめ買いしても、保管場所や使い切れないリスクを考えると得とは限りません。また県内あて中心の人は上げ幅が約2%と小さく、慌てて対策する必要はほぼありません。
よくある質問
ゆうパケットはいくらになりますか?
2026年10月1日から厚さに関係なく一律360円(3cm以内)です。これまで250円だった厚さ1cm以内は+110円の値上げになります。
クリックポストは何円に値上げされますか?
185円から240円(+55円)です。同時に重量上限が1kgから2kgへ緩和されます。
ゆうパックはどのくらい上がりますか?
全国平均で約10%ですが、同一県内は約2%、140サイズ以上は約20%と、サイズ・距離で幅があります。
9月30日に出せば旧料金ですか?
ゆうパック・ゆうパケットは9月30日までの引き受け分が旧料金です。クリックポストだけは基準が異なり、9月30日までに支払手続きを完了していれば、投函が10月にずれ込んでもラベルの有効期限内(7日間)は旧運賃185円のまま使えます。
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まとめ
2026年10月1日の日本郵便の料金改定は、ゆうパック平均約10%増、ゆうパケット一律360円(1cm以内は+110円で最も損)、クリックポスト240円(重量2kgまで緩和)が柱です。損得は「自分がどの区分を多く使うか」で決まります。薄物を1cmで送っていた人は9月中の前倒し発送と梱包の見直しが効果的。逆に県内あて中心なら影響は小さく、慌てる必要はありません。10月からは荷物ごとに一番安い便を選び直す習慣が家計を守ります。
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参考・出典
(2026年9月7日 公開) 料金・条件は変更される場合があります。発送前に日本郵便の公式最新情報をご確認ください。
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