(2026年8月17日 公開/2026年8月18日 更新: 公式ステータスページで最新状況を再確認/2026年8月19日 更新: 依然として調査中、発生から7日目に突入)
ビジネスチャット「Slack」で、2026年8月13日から一部ユーザーが過去のメッセージを見られなくなる障害が発生している。発生から6日以上が経過した8月19日時点でも公式ステータスページ上では調査中のままとなっており、影響が続いているユーザーもいる状況だ。本記事では、障害の原因・現在の復旧状況・影響を受けるユーザーの条件・今できる対処法を整理する。
画像出典: Slack公式ステータスページ(slack-status.com)
何が起きている?障害の概要
Slackの公式ステータスページ(slack-status.com)によると、今回のインシデント名は「Trouble Accessing Historical Messages With Custom Data Retention Policies Enabled」(カスタムデータ保持ポリシー有効時に過去メッセージへのアクセスに問題)。発生は2026年8月13日で、独自のメッセージ保持設定(カスタムリテンションポリシー)を有効にしている一部のワークスペース・チャンネルで、古いメッセージの表示・読み込みができなくなる不具合が報告された。
公式の障害詳細ページの更新ログでは、「カスタムチャンネルの保持設定は影響を受けた顧客向けに復元された(Custom channel retention settings have been restored for affected customers)」との案内があった一方、「一部顧客ではカスタム保持ジョブの処理が根本原因の解消作業のため保留中(Custom retention jobs remain on hold for some customers as we work to fully resolve the underlying cause)」とも記載されており、部分的な復旧にとどまっていることが明かされている。
いつ復旧する?現在のステータス
2026年8月19日時点で公式ステータスページを改めて確認したところ、当該インシデントのステータスは依然として「Investigating(調査中)」のままで変化はない。ステータスページ上のインシデント発生期間の表示も「8月13日〜8月19日」に更新されており、発生から7日目に入っても継続対応中であることがわかる。ページ上部の機能別ステータス一覧では、「Messaging(メッセージング)」と「Workspace/Org Administration(ワークスペース・組織管理)」の2項目が異常(“Something’s not quite right”)として表示されており、この2機能が今回の障害の影響範囲であることがわかる。それ以外のログイン/SSO・接続・ファイル・通知・ハドル・検索・API・ワークフロー・キャンバスといった機能はすべて正常稼働と表示されている。
Slackは復旧の具体的な完了時刻を公式には明言していない。障害情報は同社が随時更新するステータスページで確認できるため、影響を受けている場合はブックマークして更新を追うのが確実だ。
影響を受けるのはどんな人?
今回影響を受けているのは、ワークスペースで「カスタムデータ保持ポリシー(Custom Data Retention Policies)」を設定している顧客に限られる。これはSlackの標準設定とは別に、企業側が独自にメッセージの保存期間(自動削除までの日数など)をチャンネルごとに細かく設定できる機能で、主にセキュリティ・コンプライアンス要件が厳しい企業や、有償プランでこの機能を有効化しているワークスペースが対象になりやすい。
公式ページでは影響範囲を「a subset of channels with custom message retention settings(カスタムメッセージ保持設定を持つチャンネルの一部)」と説明しており、全ユーザーが影響を受けるわけではない。ログイン・接続性・ファイル共有・通知・検索・Huddles(音声通話)・API・ワークフロー・キャンバスといった機能は、ステータスページ上では正常と表示されている。
今すぐできる対処法は?
検索・通知は正常なので業務は続けられる
今回の障害は過去メッセージの閲覧に限定されており、新規メッセージの送受信・通知・検索機能自体は公式ステータス上「正常」と表示されている。そのため、直近のやり取りや通常業務は通常通り継続できるケースが多い。過去ログを参照する必要がある業務のみ影響を受ける形になる。
管理者はステータスページを定期チェック
ワークスペースの管理者は、slack-status.comの当該インシデントページをブックマークし、更新のたびに状況を確認するのが現実的な対処法になる。また、社内で「過去メッセージが見られない」という問い合わせが増えている場合は、個別の端末不具合ではなくSlack側の既知の障害である旨を周知しておくと混乱を避けられる。
サポートへの問い合わせ
個別のワークスペースで復旧の目処について詳しく知りたい場合は、Slackの公式サポート窓口(Slackヘルプセンターの問い合わせフォーム)から状況を確認する方法もある。有償プランの場合はサポート優先度が高く設定されていることもあるため、業務影響が大きい場合は問い合わせを検討したい。
直近のSlack障害の傾向
公式ステータスページの履歴によると、Slackでは過去にも接続障害やメッセージ表示の不具合が断続的に発生している。今回のインシデントも、発生から7日が経過した8月19日時点でなお「調査中」の表示が続いており、原因の完全な特定・恒久対応には時間がかかっていることがうかがえる。カスタムデータ保持ポリシーのような企業向けの高度な設定機能は、一般的な機能に比べて障害発生時の切り分けや復旧に時間を要する傾向があるとみられる。なお、ビジネスチャット・クラウドサービス系の障害は今回に限らず頻発しており、Teams障害はいつ復旧?会議・通話の不具合の原因と対処やAWS障害でPayPay・ニコニコに影響|原因と復旧状況、クレジットカード決済障害7月16日|使えない原因と現状・対処法まとめのようなケースも直近で発生している。業務システムの障害情報は普段から公式ステータスページを確認する習慣をつけておくと安心だ。
まとめ
Slackで2026年8月13日から発生している「カスタムデータ保持ポリシー有効時に過去メッセージが見られない」障害は、8月19日時点でも公式ステータスページ上で調査中となっている(同日に改めて確認したが状況に変化はなく、発生から7日目に入っている)。影響を受けるのはカスタムリテンションポリシーを設定した一部のワークスペースのみで、ログインや新規メッセージの送受信、通知、検索などは正常に利用できる。復旧の最新状況は必ず公式ステータスページ(slack-status.com)で確認してほしい。
よくある質問
Slackの障害はいつ復旧しますか?
2026年8月19日時点で、Slack公式ステータスページ上では当該インシデントは「調査中(Investigating)」のままで、復旧の具体的な時刻は公式に発表されていない。最新状況は公式ステータスページで随時確認できる。
誰でも過去メッセージが見られなくなりますか?
いいえ。影響を受けるのは、ワークスペースで独自の「カスタムデータ保持ポリシー」を設定しているチャンネルの一部に限られる。標準設定のワークスペースは対象外とみられる。
新規メッセージの送受信はできますか?
公式ステータスページ上ではログイン・接続性・通知・検索などは正常と表示されており、通常のメッセージ送受信自体は多くの場合継続して利用できる。影響は主に過去メッセージの閲覧・管理機能に限定されている。
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