日本ハムは2026年10月5日、主力ソーセージ「シャウエッセン」の2束入りを、内容量117g×2パックから107g×2パックへ変更すると発表しました。参考小売価格は702円(税込)のまま据え置きで、価格は変わらずに量だけが減る「実質値上げ」です。
結論
2束の内容量は234gから214gへ20g減(減量率は約8.5%)。702円で買う場合、100gあたりの単価は300.0円から約328.0円へ上がり、実質の値上げ率は約9.3%です。新規格を約642円以下で買えれば、従来の定価と同じグラム単価になります。
(2026年10月5日 公開)
画像出典: 日本ハム株式会社(PR TIMES)
この記事の目次
- 何がいつから変わる?公式発表の整理
- 実質何%値上げ?100gあたりで自前試算
- 「1本あたりの重量アップ」の意味と本数
- 店頭ではいつから?旧規格との見分け方
- 少しでも安く買うコツと損益分岐
- 日本ハム約220品目値上げとの関係
- Xでの反応
- 買う人・見直す人の目安とFAQ
何がいつから変わる?公式発表の整理
日本ハムの発表(PR TIMES)によると、変わるのは2束入りの内容量です。商品概要は次のとおりです。
発売時期について、FNNプライムオンラインは「10月からリニューアル発売」と報じています。公式リリースに具体的な切り替え日は書かれておらず、10月5日(月)からTVCM「ぱっつんぱっつん」篇の放映と、新聞広告・屋外広告・店頭ポスター・公式SNSでの宣言広告が始まりました。
画像出典: 日本ハム株式会社(PR TIMES)
新聞広告には「内容量を少しだけ減らすことになりました」「意地の107g」と、減量の事実が明記されています。値上げではなく量を減らす形を選んだことを隠さず伝える、という姿勢の広告です。
実質何%値上げ?100gあたりで自前試算
価格が同じでも量が減れば、実質的な値上げです。参考小売価格702円を基準に、100gあたりの単価で比べます(下の数字は公式発表の内容量と価格から計算した当ブログの試算です)。
ここで注意したいのは、減量率(約8.5%)と実質値上げ率(約9.3%)は別の数字という点です。「8.5%減った」と聞くと値上げ率も8.5%に見えますが、同じお金で買える量が減る分、単価の上がり方は減量率より大きくなります。1gあたりでは3.00円から約3.28円へ、約0.28円高くなる計算です。
店頭の実売価格は店ごとに異なるため、実際の値上げ幅は「参考小売価格に対して」の目安です。特売価格で買う人は、特売価格を基準に同じ計算をしてください。
「1本あたりの重量アップ」の意味と本数
日本ハムは「内容量は減っても、1本あたりの重量をアップした」と説明しています。1パックの総量(117g→107g)が減りながら1本あたりが重くなる以上、算数上、1パックに入る本数は減ることになります。
ただし、公式リリースと各報道には本数の記載がありません。X上では「6本から5本になった」という声も出ていますが、当ブログでは公式に確認できていないため本数は断定しません。購入時はパッケージの表記で確認してください。
画像出典: 日本ハム株式会社(PR TIMES)
メーカーが示した「食べ応え」の根拠
日本ハムは日本音響研究所の協力で、リニューアル品と従来品の咀嚼音を比較・分析したと発表しています。リニューアル品は一口目の音が全体的に大きく、人が聴感上感じやすい2,000〜5,000Hzの音域にも広く分布する傾向が確認されたとのことです。また75名分の録音データのうち56名でリニューアル品の録音時間が長く、平均では従来品より5.45秒長かったと説明しています。これはメーカー自身が行った分析結果である点は踏まえて読む必要があります。
画像出典: 日本ハム株式会社(PR TIMES)
店頭ではいつから?旧規格との見分け方
公式に切り替え日の記載がないため、いつどの店で新規格に変わるかは店舗の在庫次第で、旧規格(117g×2)と新規格(107g×2)が売り場に並ぶ期間があるとみられます(当ブログの推測です)。見分けるポイントは次の2つです。
旧規格が残っている店では、同じ価格でも量が多い旧規格のほうが得です。
画像出典: 日本ハム株式会社(PR TIMES)
少しでも安く買うコツと損益分岐
実質値上げの影響を抑えるために、できることを整理します。
100gあたりの単価で比較する
特売チラシの「1袋◯◯円」は、規格が違うと比較できません。「価格 ÷ 内容量(g) × 100」で100gあたりの単価を出すと、旧規格・新規格・他ブランドを同じ土俵で比べられます。
新規格が何円なら従来と同じ単価か
従来の参考小売価格のグラム単価(300.0円/100g)に新規格を合わせると、702円 × 214 ÷ 234 ≒ 642円です。新規格が642円以下で売られていれば、定価時代と同じグラム単価で買えます。特売やドラッグストア・スーパーごとの実売価格を見るときは、この642円を一つの目安にしてください。
賞味期限30日を使い切れる範囲でまとめ買い
賞味期限は開封前で30日、保存は冷蔵10℃以下です。特売日に複数買う場合は、使い切れる量にとどめましょう。冷凍保存の可否は公式発表に記載がないため、ここでは推奨しません。
画像出典: 日本ハム株式会社(PR TIMES)
日本ハム約220品目値上げとの関係
日本ハムは2026年6月22日、シャウエッセンを含む約220品目について、8月1日から納品価格を順次引き上げると発表しています(日本経済新聞)。改定率は5〜46%で、内訳は家庭向け約140品目、業務用約45品目、冷凍食品約35品目。この中には内容量を減らす実質値上げも含まれるとされています。
10月5日に発表されたシャウエッセン2束の内容量変更が、この約220品目の規格変更とどのような関係にあるのかは、公式リリースでは明示されていません。確実に言えるのは、原材料・包装資材・物流・エネルギーコストの上昇を理由に、同社が段階的に価格・規格の見直しを進めているという点です。食品全体の値上げについては、次の記事も参考になります。
Xでの反応
発表当日の10月5日、Xでは新聞広告のコピー「時代に負けてたまるか。」と中身の減量とのギャップをめぐって賛否が出ています。
「こんだけ煽っといて内容量が減るのは普通に時代に負けてる」「家族で食べるのに6本から5本だと分けにくい」といった不満の声が拡散されています。
— Xユーザー (2026-10-05)
「セールで348円の呪い」のように、過去の安い価格のイメージが強すぎて、それより高いと買わない人が出るのではないか、企業が値上げを避けてステルス値上げに向かう一因でもある、という指摘も。
— Xユーザー (2026-10-05)
「値上げ続きで他ブランドとの価格差がほぼないと思い、久しぶりにシャウエッセンに戻した。やっぱり美味しい」という、価格差が縮まったことをむしろ肯定的に捉える声もあります。
— Xユーザー (2026-10-05)
不満が目立つ一方で、広告の「正直さ」を評価する声や、実質値上げでも買い続けるという声も見られ、反応は割れています。
買う人・見直す人の目安とFAQ
向いている人・向かない人
「パリッ」とした食感やブランドの味にこだわる人は、約9.3%の実質値上げを払ってでも選ぶ価値があります。一方、家族で本数を分け合う家庭や、グラム単価を最優先で選ぶ人には負担感が増すため、他ブランドの100g単価との比較や特売の活用をおすすめします。味の評価には個人差があり、新規格が本当に「おいしくなった」かどうかは、メーカーの説明だけでなく自分で食べて判断するのが確実です。
Q. 価格は上がるの?
A. 2束の参考小売価格は702円(税込)で据え置きです。内容量が減るため実質値上げとなります。実売価格は店舗ごとに異なります。
Q. 1束だけの商品も変わる?
A. 公式リリースで変更が明記されているのは「シャウエッセン2束」です。他の容量・シリーズについては発表を確認できていません。
Q. 味や食感は変わらない?
A. メーカーは「パリッ!!としたおいしさはそのまま」と説明しており、1本あたりの重量を増やして肉感を高めたとしています。味の感じ方には個人差があります。
まとめ
- シャウエッセン2束は117g×2から107g×2へ(2束で20g減)、702円据え置き
- 100gあたり300.0円から約328.0円で、実質値上げ率は約9.3%
- 1本あたりは重くなる一方、本数は減る計算(公式は本数を明記せず)
- 新規格が約642円以下なら、従来と同じグラム単価
- パッケージの「107g×2」と「肉感アップ!!」表示で新規格を判別できる
価格や内容量、販売状況は店舗や時期によって異なる場合があります。購入前に公式サイトや店頭で最新情報をご確認ください。
参考・出典
- 日本ハム「シャウエッセン」リニューアル発表(PR TIMES・2026年10月5日)
- FNNプライムオンライン(ライブドアニュース配信・2026年10月5日)
- AdverTimes(2026年10月5日)
- 日本経済新聞「日本ハム、シャウエッセンなど値上げへ 容量減含め約220品目」
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