【レベルファイブ】AI映像で謝罪の経緯|日野社長の説明まとめ

(2026年9月17日 公開)

ゲーム会社レベルファイブのオンライン発表会で流れた映像に生成AIが使われていたことが分かり、代表取締役社長の日野晃博氏が謝罪する事態になった。結論から言うと、謝罪は2段階で行われている。9月12日に「発表会を派手にしたかった」という使用意図の説明と謝罪があり、9月16日には「安易にAIを使い、ヒューマンエラーまでAIと誤解される状況になってしまった」「今後、公開する映像ではAIを避ける」という追加の反省コメントが本人のXアカウントから発信された。発売されるゲーム本編には「安易なAI出力データは入れない」という方針は変わっていない。

レベルファイブのオンライン発表会LEVEL5 VISION 2026 IIに登場したAI生成映像の日野晃博氏アバター

画像出典: Game*Spark記事より、発表会冒頭のAI生成映像




何が起きたのか|発表会の経緯

発端は2026年9月10日に配信されたオンライン発表イベント「LEVEL5 VISION 2026 II 夢」。『レイトン教授』シリーズのリメイクや『イナズマイレブン』新作などのタイトル映像が公開されたが、配信中からX上で「キャラクターの動きが不自然」「背景の作り込みが崩れている」といった指摘が相次いだ。特に『イナズマイレブン』の新作映像では、観客や建物群など背景の一部にAIで生成した素材を合成していたことが判明し、「発表内容よりAIの方が気になる」という反応が広がった。翌週にかけてファミ通・AUTOMATON・Game*Spark・KAI-YOUなど複数のゲームメディアが一斉にこの件を報じ、ニュースとして大きく取り上げられる展開になった。




日野社長は9月12日に何を謝罪した?

日野晃博社長は9月12日、自身のX上でAI使用について説明と謝罪を投稿した。使用理由については「発表会をわかりやすく派手にしたいという思いから、最新のAIを使った実験も兼ねた処理を組み込んでいた」と説明。不快に感じた視聴者に対して「深くお詫び申し上げます」と謝罪した。同時に強調したのが、発売されるゲーム本編とのすみ分けだ。シナリオ・キャラクターデザイン・基礎設定など作品の魅力や個性に関わる部分はすべて人の手で作られており、AIによる効率化を狙っているのは主に「人が作ったクリエイティブをデジタル化する部分」に限られると説明している。

レベルファイブ発表会でAI生成された妖怪ウォッチ風の日野晃博氏デフォルメキャラクター映像

画像出典: ファミ通.com記事より、発表会映像の一場面

具体的にどこにAIが使われていた?

報道によると、AIが使われていたのは大きく2種類の用途だ。1つは『イナズマイレブン』新作映像で、観客や建物群など背景を生成し、キャラクターの後ろに合成する形で使われていた。もう1つはタイトル画面や背景美術の「案出し」段階で、画像生成モデルを使ってレイアウト案を作り、そこに足りない要素を人の手で加えてブラッシュアップする使い方だという。つまり最終成果物そのものをAIだけで完結させたわけではなく、初期案の生成や背景素材の一部にAIを活用していた、という説明になる。ただし配信映像全体を通してキャラクターの動きや質感に違和感が出ていた部分もあり、そこが「発表内容よりAIが気になる」という反応につながった。

9月16日の追加コメントで何が変わった?

9月12日の説明だけでは収まらず、日野社長は9月16日にXで改めて反省の言葉を投稿した。内容として伝えられているのは「安易にAIを使い、ヒューマンエラーまでAIと誤解される状況になってしまった」という趣旨のコメントと、「今後、公開する映像ではAIを避ける」という方針転換だ。つまり9月12日時点では使用意図の説明にとどまっていたが、9月16日には今後の発表映像そのものでAI利用を控える方向へ一歩踏み込んだ形になる。この投稿はX上で改めて拡散され、「懲りていない」という厳しい声がある一方、「発売ゲームにAIを使わないなら効率化自体は否定しなくていいのでは」という擁護の声も見られ、賛否は分かれたままだ。

LEVEL5 VISION 2026 IIに登場した日野晃博氏の3DCGアバターキャラクター

画像出典: KAI-YOU記事より、発表会に登場した日野晃博氏のアバター映像




発売されるゲーム本編への影響は?

ファンが最も気にしているのは「発売される『レイトン教授』リメイクや『イナズマイレブン』新作の本編品質」だろう。この点について日野社長は一貫して「発売されるゲームに、安易なAI出力データが入ることはない」と説明しており、シナリオやキャラクターデザイン、基礎設定は人の手で作るという方針は変えていない。あわせて明かされたのが、現在5年程度かかっている大型タイトルの開発期間を、将来的に2年まで縮めるという目標だ。AI活用は開発現場の効率化が主目的で、完成品の見た目や物語をAI任せにする方向ではない、という説明になる。ただし「発表会映像でこれだけ違和感が出た以上、本編は本当に大丈夫なのか」という不安の声が根強く残っているのも事実で、今後実際に発売される映像・スクリーンショットの質が信頼回復のカギになりそうだ。

Xでの反応

今回の件についてXでは様々な立場からの投稿が見られた。一部を紹介する。

「レベルファイブ、AIの使用を減らすって…ユーザーは少しも使うなって言ってんのに…」

— 一般ユーザーの投稿(2026-09-16)

「私はレベルファイブが実際に発売されるゲームにAIを使わないって信じてるし、効率化目的のAIの導入に大賛成。ファンの不安を煽ってしまったのは確かだけど」

— 一般ユーザーの投稿(2026-09-16)

「正直、生成AIに対して世界がピリピリしてる現状であんなにAIを使った発表会を配信したレベルファイブが悪い」

— 一般ユーザーの投稿(2026-09-16)

「発表会を盛り上げたい気持ちは分かるがタイミングと使い方が悪かった」という声と、「本編に使わないなら過剰に叩く話ではない」という声が併存しており、生成AIに対する日本のゲームファンの温度差がそのまま表面化した形になっている。

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まとめ

レベルファイブは9月10日の発表会映像に生成AIを使用したことで物議を醸し、日野晃博社長が9月12日に使用意図の説明と謝罪を投稿。9月16日には「今後、公開映像ではAIを避ける」という追加の反省コメントを出す形になった。一方で、発売されるゲーム本編のシナリオやキャラクターデザインは人の手で作るという方針は一貫して変わっていない。今後は9月19日から始まる東京ゲームショウ2026などの場で、実際のタイトル映像がどのように見せられるかが注目される。続報が入り次第この記事も更新する。

参考・出典





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