2026年10月1日、加熱式たばこを中心にたばこが再び値上げされます。プルーム・アイコス(IQOS)・glo(グロー)の主要銘柄が対象で、値上げ幅は1箱あたり20〜40円。本記事はJT・フィリップモリス・BATジャパンの銘柄別に「旧価格→新価格・値上げ幅」を一覧化し、なぜ年2回上がるのか、今後さらに上がるのかまで整理します。
【2026年9月12日追記】紙巻きたばこの9月値上げ分も追記
加熱式の10月値上げに先立ち、フィリップモリス・パーラメント等紙巻き18銘柄が9月1日に一律20円値上げ済みであることを「紙巻きたばこは9月1日にすでに値上げ済み」に追記しました。
結論(先に要点)
実施は2026年10月1日。JTのプルーム用スティックは全31銘柄が一律40円値上げ(エボ580→620円など)。アイコスのテリアは620→640円、gloのネオは530→570円など、銘柄ごとに20〜40円上がります。加熱式たばこの課税方式を紙巻き水準に近づける見直し(4月・10月の2段階)が理由で、2027〜2029年もさらに増税が予定されています。
画像出典: マイナビニュース(報道)
目次
- ・いつから?なぜ年2回値上げなのか
- ・JT(プルーム)銘柄別の新価格
- ・アイコス(フィリップモリス)銘柄別の新価格
- ・glo(BATジャパン)銘柄別の新価格
- ・値上げで年間いくら負担が増える?試算
- ・買いだめは何箱まで得か?損益分岐点を試算
- ・2027〜2029年もまだ上がる
- ・今できる対策と注意点
- ・よくある質問
買いだめは何箱まで得か?損益分岐点を試算
2026年9月11日時点で、10月1日の値上げまで残り約19日。買いだめで得をするのは「10月以降に吸う予定の本数を、9月中に旧価格で前倒し購入する」場合だけです。すでに9月中に消費する分を買っても値上げの影響を受けないため、得にはなりません。
15箱(約2週間分)を前倒し購入した場合の目安
プルーム(エボ/メビウス/キャメル)・gloネオ(値上げ幅40円)
40円×15箱=600円お得
アイコスMIIX・gloケント(値上げ幅30円)
30円×15箱=450円お得
アイコステリア/センティア・gloヴェルト/ラッキーストライク(値上げ幅20円)
20円×15箱=300円お得
正直なところ、現実的な買いだめで得られる金額は数百円程度にとどまります。加熱式たばこのスティックは湿気や乾燥で風味が落ちやすく、1〜2カートン(10〜20箱)を超える大量購入は品質劣化のリスクのほうが大きくなりがちです。「数百円のために保管リスクを取ってまで買い込む価値があるか」を基準に、無理のない範囲(1〜2カートン程度)で判断するのが現実的です。ヘビースモーカーほど元々の消費量が多く前倒し分の得も比例して増えますが、その分保管する箱数も増えるため劣化リスクとのバランスに注意してください。
いつから?なぜ年2回値上げなのか
今回の値上げは2026年10月1日実施です。2026年は4月にも加熱式たばこが値上げされており、1年で2回という異例のペースになっています。背景にあるのは、政府が進める加熱式たばこの課税方式の見直しです。
これまで加熱式たばこは紙巻きたばこより税負担が軽く設定されてきましたが、その差を紙巻き水準に近づける改定が進行中です。急激な価格変動を避けるため、4月と10月の2段階に分けて実施されています。加えて、防衛力強化の財源確保という国の方針も値上げを後押ししています。JTは2026年7月15日に財務大臣へ小売定価改定の認可を申請し、8月5日に認可を受けています。
JT(プルーム)銘柄別の新価格
JT(日本たばこ産業)は、プルーム用たばこスティック全31銘柄を一律40円値上げします。代表的な銘柄は次の通りです(1箱・税込)。
プルーム・エボ(EVO)系
580円 → 620円(+40円)
メビウス(MEVIUS)系
550円 → 590円(+40円)
キャメル(CAMEL)系
530円 → 570円(+40円)
画像出典: 日本経済新聞(報道)/プルーム・エボ
プルームは銘柄が多いですが、いずれも一律40円の引き上げのため、現在の価格に40円を足せば新価格が分かります。
アイコス(フィリップモリス)銘柄別の新価格
フィリップモリスジャパンは、アイコス イルマ用の「テリア」「センティア」、リルハイブリッド用の「ミックス」などを値上げします。値上げ幅は銘柄により20〜30円です(1箱・税込)。
テリア(TEREA)ファミリー
620円 → 640円(+20円)
センティア(SENTIA)ファミリー
570円 → 590円(+20円)
ミックス(MIX)ファミリー
560円 → 590円(+30円)
画像出典: Impress Watch
プルームの一律40円に比べると上げ幅はやや小さめですが、テリア・センティアは利用者が多く、影響を受ける人は多そうです。
glo(BATジャパン)銘柄別の新価格
BATジャパン(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)は、glo用スティックを値上げします。値上げ幅は20〜40円と銘柄ごとに差があります(1箱・税込)。
ヴェルト
580円 → 600円(+20円)
ネオ(neo)
530円 → 570円(+40円)
ケント(KENT)
520円 → 550円(+30円)
ラッキー・ストライク
480円 → 500円(+20円)
画像出典: Impress Watch
ラッキー・ストライクは500円と、加熱式のなかでは比較的手頃な価格を維持しています。
値上げで年間いくら負担が増える?試算
1日1箱吸う人を例に、値上げによる負担増を試算します。
プルーム・エボを1日1箱(620円)
年間 620円×365日=226,300円。値上げ前(580円)は211,700円だったので、40円の値上げで年間+14,600円の負担増。
4月+10月の2段階で見ると
プルーム用スティックは4月の改定と合わせて半年でおよそ70円の値上がり。1日1箱なら年換算で約25,000円の負担増になる計算です。
「1箱40円」は小さく見えても、毎日吸えば年間で1万円超の差になります。複数箱吸うヘビースモーカーほど、負担増は倍々で効いてきます。
2027〜2029年もまだ上がる
今回の値上げで打ち止めではありません。2027〜2029年にかけて、国のたばこ税の税率そのものの引き上げが予定されており、加熱式だけでなく紙巻きたばこも含めて段階的に値上げされる見込みです。防衛費の財源確保に向けた増税方針が背景にあり、「たばこは今後も継続的に上がる」と考えておいたほうがよさそうです。
つまり、加熱式の課税方式見直し(〜2026年)が一段落しても、そのあとに税率アップ(2027年〜)が控えている二段構えの状況です。
今できる対策と注意点
正直に言うと、値上げを完全に避ける方法はありません。そのうえで現実的な選択肢を挙げます。
- 9月中の買い置きは選択肢の一つ。ただし加熱式スティックは湿気・乾燥で風味が落ちやすく、大量の買い溜めには向きません。数箱〜1カートン程度が現実的です。
- 今後も継続的に上がる見通しのため、本数を減らす・禁煙外来を利用するほうが長期的な支出インパクトは大きく抑えられます。
- 価格重視ならラッキー・ストライク(500円)など比較的安い銘柄への切り替えも手ですが、味の好みは人それぞれなので無理は禁物です。
とくに1日2箱以上のヘビースモーカーは、値上げが繰り返される局面で家計インパクトが最も大きくなる層です。本数の見直しは、増税ラッシュへの一番効く「対策」といえます。
よくある質問
たばこの値上げはいつからですか?
2026年10月1日からです。加熱式たばこを中心に、プルーム・アイコス・gloの主要銘柄が対象です。
プルームはいくら値上がりしますか?
プルーム用スティックは全31銘柄が一律40円の値上げです。エボは580→620円、メビウスは550→590円、キャメルは530→570円になります。
アイコス(テリア)はいくらになりますか?
テリアは620→640円(+20円)、センティアは570→590円(+20円)、ミックスは560→590円(+30円)になります。
なぜ年2回も値上げするのですか?
加熱式たばこの課税方式を紙巻き水準に近づける見直しを、急激な変動を避けるため4月と10月の2段階に分けているためです。さらに2027〜2029年には税率そのものの引き上げも予定されています。
まとめ
2026年10月1日、加熱式たばこが銘柄別に20〜40円値上げされます。プルームは全31銘柄が一律40円(エボ620円・メビウス590円・キャメル570円)、アイコスのテリアは640円、gloのネオは570円などが新価格です。加熱式の課税方式見直し(4月・10月の2段階)が理由です。
1箱40円でも、毎日吸えば年間1万円超の負担増。しかも2027〜2029年にはさらなる増税が控えています。買い置きより本数の見直しのほうが長期的には効きます。最新価格は各社の公式発表で確認してください。(2026年9月7日公開/最終更新: 2026年9月11日)
参考・出典
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加熱式の10月値上げに先立ち、紙巻きたばこも一部が2026年9月1日にすでに値上げされています。フィリップモリスジャパン(PMJ)の「フィリップモリス」「パーラメント」「バージニア・エス」など計18銘柄が対象で、値上げ幅は一律20円でした。
フィリップモリス
450円 → 470円(+20円)
バージニア・エス
570円 → 590円(+20円)
紙巻き派は9月1日の改定がすでに反映済みのため、これから買う場合は現時点の価格がそのまま新価格です。10月の加熱式値上げと合わせると、紙巻き・加熱式どちらの利用者も今年は2回連続で負担増を経験することになります。
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