成長加速化補助金の3次公募は、2026年11月12日(木)15:00が申請の締切です。上限は5億円、補助率は1/2で、売上高10億円以上100億円未満の中小企業が対象です。ただし、申請の前に「100億宣言」が公表されている必要があり、この手続きに通常2〜3週間かかります。この記事では、制度の要件と日程、賃上げの条件、2次公募の採択者の数字、そして今日から始めて間に合うかの逆算を、公式資料をもとに整理します。
・締切は11月12日(木)15:00です。令和7年度補正予算分は、この3次で終わる見込みです。
・上限は5億円、補助率は1/2、投資額は1億円以上が条件です。
・賃上げは1人当たり給与支給総額の年平均上昇率4.5%以上が必要で、未達だと補助金の返還があります。
・100億宣言の公表が申請の前提で、通常2〜3週間かかります。宣言をまだ出していない会社が今日始めると、公表は11月18日以降になる計算で、3次には間に合いにくいです。
・2次の採択倍率は約3.9倍でした。次の公募に向けて、宣言を先に済ませておくのが近道です。
公開日: 2026年11月4日

目次
- 1. 3次公募の日程
- 2. 補助額と主な要件
- 3. 賃上げ4.5%の考え方
- 4. 100億宣言から逆算して間に合うか
- 5. 2次公募の採択者の数字
- 6. 中堅等大規模成長投資補助金との違い
- 7. 向かない人
- 8. 問い合わせ先
- 9. まとめ
- 参考・出典
1. 3次公募の日程

2. 補助額と主な要件
3. 賃上げ4.5%の考え方

賃上げの基準は、基準年度から3事業年度目の最終年度までの、1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が4.5%以上です。公式の例では、500万円が3年で581万円になると、年平均で約5.1%となり、基準を上回ります。当サイトの試算では、年平均4.5%を3年続けると、500万円は約571万円になります。
達成できなかった場合は、未達成率に応じて補助金の返還が必要です。また、賃上げの目標を従業員などに表明しないことも、返還の対象になります。
4. 100億宣言から逆算して間に合うか
100億宣言の公表は、通常2〜3週間かかります。これは「通常」の目安なので、時期によって前後する場合があります。11月12日の締切から数えると、次のようになります。

- 3週間かかる場合は、10月22日ごろまでに手続きを始める必要があります。
- 2週間で済む場合でも、10月29日ごろまでに始める必要があります。
- 11月4日から始めた場合、通常の所要期間では公表が11月18日以降になり、11月12日の締切に間に合わない計算です。
すでに宣言を公表している会社は、この逆算に関係なく、申請の準備だけを進められます。まだの会社は、令和7年度補正予算分が3次で終わる見込みのため、今回の申請は難しいかもしれません。今後の公募の案内は、100億企業成長ポータルで確認し、宣言は先に済ませておくと、次の機会に間に合わせやすくなります。
5. 2次公募の採択者の数字
1次公募は、申請1,270件のうち採択が211件で、倍率は約6.0倍でした。2次公募は、申請872件のうち採択が224件で、倍率は約3.9倍です。2次の結果概要から、採択者と申請者全体の平均値を並べます。

- 全社売上高成長率(年平均)は、採択者が平均32.2%(中央値30.5%)、申請全体が26.1%(中央値26.0%)です。
- 全社付加価値増加率(年平均)は、採択者が37.5%(中央値35.0%)、申請全体が30.5%(中央値28.6%)です。
- 売上高投資比率は、採択者が59.7%(中央値54.7%)、申請全体が45.8%(中央値38.5%)です。
- 補助事業全体の経費(税抜)は、採択者が平均14.0億円(中央値11.3億円)、申請全体が12.0億円(中央値10.3億円)です。
- 1人当たり給与の増加率(年平均)は、採択者が6.7%(中央値6.5%)、申請全体が6.2%(中央値6.0%)です。
申請全体には採択者も含まれています。採択者の数字は、どの項目も申請全体を上回っていますが、これは採択者の平均値であり、この数字を超えれば採択されるという基準ではありません。審査は、数字だけでなく、計画の中身も見て決まります。給与の増加率は、申請全体の平均でも6.2%で、要件の4.5%を上回っています。
6. 中堅等大規模成長投資補助金との違い
同じ100億宣言をした企業が対象の枠として、「中堅等大規模成長投資補助金」があります。別の事業なので、条件を比べて、自社の投資規模に合うほうを選びます。

- 成長加速化は、売上高10億円以上100億円未満の会社が対象で、補助率1/2・上限5億円・投資額1億円以上です。
- 中堅等大規模成長投資(100億宣言枠)は、補助率1/3・上限50億円・投資額15億円以上です。
- 賃上げは、どちらも年平均4.5%以上が要件です。
投資が1億円から15億円未満の会社は、成長加速化が中心になります。他の中小企業向けの制度は、【新事業進出・ものづくり補助金】第2回は11/30受付|上限9,000万円や【持続化補助金】第20回は11/5受付|最大250万円と経費の落とし穴、事業承継の【事業承継・M&A補助金】16次は11/6 17時締切|4枠の上限と準備でまとめています。
7. 向かない人
- 100億宣言をまだ公表していない人は、今回の11月12日の締切には間に合いにくいです。
- 売上高が10億円に届かない人、または100億円以上の人は、対象外です。
- 投資額が1億円に満たない人は、要件を満たしません。
- 賃上げ4.5%を続けるのが難しい人は、未達のときに補助金の返還があります。
- みなし大企業にあたる人や、課税所得の年平均が15億円を超える人は、対象外です。
8. 問い合わせ先
事務局のコールセンターは、平日の10:00〜17:00に受け付けています。電話番号は 0570-07-4153 です。IP電話などからは 03-4446-4307 を使います。締切前は混み合う場合があるので、早めに連絡してください。
9. まとめ
・上限5億円、補助率1/2で、投資額1億円以上、賃上げは年平均4.5%以上が条件です。
・100億宣言の公表が申請の前提で、通常2〜3週間かかります。11月4日から始めると、公表は11月18日以降になる計算です。
・2次の採択倍率は約3.9倍で、採択者の平均は売上高成長率32.2%、売上高投資比率59.7%でした。
・まだ宣言していない会社は、次の公募に向けて、先に宣言を済ませておきます。
補助額や条件は変更される場合があります。最新の情報は、100億企業成長ポータル(成長加速化補助金の公式サイト)でご確認ください。
参考・出典
- 成長加速化補助金 公式サイト(100億企業成長ポータル)
- 成長加速化補助金 3次公募 概要資料(Ver1.3・2026年9月29日、公式サイトで公開)
- 成長加速化補助金 3次公募 公募要領(公式サイトで公開)
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