ネット発の創作コミュニティ「SCP財団」が、ホラーアンソロジー「V/H/S」シリーズの最新作として映画化されると報じられている。2026年9月11日(現地時間)、米大手メディアDeadlineが「A24」が本プロジェクトに参加し2027年の劇場公開を目指すと報道し、その後The Wrap、Dread Central、Bloody Disgustingなど複数の海外メディアが追随して伝えた。日本ではまだ小学生から大人まで根強い人気を誇るSCP財団だけに、SNSでも話題になっている。現時点ではタイトルや監督、キャストなど多くが未確定のため、分かっていること・分かっていないことを整理してお届けする。
配給・共同製作を担うA24の公式ロゴ
何が発表された?
報道によると、SCP財団を題材にした映画が「V/H/S」シリーズの最新作として制作され、2027年に劇場公開される見通しだという。実はこのプロジェクト自体は2026年7月にも「Variety」などが第一報を伝えていたが、当時は配給・共同製作の詳細までは明らかになっていなかった。今回9月11日の続報で、ホラー映画「バックルームズ」でも知られる「A24」が新たに参加することが判明し、より具体的な形でプロジェクトが動き出したことが分かった。
発表(海外報道)日
2026年9月11日(現地時間)、米Deadline発
製作
A24、Spooky Pictures、Image Nation Studiosが共同製作とみられる
公開予定
2027年、北米で劇場公開予定(日本公開は現時点で未定)
制作体制はどうなっている?
海外報道によれば、Spooky Picturesのロイ・リー氏とスティーヴン・シュナイダー氏がプロデューサーとして参加するほか、「V/H/S/94」「V/H/S/99」「V/H/S/Halloween」など過去のシリーズにも携わったジョシュ・ゴールドブルーム氏、マイケル・シュライバー氏も名を連ねているという。一方で、実際にメガホンを取る監督やキャストについては本記事執筆時点で明らかにされておらず、今後の続報を待つ必要がある。
2012年から続くホラーアンソロジー「V/H/S」シリーズ(画像は「V/H/S ネクストレベル」日本版ポスター)
どんな内容になりそう?
「V/H/S」シリーズは、複数の短編を「フレーム・ナラティブ」と呼ばれる大きな枠組みで束ねるファウンド・フッテージ(疑似記録映像)形式が特徴。今回のSCP財団版も同様の手法が踏襲される見込みで、海外報道では「秘密組織によって収集・編集・保管された映像証拠」という体裁のもと、”収容違反”を軸にした複数のエピソードが展開すると伝えられている。ただし具体的なストーリーやどのSCPオブジェクトが登場するかといった詳細は、現時点では伏せられたままだ。
そもそもSCP財団とは?
SCP財団は2008年に海外の掲示板発で創設された、オンライン上の集団創作コミュニティ。世界中の匿名クリエイターが「自然法則に反した異常な存在・現象」を、架空の政府機関の”報告書”というフォーマットで投稿し合う形で拡張されてきた、クリエイティブ・コモンズ(CC BY-SA)ライセンスのフィクション群だ。日本語版wikiも存在し、ゲームや同人作品、YouTube動画などへの展開を通じて、国内でも小学生から大人まで幅広い層に浸透している。商業的な長編映画の題材として選ばれるのは、今回が初めてとされる。
SCP財団のコミュニティで使われる公式ロゴ
A24は”ネット都市伝説”映画化の実績あり
A24といえば、2026年に日本でも公開されたホラー映画「バックルームズ」が記憶に新しい。同作はネット上の都市伝説「バックルームズ」を原作に、ケイン・パーソンズ監督の長編デビュー作として製作され、世界興行収入3億9400万ドル以上を記録するヒットとなった。海外報道では、この成功を受けてA24が”ネット発の創作コミュニティ”を題材にしたホラー映画の企画を積極的に進めているとの見方も出ており、SCP財団版もその流れの一つと位置付けられている。
A24「バックルームズ」の公式ポスター。ネット都市伝説の映画化として世界的ヒットとなった
海外ホラーメディアが報道時に用いたイメージビジュアル
よくある質問
Q. 映画のタイトルは決まっている?
本記事執筆時点で正式タイトルは発表されていない。海外報道では便宜上「V/H/S: SCP」という呼び方がされているケースもあるが、あくまで報道上の仮称とみられ、正式発表を待つ必要がある。
Q. 日本での公開は?
現時点で日本国内での配給・公開時期に関する発表はない。北米では2027年の劇場公開が予定されているとされ、日本公開が決まればその後の展開になるとみられる。
Q. 原作となるSCPは決まっている?
特定のSCPオブジェクトが原作になるという発表はなく、ストーリー詳細は伏せられている。「秘密組織が収集した映像証拠」という枠組みで複数のエピソードが展開される形式になる見通しだ。
まとめ
ネット発の創作コミュニティ「SCP財団」を題材にした映画が、ホラーアンソロジー「V/H/S」シリーズ最新作として、A24・Spooky Pictures・Image Nation Studiosの共同製作で2027年の劇場公開を目指していると海外メディアが報じている。監督やキャスト、正式タイトル、日本公開の有無など未確定の要素も多く、あくまで海外報道ベースの情報である点には留意したい。続報が入り次第、随時更新する。
本記事の内容は海外メディアの報道に基づくものであり、正式な発表内容と異なる場合があります。最新情報は公式発表をご確認ください。
参考・出典:Deadline、電ファミニコゲーマー、MOVIE WALKER PRESS、Dread Central
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