【大の里】秋場所6回目V|安青錦破る全成績と来場所展望

2026年9月27日、大相撲秋場所千秋楽で横綱・大の里が大関・安青錦との「相星決戦」を制し、12勝3敗で通算6回目の優勝を果たした。左肩のケガで春場所は途中休場、夏場所は全休と苦しい時期を乗り越えての復活V。表彰式では君が代が流れる中、大の里が何度も涙をぬぐう姿が見られた。本記事では千秋楽の一番の詳細、大の里の15日間の星取り、対戦した安青錦のプロフィール、そして来場所への展望をまとめる。

横綱・大の里と大関・安青錦の千秋楽相星決戦の立ち合い

千秋楽・相星決戦での立ち合い(横綱・大の里 対 大関・安青錦)




大の里が秋場所6回目の優勝|安青錦との相星決戦を制す

千秋楽の結びの一番、横綱・大の里(26)と大関・安青錦(22)がともに11勝3敗で並び、優勝の行方を懸けた「相星決戦」となった。立ち合いから大の里が鋭くもろ手を突き放し、そのまま一気に前へ出て突き出しで完勝。これにより最終成績は12勝3敗となり、昨年の秋場所以来6場所ぶり6度目の優勝を決めた。秋場所での優勝はこれで3連覇、両国国技館での賜杯は5度目となる。

千秋楽の結果
横綱・大の里 ●突き出し○ 大関・安青錦
最終成績:大の里12勝3敗(優勝) / 安青錦11勝4敗

大の里のコメントと涙の理由

優勝を決めたインタビューで大の里は「この景色だけを見たくて何とか頑張って」と胸の内を語った。表彰式で君が代が流れると何度も目元をぬぐう姿があり、長い療養生活を乗り越えての優勝の重みがにじんだ。大の里は昨年11月に左肩を負傷し、今年の春場所は途中休場、夏場所は全休。本格的な復帰から迎えた秋場所での賜杯獲得となった。

秋場所優勝で表彰を受ける横綱・大の里

表彰式で賜杯を受ける横綱・大の里




大の里の15日間の星取り|3つの敗戦の中身

大の里は初日から安定した取り口を見せつつも、中盤から終盤にかけて3度土をつけられる場面があった。それでも最終的に星を落とさず優勝に必要な勝ち星を積み上げた点が今場所の強さを物語っている。以下、3つの黒星の内容を振り返る。

5日目 ● 義ノ富士(寄り切り)
中盤にかけて出足で押し込まれ、寄り切りで初黒星。
13日目 ● 大関・霧島(下手投げ)
得意でない方の上手を取ってしまう展開となり、下手投げで2敗目。優勝争いが混戦に。
14日目 ● 大関・琴櫻(突き落とし)
攻め急いだところを突き落とされ、13・14日目で痛恨の連敗。安青錦・朝乃山と星が並ぶ大混戦となった。

13日目・14日目と連敗したことで優勝争いは大の里・安青錦・朝乃山による大混戦となったが、朝乃山が終盤で星を落とし、最終的には大の里と安青錦による千秋楽の直接対決に絞られた。プレッシャーのかかる一番を制した精神力も、今回の優勝を語るうえで欠かせないポイントだ。

秋場所千秋楽の公式取組表

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対戦相手・安青錦とは|ウクライナ出身初の大関

大の里と優勝を争った安青錦新大(あおにしき・あらた)は2004年3月23日生まれ、ウクライナ・ヴィンニツァ出身。本名はダニーロ・ヤブグシシン。2022年2月に始まったロシアによる軍事侵攻を受け、相撲を続けられる環境を求めて同年4月に来日した経歴を持つ。関西大学相撲部で稽古を積んだのち、2022年12月に相撲協会の研修生となり、2023年9月場所で初土俵を踏んだ。

初土俵からわずか14場所でのスピード大関昇進

安青錦は九州場所で幕内初優勝を果たし、ウクライナ出身力士として史上初の大関に昇進した。初土俵から所要14場所での昇進は、年6場所制となった1958年以降で最速記録という。身長180センチ強、体重は約140キロで、低い姿勢を保ったまま上体が起きない安定した取り口を武器とする。今場所は11勝4敗で終えたが、優勝決定戦まで進んだことで来場所以降のさらなる評価向上が期待される。

大関・安青錦のオフィシャルポートレート

大関・安青錦のオフィシャルポートレート




来場所への展望|綱取り・大関取りは持ち越しに

今場所は大の里・安青錦の優勝争いだけでなく、綱取りを目指した大関・霧島、大関取りを目指した関脇・熱海富士の動向にも注目が集まっていた。霧島は序盤で3敗を喫した時点で綱取りの条件をクリアできず昇進は見送りとなった。熱海富士は直近3場所で33勝という昇進目安を懸けて出場したが、千秋楽に同じ関脇の藤ノ川にすくい投げで敗れ8勝7敗に終わり、大関昇進の目安には届かなかった。両力士とも来場所以降に持ち越しとなる。

大の里は今回の優勝で通算6度目の賜杯を手にし、一人横綱として存在感を改めて示した。安青錦は大関としてさらなる上位進出を狙う立場となり、来場所は大の里対安青錦の関係がどう転ぶか、そして霧島・熱海富士の昇進争いの行方も含めて目が離せない場所になりそうだ。

今場所のポイントまとめ
  • 大の里が12勝3敗で通算6回目、秋場所3連覇の優勝
  • 千秋楽は安青錦との相星決戦を突き出しで制す
  • 霧島の綱取り、熱海富士の大関取りはともに見送り
  • 安青錦はウクライナ出身初の大関としてさらなる飛躍に期待




まとめ

大相撲秋場所は横綱・大の里が大関・安青錦との相星決戦を制し、12勝3敗で通算6回目の優勝で幕を閉じた。ケガからの復帰を経ての賜杯獲得は、大の里にとって大きな意味を持つ一番だったといえる。来場所は綱取り・大関取りを狙う力士たちの動向も含め、引き続き注目していきたい。

参考・出典

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※本記事の情報は2026年9月27日時点のものです。今後の番付・昇進状況等の最新情報は日本相撲協会公式サイトでご確認ください。





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