(2026年10月1日 公開)
2026年のノーベル賞発表が10月5日(月)の生理学・医学賞を皮切りにスタートする。2024年の平和賞(日本被団協)、2025年の生理学・医学賞・化学賞と2年連続で日本に縁のある受賞が続いており、今年も化学賞を中心に日本人研究者への期待が高まっている。発表日程と、注目される日本人候補について整理した。
結論: 発表日程と注目ポイント
結論から言うと、2026年のノーベル賞は10月5日(月)の生理学・医学賞から10月12日(月)の経済学賞まで6部門が順次発表される。化学賞では、光触媒による水素製造技術で知られる堂免一成氏(東京大学特別教授・信州大学特別栄誉教授)が2024年のクラリベイト引用栄誉賞受賞者として有力候補の一人に挙げられている。物理学賞では香取秀俊氏・細野秀雄氏・十倉好紀氏ら、文学賞では多和田葉子氏の名前も毎年候補として話題になる。
発表開始: 2026年10月5日(月)〜
最終発表(経済学賞): 2026年10月12日(月)
会場: スウェーデン王立科学アカデミー等(発表)、ストックホルム(授賞式は12月)
発表日程を日本時間でまとめると
各賞の発表は現地時間の午前中(日本時間の夕方)に行われる。目安となる日本時間は以下の通り(選考機関の進行により開始が多少後ろにずれる可能性がある)。
10月5日(月) 日本時間18時30分ごろ〜
10月6日(火) 日本時間18時45分ごろ〜
10月7日(水) 日本時間18時45分ごろ〜
10月8日(木) 日本時間20時00分ごろ〜
10月9日(金) 日本時間18時00分
10月12日(月) 日本時間18時45分ごろ〜

授賞式が行われるストックホルムコンサートホール(画像:nobelprize.org)
日本人候補は?分野別の注目ポイント
化学賞: 堂免一成氏の光触媒・人工光合成技術
化学賞で名前が挙がる一人が、東京大学特別教授で信州大学特別栄誉教授(先鋭材料研究所)を務める堂免一成氏。太陽光を使って水を水素と酸素に分解する光触媒(人工光合成)システムの開発で知られ、2024年には学術情報サービス大手クラリベイトの「引用栄誉賞」を受賞した。同賞は論文の被引用数などから将来のノーベル賞候補を予測するもので、過去の受賞者から実際にノーベル賞受賞者が多数出ていることから「ノーベル賞の登竜門」とも呼ばれている。

クラリベイト引用栄誉賞2024を受賞した堂免一成氏(画像:信州大学)

受賞会見で研究内容を語る堂免氏(画像:信州大学)
物理学賞: 香取秀俊氏・細野秀雄氏・十倉好紀氏ら
物理学賞では、光格子時計を発明した東京大学の香取秀俊教授、セメントに新たな電気伝導の性質を見出した東京工業大学の細野秀雄教授、電子型高温超伝導体の発見などで知られる東京大学特別栄誉教授の十倉好紀氏、ペロブスカイト太陽電池の先駆者である宮坂力氏らが、例年候補として名前の挙がる研究者だ。
文学賞: 多和田葉子氏・村上春樹氏
文学賞では、日本語とドイツ語の両方で創作活動を行う多和田葉子氏が「日本出身の作家の中で最もノーベル文学賞に近い存在」として挙げられることが多い。村上春樹氏も毎年のように候補として話題になるが、いずれも事前予想であり受賞を保証するものではない。
2025年は日本人がダブル受賞だった
2025年のノーベル賞では、生理学・医学賞を大阪大学特任教授の坂口志文氏(制御性T細胞の発見)、化学賞を京都大学特別教授の北川進氏(多孔性金属錯体=MOFの開発)がそれぞれ受賞し、同一年に日本人が2部門で受賞するのは2015年以来10年ぶりの快挙だった。2024年には日本被団協がノーベル平和賞を受賞しており、2026年に日本から3年連続の受賞者が出るかが注目されている。

ノーベル賞のメダル(画像:nobelprize.org)
発表はどこで見られる?
各賞の発表記者会見は、ノーベル財団の公式サイト(nobelprize.org)およびノーベル賞公式YouTubeチャンネルでライブ配信される。日本語の速報は各賞発表直後にNHKや日本経済新聞などの報道各社が随時更新する見通しで、公式発表前の時点では誰が受賞するか確定しておらず、候補者の名前はあくまで下馬評であることに注意したい。
まとめ
2026年のノーベル賞は10月5日の生理学・医学賞から10月12日の経済学賞まで6部門が順次発表される。化学賞では光触媒研究の堂免一成氏、物理学賞では香取秀俊氏・細野秀雄氏・十倉好紀氏ら、文学賞では多和田葉子氏が例年候補として挙がっているが、いずれも発表までは確定情報ではない。2025年に日本人研究者が2部門で受賞しているだけに、今年の発表にも注目が集まる。
※候補者の情報は各種報道機関による事前予想に基づくものです。正式な受賞者は各賞の公式発表をご確認ください。
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