あの「スプリットトゥ(親指が分かれた形状)」が帰ってくる。ナイキが2002年に発売したAir Rift 2が、2026年夏に初めてのリトロ(復刻)を迎えることが明らかになった。「Kenya」「Summit White」の2配色が確認されており、スニーカーファンから大きな注目を集めている。日本との縁も深いこのシルエットの歴史から最新発売情報まで、完全にまとめた。
Nike Air Riftとは — ケニアの大地裂溝から生まれたスプリットトゥの元祖
Nike Air Riftの歴史は1995年にさかのぼる。デザインを手がけたのはナイキのデザイナー、キップ・バック(Kip Buck)。彼はケニアの長距離ランナーが裸足で走る際のフォームに注目し、足の自然な動きを最大限に引き出すシューズを目指した。名前の「Rift」はケニア大地溝帯(Great Rift Valley)から取られており、靴のコンセプト自体がこの地域のランナー文化への敬意を込めたものだ。
最大の特徴は、親指部分が分かれたスプリットトゥ(足袋型)のシルエット。日本の伝統的な足袋ソックスや地下足袋にも通じるこの形状は、裸足に近い感覚でのストライドを実現し、ランニングパフォーマンスの向上を狙っていた。
さらにAir Riftは、日本のストリートカルチャーとも深く結びついた。原宿系ファッションの聖典とも呼ばれた雑誌「FRUiTS」には、Air Riftを着用したハラジュクのストリートスナップが何度も掲載され、日本の若者文化にとってのアイコン的シューズとなった。オリジナルの購入者には、専用の「ナイキ足袋ソックス」が付属していたことも、日本市場との縁を感じさせる。
Air Rift 2(2002年)はどこが進化したか
1995年のオリジナルAir Riftから7年後の2002年に登場したAir Rift 2は、先代の設計思想を受け継ぎながら大幅なアップデートを施した。最も大きな変更点はバルキー(嵩高)なストラップ構造を廃止し、伸縮性のあるメッシュアッパーを採用したこと。これによりフィット感が改善され、よりスリムでモダンなシルエットを獲得した。
また、内部にはブーティ(袜型)の構造を取り入れ、足全体をホールドする快適性も向上。ソールユニットはアーチ部分まで厚みをキープする設計に変更され、長時間の着用でも安定したクッション性を発揮する。スプリットトゥというアイコニックなデザインを保ちつつ、完成度を高めたのがAir Rift 2だった。
そのAir Rift 2が2026年に初めてのリトロ(正式復刻)を迎えることになった。オリジナル登場から24年、このシルエットがモダンなスニーカーシーンにどう迎えられるか、世界中のスニーカーファンが注目している。
2026年復刻の2配色詳細
「Summit White」— クリーンな白基調の新配色
2026年5月29日にSneakerNewsが公開したのが、この「Summit White」配色だ。名前の通りクリーンなホワイトをメインに据えた1足で、スプリットトゥ特有のシルエットが視覚的に強調されるカラーリング。スニーカーニュースはこの配色について「Summer 2026に発売」と言及しており、具体的な発売日は現時点では未公表だが、ワールドカップシーズンに合わせた夏前後のリリースが見込まれる。
スタイルコードは未公表。価格も現時点では未確認だが、他のナイキ・リトロモデルの価格水準(¥15,000〜¥20,000程度)を参考にすると、¥16,500〜¥20,000前後が有力な予測だ。
画像出典: SneakerNews (@SneakerNews)
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「Kenya」(IQ8006-002) — オリジナルの精神を受け継ぐ3色
もう1つの配色は「Kenya」(スタイルコード:IQ8006-002)。ブラックをベースにチームダークグリーンとファイヤーレッドを組み合わせた3色構成で、これらはまさにケニア国旗の色だ。アッパーはダークグリーンの下地にブラックのサイドパネルオーバーレイという2層のメッシュで構成され、爪先には小さなファイヤーレッドの刺繍スウッシュが施されている。1995年のオリジナルAir Riftが「Kenya」配色で初登場したことへのオマージュであり、シリーズの精神的ルーツを2026年のデザインに落とし込んだ仕上がりだ。
画像出典: @fenom
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2配色まとめ
- Summit White: スタイルコード未公表 / クリーンホワイト基調 / 発売: 2026年夏予定
- Kenya: IQ8006-002 / ブラック×ダークグリーン×ファイヤーレッド / 発売: 2026年夏予定
発売予定・価格・購入方法と日本での入手法
発売タイムライン
Nike SNKRSが公式に2026年夏のリリースを告知しているが、具体的な発売日はまだ未確定。ナイキは「SNKRS Verifiedコンテンツシリーズ」の中でAir Rift 2リトロをプレビューしており、正式告知は夏直前になると見られる。オリジナルのAir Riftは1995年の登場時から日本でも非常に人気が高かったため、日本Nike公式サイトおよびNike SNKRSアプリ(日本版)での展開が期待されている。
価格予想と転売相場
公式価格は未発表だが、近年のナイキのヘリテージ復刻の価格帯と比較すると$120〜$160(約¥18,000〜¥25,000)の範囲が予想ライン。スニーカーコミュニティではAir Rift 2の認知度が高く、リトロ直後の転売相場は定価の1.5〜2倍程度になると見られている。ただしAir Rift系は定価購入できるウィンドウが比較的長い可能性もあり、SNKRS/公式サイトをこまめにチェックすることで定価入手できるチャンスが高い。
日本での購入はNike Japan公式サイト・Nike SNKRSアプリ(日本版)が最有力。過去にもAir Riftシリーズは日本限定カラーウェイ(2025年「カルチャーデー」など)をリリースした実績があり、今回も日本向けの展開に期待したい。
画像出典: SneakerNews (@SneakerNews)
なぜ今Air Rift 2なのか — ナイキのヘリテージ戦略と足袋トレンド
2026年はナイキがヘリテージモデルの復刻を積極化している年だ。同年夏にはTravis Scott×Nike Phantom 6でサッカー系フットウェアへの進出を果たし、Air Jordan 4 “Toro Bravo”(13年ぶり復刻)、Supreme×Martine Rose×Nike Dunk Lowなど話題作を次々と投入している。この流れの中で、Air Rift 2の復刻も「ナイキのアーカイブを再発掘する」という一貫した戦略の一環として捉えられる。
また近年のファッション界では、「足袋トゥ(スプリットトゥ)」シルエットが再評価されている。メゾン系ブランドを中心にタビデザインのシューズが相次いでコレクションに登場し、若い世代のスニーカーファンも「変形シルエット」に新鮮さを感じている。そのうえAir Riftが1990年代後半〜2000年代前半の原宿ストリートカルチャーと密接に結びついていたことは、現在のY2Kファッションリバイバルとも連動している。タイミング的に「今リリースする」必然性は十分にある。
さらに、ナイキは2025年に原宿をテーマにした「カルチャーデー」限定Air Riftをリリースするなど、日本との関係を積極的にアピールしてきた。Air Rift 2の復刻でも日本向けの特別展開が行われる可能性は十分あり、原宿・渋谷系スニーカーショップでの先行展開も期待できる。
Xでの反応
「Air Rift 2がリトロ?2002年のシルエットが帰ってくるとは思わなかった。Summit Whiteは完成度が高すぎる」
— Xユーザー (2026-05-29)
「スプリットトゥって最初はとっつきにくいけど、一度慣れると他のシューズに戻れなくなる。Rift復活は嬉しい」
— Xユーザー (2026-05-29)
「Kenya配色が好き。ケニア国旗の3色がそのままスニーカーになってる話はシンプルにロマンがある」
— Xユーザー (2026-05-29)
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まとめ
Nike Air Rift 2 2026 要点まとめ
- 2002年初登場、24年目にして初のリトロ復刻
- スプリットトゥ(足袋型)の独特なシルエット。伸縮メッシュ+ブーティ構造
- 2配色確認: 「Summit White」「Kenya(IQ8006-002)」ともに2026年夏予定
- 価格未定(予想: 約¥18,000〜¥25,000)。購入はNike SNKRS・Nike公式がメイン
- 原宿との深い縁あり。日本向け特別展開の可能性にも注目
※発売日・価格は執筆時点で未確定の情報を含みます。最新の確定情報はNike Japan公式サイトおよびNike SNKRSアプリでご確認ください。

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