第108回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)は8月13日、大会9日目として阪神甲子園球場で2回戦4試合が行われた。台風15号の影響で12日第4試合として予定されていた東海大甲府×健大高崎が順延となり、13日は同カードが第1試合として組み込まれる異例の4試合開催になった。この記事では確定した試合結果を随時更新しながらまとめる。
8月13日 結果速報(全4試合終了)
第1試合 健大高崎 1-0 東海大甲府(試合終了)
第2試合 有明 3-2 長崎日大(試合終了)
第3試合 東日大昌平 6-2 青森山田(試合終了)
第4試合 英明 6-1 大分商(試合終了)

第1試合|健大高崎が東海大甲府を1-0で完封
10時30分開始の第1試合は、健大高崎(群馬)が東海大甲府(山梨)を1-0で下し、11年ぶりに夏の甲子園2回戦を突破した。もともとこのカードは12日第4試合として予定されていたが、台風15号の接近による天候不良の見込みから前日に順延が決まり、13日午前の第1試合に組み替えられていた。
試合は初回から東海大甲府の先発・籾山慶人投手(2年)と健大高崎の先発・佐藤麻恩投手(3年)による息詰まる投げ合いとなり、4回まで両校無得点で経過した。試合が動いたのは5回。健大高崎は安打と四球で1死一、二塁のチャンスを作ると、4番の佐藤がライト方向へ適時打を放ち、この日唯一の得点で先制に成功した。
その後は健大高崎の2番手・北田莉玖投手(2年)、3番手・石垣聡志投手(2年)が東海大甲府の反撃を最後まで0点に抑え、3投手による完封リレーで1点を守り切った。東海大甲府は9回に一、三塁の好機を作ったものの併殺打に倒れ、同点に追いつけないまま試合終了。前日の1回戦で11年ぶりの甲子園白星を挙げていた東海大甲府だったが、14年ぶりの16強進出はならなかった。先発で自らも決勝打を放った健大高崎・佐藤は投打にわたる活躍でチームを勝利に導いた。
第2試合|有明が2回にいきなり逆転、長崎日大に3-2

13時開始の第2試合は、熊本県代表・有明が長崎日大(長崎)を3-2で下し、初出場ながら2回戦を突破した。有明は1回戦で立命館宇治(京都)相手に9回2死満塁から逆転勝ちを収めた”ミラクル”チームで、この日も序盤から粘りを見せた。
試合は2回表、長崎日大が先制。その裏、有明は1点を追う場面で2死二、三塁のチャンスを作ると、三塁手の悪送球を誘って二塁走者も生還し、一気に逆転に成功した。同じ2回の守備では、1死一塁から左中間への打球を処理した中堅手が遊撃手へ中継し、本塁でのタッチアウトを演出。見事な中継プレーに満員の甲子園から歓声が上がった。
その後、長崎日大の反撃を受けながらも有明が終盤まで加点を守り抜き、3-2で試合終了。熊本地震の被災地としても知られる荒尾市の学校とあって、地元からの応援も大きかった一戦だった。長崎日大も1回戦で今大会最多となる15得点を挙げて16年ぶりの夏1勝を飾っていただけに、九州勢対決は最後まで目が離せない展開になった。
第3試合|東日大昌平が青森山田を6-2で下し16強


第3試合は青森山田(青森)と東日大昌平(福島)による東北勢対決で、15時30分に開始された。青森山田は1回戦で遊学館(石川)と接戦を演じ、6-5の僅差で初戦を突破。主将の郡司宙弥選手は「全員でやることをしっかりやれば勝てると思う」とこの試合に向けて意気込みを語っていた。
一方の東日大昌平は春夏通じて甲子園初出場。1回戦では白樺学園(北海道)を2-1の接戦で下し、いわき勢51年ぶりとなる夏の甲子園初勝利を挙げていた。ともに1点差・僅差の試合を勝ち抜いてきた両校がこの日も粘りを発揮する激戦となった。
試合は東日大昌平が6-2で青森山田を下し、いわき勢として夏の甲子園16強進出を決めた。甲子園初出場ながら白樺学園に続く2勝目となり、福島県勢の躍進を印象づける結果となった。青森山田は1回戦の接戦を制して勢いに乗っていたが、東日大昌平の粘り強い戦いに屈する形となった。
第4試合|英明が大分商を6-1で下し初の3回戦進出

最終の第4試合は大分商(大分)と英明(香川)が対戦し、18時開始。大分商は1回戦で日本文理(新潟)相手に序盤リードされる苦しい展開だったが、6回に連続タイムリーで逆転、7回にも加点して6-4で勝利し、29年ぶりとなる夏の甲子園白星を挙げていた。大会最速151キロを計測した救援投手・平田玲翔投手の存在も大きい。
対する英明は1回戦で関東第一を4-1で下し、エースが無四死球104球の完投勝利を記録するなど投手力の高さが際立った。
試合は英明が6-1で大分商を下し、初の3回戦(16強)進出を決めた。英明は3回表に内野ゴロの間に1点を先制すると、6回表には7番・太田選手の犠牲フライで追加点。さらに9回表には1番・池田選手のタイムリーや3番・松原選手の適時二塁打などで一挙4得点を挙げて突き放した。大分商は9回裏に4番・伊東選手のタイムリーで1点を返したが及ばず、逆転劇の勢いを持ち込んだ2回戦は届かずに敗退。センバツ8強の英明は投手力を軸にした安定した戦いで、春夏通じて自身初の3回戦進出を果たした。
なぜ13日に4試合行われる?台風15号の影響
本来13日は2回戦3試合(有明×長崎日大、青森山田×東日大昌平、大分商×英明)のみが予定されていた。ところが台風15号の接近に伴う天候不良の見込みから、12日第4試合として予定されていた東海大甲府×健大高崎が中止・順延となり、13日10時30分開始の第1試合として組み込まれることになった。これにより13日は本来の3試合に順延分が加わり、大会9日目としては異例の4試合開催となった。それに伴い、午後の3試合も開始時刻がそれぞれ30分ずつ繰り上げられている。
3回戦の組み合わせはいつから見られる?
2回戦(ベスト32を懸けた一戦)を勝ち抜いたチームは3回戦(ベスト16)に進出する。3回戦の組み合わせは、13日の残り2試合を含めた2回戦全体の結果が出そろってから日本高等学校野球連盟の公式発表・公式サイトで案内される見込みだ。健大高崎と有明はすでに16強進出を確定させており、次の対戦相手・日程は組み合わせ発表後にあわせて確認しておきたい。
中継・配信はどこで見られる?
夏の甲子園はNHKの地上波・BSで全試合が生中継されるほか、ABCテレビ系列(テレビ朝日系)でも放送されている。ネット配信では「バーチャル高校野球」(スポーツナビ、朝日新聞デジタル運営)が全試合をライブ配信しており、外出先でもスマートフォンから試合経過を確認できる。放送時間・チャンネルは当日の番組表で変更になることがあるため、視聴前に公式番組表で確認しておくと安心だ。
Xでの反応
健大高崎の完封勝利と、有明の劇的な逆転劇にXでも多くの反応が寄せられた。
「熊本支援の一環でライトスタンドから有明高校を応援。なかなかの好ゲームで3対2で長崎日大に競り勝ち、球児のスピード感と一体感のある応援に高校野球の虜になりそう」
— Xユーザーの投稿より(2026-08-13)
「県外出身者ばかりと言われがちな健大高崎で、県内出身の佐藤麻恩選手が躍動したのが嬉しい」という趣旨の反応も見られ、地元出身選手の活躍に注目する声が集まった。
— Xユーザーの投稿より(2026-08-13)
「甲子園第3試合は青森山田×東日大昌平、東北勢同士の戦いで目が離せない」と、第3試合の東北対決を楽しみにする投稿も相次いだ。
— Xユーザーの投稿より(2026-08-13)
まとめ
夏の甲子園大会9日目・8月13日は、台風15号の影響で順延となった東海大甲府×健大高崎を含む異例の4試合開催となった。第1試合で健大高崎が1-0で東海大甲府を完封、第2試合は有明が2回の逆転劇から3-2で長崎日大を振り切った。第3試合は東日大昌平が6-2で青森山田を下していわき勢の16強進出を決め、第4試合は英明が6-1で大分商を下し初の3回戦進出を果たした。健大高崎・有明・東日大昌平・英明の4校が3回戦(ベスト16)に進出し、組み合わせは2回戦全体の結果が出そろってから公式発表される見込みだ。
よくある質問
健大高崎は東海大甲府にどんなスコアで勝った?
健大高崎が1-0で東海大甲府を破った。5回に4番・佐藤麻恩選手の適時打で挙げた1点を、3投手の継投で完封リレーし守り切った。
有明はどんな試合展開で長崎日大に勝った?
2回表に先制を許した直後の裏の攻撃で、相手の悪送球を誘って逆転に成功。その後も加点し、最終スコア3-2で初出場ながら2回戦を突破した。
青森山田と東日大昌平の試合の結果は?
13日の第3試合として15時30分に開始され、東日大昌平が6-2で青森山田を下した。甲子園初出場の東日大昌平は白樺学園に続く2勝目となり、いわき勢として16強進出を決めた。
大分商と英明の試合の結果は?
13日の第4試合として18時に開始され、英明が6-1で大分商を下した。3回に先制、6回に犠飛で追加点、9回に打線がつながり一挙4得点で突き放した。英明は春夏通じて初の3回戦進出。
なぜ13日は4試合も行われる?
台風15号の影響で12日第4試合として予定されていた東海大甲府×健大高崎が順延となり、13日10時30分開始の第1試合として組み込まれたため、本来の3試合に1試合加わった。
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参考・出典
- ベースボールチャンネル「今日(8月13日)の試合速報・スコア結果一覧」
- 高校野球ドットコム「健大高崎が11年ぶり夏2回戦突破」
- 高校野球ドットコム「東海大甲府が健大高崎に完封負け」
- スポーツ報知「熊本代表・有明が逆転成功」
- 阪神甲子園球場 公式 大会スケジュール
(2026年8月13日 公開)
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