結論
サッカー日本代表は9月28日、キリンチャレンジカップでベネズエラ代表と対戦し2-1で勝利した。後半開始早々に先制点を許す苦しい展開だったが、途中出場の上田綺世が同点弾と勝ち越し弾を立て続けに決めて逆転。試合終盤にはVARの介入でいったん与えられたPKが取り消される場面もあり、試合後にはベネズエラ側が握手の整列を拒否する一幕もあった。この試合では5人の選手が新たにA代表デビューを果たしており、10月1日からのキリンカップ本戦(対エクアドル)に向けて収穫の多い一戦となった。
試合は横浜での開催で、日本代表にとっては10月1日開幕のキリンカップ2026本戦を控えた最終調整の位置づけだった(事前情報はこちらの記事で紹介済み)。試合内容・得点経過・VAR判定・整列拒否の経緯を時系列で整理する。
試合結果・スコア
日本 2-1 ベネズエラ
キリンチャレンジカップ2026/会場: 日産スタジアム(横浜)
得点: 上田綺世(2)/ベネズエラ: ケルシー

途中出場の上田綺世が2ゴールを決めて逆転勝利に導いた
試合開始直後は日本がボールを支配する時間が長かったが、決定機をなかなか仕留めきれない展開が続いた。均衡が破れたのは後半に入ってすぐのことだった。

日産スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ
得点者・ゴールシーン
後半開始早々 ベネズエラ ケルシー
後半に入ってすぐ、ベネズエラがカウンターから先制。前半を無失点で折り返していた日本にとっては痛い先制点となった。
日本 上田綺世(同点弾)
途中出場の上田綺世がゴール前で相手守備をかわして押し込み、同点に追いついた。
日本 上田綺世(勝ち越し弾)
同点に追いついた直後、再び上田が得点。この日2得点目となる勝ち越しゴールで試合の流れを完全に引き寄せた。

後半に流れを引き寄せた日本の攻撃
VARが覆した判定
試合終盤には、主審が一度PKを指し示す場面があった。しかしその後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によって主審がオンフィールドレビューを実施し、最終的に当初の判定が覆ってPKは取り消された。VARの導入によって際どい接触プレーの判定がその場で見直される場面は近年の国際試合で増えており、今回もその一例となった。試合の結果を左右しかねない重要な場面だっただけに、ピッチ上・スタンドともに一時騒然とする空気になった。

際どい接触プレーが相次いだ終盤の攻防
試合後、ベネズエラ側が整列を拒否
試合終了後、通常であれば両チームの選手が握手のために整列するが、この試合ではベネズエラ側の選手たちが整列を拒否する一幕があった。VARによる判定の覆りを含め、終盤の判定内容に対する不満が背景にあったとみられる。国際親善試合でこうした光景が見られるのは珍しく、試合後の話題の一つとなった。
5人が新たにA代表デビュー
この試合では合計5人の選手が新たにA代表デビューを飾った。スタメンで起用されたゴールキーパーの小久保玲央ブライアン、MFの中野就斗、熊坂光希、齋藤俊輔の4人に加え、後半途中に投入されたFWの谷村海那もこの試合でデビューを果たした。招集メンバー発表時点での初招集選手についてはこちらの記事で確認できる。キリンカップ本戦を前にした選手層の底上げという意味でも、収穫の多い起用となった。

この試合でA代表デビューを果たした選手たち

試合中には負傷のアクシデントもあった
VARとは何か
VAR(Video Assistant Referee)は、主審の判定をビデオ映像で支援する仕組みで、得点・PK・退場・警告の人違いという4つの場面に限って介入が認められている。今回のようにPKの判定が一度下された後にVARが介入し、主審が自らフィールド脇のモニターで映像を確認する「オンフィールドレビュー」を経て判定が覆るケースは、国際Aマッチでも珍しくない。ただし今回のように判定が二転三転すると、当事者チームの不満が試合後の対応(整列拒否)にまで表れることもある。国際親善試合はルール適用面でも本大会の予行演習という側面があり、今回のジャッジ運用も含めてキリンカップ本戦に向けた材料の一つとなった。
チームとしての収穫と課題
収穫として挙げられるのは、途中出場から結果を出した上田綺世の決定力と、5人ものデビュー選手を出しながら勝ち切ったスカッド全体の底上げだ。特に守備の要となるゴールキーパーがデビュー戦で試合をまとめきった点は、キリンカップ本戦に向けて心強い材料になる。一方で、後半開始直後に守備が整わないまま失点した点は修正が必要な課題として残った。立ち上がりの入り方は、初戦の相手となるエクアドル戦でも同様に問われるポイントになりそうだ。
次戦はキリンカップ本戦・エクアドル戦
日本代表はこの勝利を弾みに、10月1日からのキリンカップ2026本戦に臨む。初戦の相手はエクアドル代表で、会場は同じ横浜。放送予定やキックオフ時刻、大会形式の詳細は下記の記事にまとめている。前節のウルグアイ戦(3-1で勝利)から続く好調な仕上がりで本戦に挑む。
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キリンカップ本戦を前にした一戦となった
まとめ
- 日本代表はベネズエラに2-1で逆転勝利
- 後半開始直後の失点を、途中出場の上田綺世の2ゴールで逆転
- 終盤にVARが介入し、一度与えられたPKが取り消される場面があった
- 試合後、ベネズエラ側が整列を拒否する一幕も
- 5人の選手が新たにA代表デビューを果たした
日本代表は10月1日からキリンカップ2026本戦に突入する。15年ぶりの優勝がかかる大会の詳細は、上記のエクアドル戦プレビュー記事もあわせて確認してほしい。最新の代表メンバーや対戦成績など詳しい情報は日本サッカー協会(JFA)公式サイトで確認できる。
※試合結果・得点経過等の情報は試合後の報道時点のものです。最新情報は公式発表をご確認ください。
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