2026年10月28日(水)は、上空に12月上旬並みの寒気が流れ込み、北海道と東北で暴風と雪の荒れた天気になる見込みです。気象庁は北海道と東北日本海側に暴風への警戒を呼びかけています。この記事では、気象庁が10月27日夕方に出した発表を中心に、地域ごとの風・雪・時間帯を整理します。
結論
警戒の中心は「暴風」と「湿った重い雪」です。北海道は27日夜遅くから28日昼過ぎにかけて、日本海側と太平洋側西部で暴風に警戒が必要で、陸上でも最大瞬間風速35メートルの予想があります。上川中部では24時間降雪量が多い所で40センチの予想です。東北日本海側は28日未明から朝にかけて暴風に警戒が必要で、JR東日本は羽越本線・五能線などで一部列車の運休を予定しています。数字はすべて27日夕方時点の予報で、今後変わる可能性があります。
目次
- 今季一番の寒気はどこから来るのか
- 北海道の風の予想
- 北海道の雪の予想
- 東北の暴風と運休の見込み
- 28日の警戒時間帯
- 関東と29日以降の見通し
- 今夜のうちにできる備え
- この記事の限界と向かない人
- まとめ
画像出典: 気象庁の発表をもとに作成
今季一番の寒気はどこから来るのか
27日の夜から28日にかけて、低気圧が急速に発達しながら北海道付近を通過し、千島近海へ進みます。その後は西高東低の冬型の気圧配置になります。気象庁の気象解説情報は、気圧の傾きが大きくなることに加え、28日は上空約1500メートルに12月上旬並みの寒気が入ると説明しています。東北では上空約5500メートルに氷点下24度以下の寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になるとされています。
画像出典: 気象庁(実況天気図 27日18時)
画像出典: 気象庁(24時間予想天気図 28日9時)
28日9時の予想天気図では、千島近海に976hPaと984hPaの低気圧があり、大陸の高気圧(1030hPa)との間で等圧線が混んでいます。日本付近で等圧線の間隔が狭いほど風が強くなるため、北日本の日本海側で風が強まる配置です。
日本気象協会tenki.jpは、28日夜から29日朝にかけて今季一番の冷え込みになる所が多いと伝えています。季節が急に進むため、服装選びにも注意が必要です。
北海道の風の予想
気象庁の北海道地方気象解説情報(27日15時58分発表)では、日本海側と太平洋側西部で、27日夜遅くから28日昼過ぎにかけて暴風に警戒するよう呼びかけています。日本海側南部と太平洋側西部では、28日明け方から昼前にかけて高波にも警戒が必要です。
画像出典: 気象庁の発表をもとに作成
気象庁は、低気圧の動向や発達の程度によっては、暴風や大しけとなる地域や期間が広がるおそれがあるとも述べています。28日夕方にかけては、日本海側とオホーツク海側北部で竜巻などの激しい突風、落雷、ひょう、急な強い雨にも注意が必要です。
北海道の雪の予想
雪は山沿いと上川地方が中心です。気象庁の上川・留萌地方の発表(27日16時11分)では、27日18時から28日18時までの24時間降雪量が、上川中部で多い所40センチ、上川北部で30センチ、上川南部と留萌地方で20センチの予想です。その後の28日18時から29日18時までは、上川北部と上川中部が15センチ、上川南部と留萌地方が5センチとされています。
画像出典: 気象庁の発表をもとに作成
気象庁は、28日は断続的に湿った重い雪が降り、上川中部の山沿いを中心に大雪となる見込みで、28日昼前から夕方にかけて大雪による交通障害や、電線や樹木への着雪に十分注意するよう求めています。日本海側を中心に着雪への注意も呼びかけられています。
平地の雪について、tenki.jpは「道内は広い範囲で雪となり、平地でも雪となる所が多くなりそう」としています。これまでに初雪が観測されたのは稚内と旭川で、28日は札幌の初雪の平年日にあたり、札幌で初雪となれば平年並みです。札幌の積雪量は、今回確認した発表では示されていません。
冬タイヤへの交換や、札幌の平地の雪の見通しは【北海道の初雪】札幌は28日頃|平野部の積雪見込みとタイヤ交換にまとめています。
東北の暴風と運休の見込み
気象庁の東北地方気象解説情報(27日16時4分発表)は、東北日本海側で28日未明から朝にかけて西よりの暴風による交通障害や建物への被害に警戒するよう呼びかけています。海上では28日朝から夜のはじめ頃にかけて高波に十分注意が必要で、海上の風が予想より強まった場合は警報級の高波となる可能性もあります。
画像出典: 気象庁、tenki.jpの発表をもとに作成
鉄道は、tenki.jpによるとJR東日本が27日14時39分時点で、28日は強風が見込まれるため、羽越本線や五能線などで一部列車の運休を予定しています。東北の複数の路線で遅れや運休が出る可能性もあります。最新の運行状況はJR東日本の運行情報で確認してください。
28日の最高気温は、tenki.jpの予想で青森と盛岡が7度、秋田と山形が9度です。
28日の警戒時間帯
気象庁の発表にある時間の表現を並べると、28日は未明から朝にかけて風のピークが来て、昼前から夕方にかけては雪による交通障害が焦点になります。通勤・通学の時間帯が暴風の時間と重なる点がポイントです。
画像出典: 気象庁の発表をもとに作成
関東と29日以降の見通し
関東でも28日は北風が強まり、東京地方で木枯らし1号が吹く可能性があります。条件と東京・近畿の見通しは【木枯らし1号】10/28に吹く?東京・近畿の条件と寒さで詳しく書いています。
東北について、tenki.jpは29日(木)はいったん冬型が緩んで晴れ間の出る所が多くなり、30日(金)から31日(土)は日本海側を中心に雨が降りやすいとしています。31日は再び西よりの風が強まり、標高の高い所では雪の可能性もあります。北海道も29日以降は雨や雪の日が多く、朝晩は路面の凍結に注意が必要です。
今年の冬の見通しは【暖冬2026】過去最大エルニーニョで暖冬予想|雪と寒波への備え方にまとめています。今回の寒気は季節の変わり目の一時的なものです。
今夜のうちにできる備え
- 北海道・東北で車を使う人は、冬タイヤ・スタッドレスへの交換と空気圧の確認を27日のうちに済ませる
- 暴風が強い28日未明から朝に出かける予定は、時間をずらせないか確認する(列車の運休・遅れの可能性)
- 湿った重い雪は電線や樹木に着きやすく、停電が起きる可能性がある。懐中電灯・モバイルバッテリー・防寒具を手の届く所に置く
- ベランダや庭の物干し・植木鉢・自転車など、風で飛ぶ物を室内に入れる
- 雷や突風の兆しがあるときは頑丈な建物に入る(気象庁の呼びかけ)
- 出発前に気象庁の警報・注意報とJR・道路の運行情報を確認する
この記事の限界と向かない人
この記事は27日夕方時点の予報をまとめたもので、実況ではありません。気象庁は28日5時頃に北海道・東北の次の気象解説情報を出す予定で、数値や警戒の範囲が変わる可能性があります。「暴風雪」の警報級かどうかも、今回確認した27日夕方の発表では暴風(風)、大雪、着雪への注意が別々に書かれており、現地の最新の警報・注意報の確認は欠かせません。
28日当日の最新の警報や、お住まいの市町村の詳しい降雪量を知りたい人には、この記事は向きません。その場合は気象庁の警報・注意報とお住まいの地域の気象台の発表を直接ご覧ください。
まとめ
28日は、北海道の日本海側と太平洋側西部、東北日本海側で暴風への警戒が必要で、特に27日夜遅くから28日昼過ぎ(北海道)、28日未明から朝(東北)が強まる時間帯です。雪は上川中部で24時間40センチの予想で、湿った重い雪による着雪・交通障害に注意してください。冬タイヤへの交換、早めの帰宅、翌朝の運行情報の確認を、27日のうちに済ませておくと安心です。
参考・出典
- 気象庁: 警報・注意報
- 気象庁: 北海道地方気象解説情報(暴風・高波・落雷) 2026/10/27 15:58
- 気象庁: 東北地方気象解説情報(暴風・高波・落雷) 2026/10/27 16:04
- 気象庁: 上川・留萌地方気象解説情報(暴風・高波・大雪) 2026/10/27 16:11
- 気象庁: 天気図
- tenki.jp: 28日は12月並みの寒気 北海道・東北は積雪や台風並みの暴風(2026/10/27)
- tenki.jp: 北海道 28日は降雪量30センチ超のおそれ 冬タイヤに交換を(2026/10/27)
- tenki.jp: 東北 明日28日は暴風で列車の運休も(2026/10/27)
- ウェザーニュース: 明日10月28日(水)の天気予報 北日本は初冬の嵐(2026/10/27)
(2026年10月27日 公開 / 27日夕方時点の予報)
気象情報は刻々と更新されます。最新の警報・注意報や交通情報は、気象庁・各鉄道会社・道路管理者の公式発表でご確認ください。
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