政府は11月3日、2026年秋の叙勲の受章者を発表しました。受章者は合計3,861人で、女優の松坂慶子さん(74)が旭日小綬章、元厚生労働事務次官の村木厚子さん(70)が瑞宝重光章を受けるなど、各分野の顔ぶれがそろいました。この記事では、報道で確認できた著名な受章者、階級別の人数、旭日章と瑞宝章の違い、褒章や文化勲章との区別を整理します。
・受章者は3,861人(旭日章895人・瑞宝章2,966人)。女性は400人で全体の10.4%、民間出身は1,832人で47.4%です。
・大綬章の受章者は旭日7人・瑞宝4人の計11人。トヨタ自動車の豊田章男会長(70)、元厚労相の武見敬三さん(74)らが名を連ねます。
・松坂慶子さんは旭日小綬章。コメントは「身に余る光栄でございます」でした。
・叙勲は褒章・文化勲章とは別の制度です。人数と名前は一部報道ベースのため、全員の名簿は政府発表で確認できます。
公開日: 2026年11月3日

目次
- 1. 2026年秋の叙勲の全体像
- 2. 大綬章の受章者11人
- 3. 松坂慶子さんら著名な受章者
- 4. 階級別の人数と読み方
- 5. 旭日章と瑞宝章、褒章・文化勲章のちがい
- 6. この記事の限界と注意点
- 7. まとめ
1. 2026年秋の叙勲の全体像
共同通信などによると、政府が3日付で発表した秋の叙勲の受章者は3,861人でした。内訳は、旭日章が895人、瑞宝章が2,966人です。女性は瑞宝重光章を受ける元厚生労働事務次官の村木厚子さん(70)ら400人で、全体の10.4%。民間出身者は1,832人で、47.4%と半数近くを占めました。
春の叙勲は4月29日、秋の叙勲は11月3日に発令されるのが通例で、各回とも約4,000人が目安とされています(内閣府の資料)。今年の春には、アニメ監督の富野由悠季さんが旭日中綬章を受けました(富野由悠季が旭日中綬章受章|ガンダム生みの親84歳・次回作情報)。
2. 大綬章の受章者11人

最上位の勲等にあたる大綬章は、旭日大綬章が7人、瑞宝大綬章が4人です。報道に載った顔ぶれは次のとおりです(年齢・肩書は報道時点)。
報道によると、大綬章は天皇陛下が、重光章は高市早苗首相が10日に皇居で授けます(南日本新聞・共同通信)。中綬章以下の伝達の日程は、確認できた範囲では報じられていません。
3. 松坂慶子さんら著名な受章者

松坂慶子さん(旭日小綬章)
女優の松坂慶子さん(74、本名・高内慶子さん)は旭日小綬章を受けます。受章にあたり「身に余る光栄でございます。仕事を始めた少女の頃の初心を忘れずにこれからも精進してまいります」とコメントしました。FNNは、日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を3回受賞していると伝えています。
そのほかの旭日章・瑞宝章
- 旭日小綬章: バレエの川口ゆり子さん(76、本名・今村ゆり子さん)、染織家の小宮康正さん(70)、元宮城県歯科医師会長の細谷仁憲さん(79)
- 旭日重光章: 日清食品ホールディングス社長の安藤宏基さん(79)、元豊田通商社長の加留部淳さん(73)
- 旭日双光章: 佐賀県伊万里市の前田正義さん(84)
- 瑞宝重光章: 村木厚子さん(70)、東京大学名誉教授の荒川泰彦さん(73)、早稲田大学名誉教授の大石進一さん(73)
旭日大綬章の豊田章男さんは、2009年にトヨタ自動車の社長に就任し、現在は会長を務めています(中日新聞)。受章にあたって「幸せの量産」という言葉に触れたと伝えられています。
4. 階級別の人数と読み方

時事通信の集計では、外国人叙勲を除いた階級別の人数は、重光章50人、中綬章330人、小綬章855人、双光章1,415人、単光章1,200人です。ここに大綬章11人を加えると、合計の3,861人になります。
最も多いのは双光章で、全体の約37%を占めます。大綬章は約0.3%にあたる11人のみで、報道で名前が並びやすいのは、この上位の階級です。一方で、受章者の大半は双光章・単光章・小綬章で、地域や現場で長く務めた人が中心です。割合は報道の人数から当サイトが計算した概算です。
5. 旭日章と瑞宝章、褒章・文化勲章のちがい

内閣府の「栄典制度の概要」(資料PDF)によると、旭日章は顕著な功績を挙げた人に、瑞宝章は公務などに長年たずさわり成果を挙げた人に与えられます。どちらも大綬章・重光章・中綬章・小綬章・双光章・単光章の6階級で、2003年の改革で「勲一等」などの呼び方をやめ、男女の区別なく授与されるようになりました。
褒章は叙勲とは別の制度で、紅綬・緑綬・黄綬・紫綬・藍綬・紺綬の6種があり、春秋の年2回、各約800人が目安です。文化勲章は11月3日に授与される別の栄典で、文化功労者の中から約5人が選ばれます。今年の文化勲章については【文化勲章2026】宮本茂氏が受章|ゲーム分野初・8人の顔ぶれと会見で整理しています。
叙勲の対象は、原則として70歳以上、または厳しい環境で長年働いた人は55歳以上などの目安があります。栄典は本人一代限りで、世襲はされません。
6. この記事の限界と注意点
- 名前は一部のみ: 3,861人のうち、報道で確認できた著名な受章者に絞っています。全員の名簿は政府の発表で確認できます。
- 肩書・年齢は報道時点: 現職か元職かは、各社の表記に合わせています。
- 褒章・文化勲章の個別の名簿は未掲載: 別の制度で、この記事では仕組みの違いだけを扱いました。
- 伝達式の日程: 大綬章・重光章は10日と報じられましたが、中綬章以下は確認できていません。
- この記事が向かない人: 特定の個人の受章理由の詳細や、全員の名簿を探している人。
7. まとめ
・大綬章は11人。豊田章男さん、武見敬三さんらが受章します。松坂慶子さんは旭日小綬章、村木厚子さんは瑞宝重光章です。
・叙勲は褒章・文化勲章とは別の制度です。受章者の全体名簿は、政府の発表でご確認ください。
人数や名前、日程は発表後に修正される場合があります。最新の情報は、内閣府の栄典の資料や政府の公式発表でご確認ください。
参考・出典
- 共同通信(2026年11月3日、秋の叙勲の受章者・女性比率・民間出身者)
- 時事通信(2026年11月3日、階級別の人数)
- 日本経済新聞・中日新聞・FNN(2026年11月3日、受章者のコメント・経歴)
- 南日本新聞(共同通信配信、大綬章・重光章の伝達)
- 内閣府「栄典制度の概要」(平成30年版)
コメントを残す