卓球の松島輝空(19歳)が、2026年10月5日にITTF(国際卓球連盟)が発表した2026年第41週の男子シングルス世界ランキングで1位に立った。日本選手の世界1位は1980年の小野誠治氏以来46年ぶりで、現行のランキング制度では日本人初となる。
結論
松島輝空は前週3位から2つ順位を上げて世界1位。19歳5カ月での1位は日本選手史上最年少だ。ただし2位ルブランとのポイント差は約550で、開催中のチャイナスマッシュ次第では翌週に順位が入れ替わる可能性がある。

写真:World Table Tennis(テレビ東京卓球NEWSより)
目次
- 世界ランキング1位の概要(順位とポイント)
- 松島輝空はなぜ1位になれたのか
- 1位は長く続く?張本智和が奪還する2つの条件
- 松島輝空のコメント
- チャイナスマッシュの日程と放送
- まとめ
世界ランキング1位の概要(順位とポイント)
10月5日付の男子シングルス世界ランキングで、1位だった王楚欽(中国)に代わって松島が頂点に立った。王楚欽は2025年9月16日から1位を守っていた。
- 日本選手の世界1位は1980年の小野誠治氏以来46年ぶり
- 現行のランキングシステムになってからは日本人初
- 19歳5カ月での1位は、長谷川信彦氏の20歳1カ月を上回る日本選手史上最年少記録

出典:Rallys(2026年10月4日付の試算をもとに作成)。ポイントは10月5日発表時点の見込み値。
上位の顔ぶれは次のとおり(テレビ東京卓球NEWSの掲載順)。
日本男子では、このほか戸上隼輔が13位、篠塚大登が18位で100位以内に入っている。
松島輝空はなぜ1位になれたのか
世界ランキングは、有効なポイントのうち上位8大会分の合計で決まる。1位浮上の背景には、大型大会での優勝とベスト4以上の安定した成績がある。
2000ポイントを稼いだ6月のUSスマッシュ優勝
WTTシリーズ最高カテゴリーのグランドスマッシュ「USスマッシュ」(6月26日〜7月5日)で、2024年パリ五輪銅メダルのF.ルブランらを破って初優勝。優勝ポイントは2000で、このとき世界ランク6位から3位に浮上した。
その後も上位に安定して進出
- 8月のWTTチャンピオンズ横浜、WTTヨーロッパスマッシュ:ベスト4
- 9月のWTTチャンピオンズマカオ:ベスト8
- アジア競技大会:男子団体で60年ぶりの金メダル、男子ダブルス(戸上隼輔とペア)で銅メダル
過去の推移を見ると、2023年8月のWTTコンテンダー リオデジャネイロ準優勝で151位から51位に急上昇し、2024年6月にトップ30入り、2025年10月に16位、同年11月に8位とトップ10入りを果たしていた。
アジア競技大会やWTT横浜については、アジア競技大会2026のメダル数と残り日程、WTTチャンピオンズ横浜の準決勝・放送ガイドでも触れている。
1位は長く続く?張本智和が奪還する2つの条件
現在開催中のWTTチャイナスマッシュ2026(10月1日〜11日・北京)は、優勝2000ポイントのグランドスマッシュ。2位ルブランは6,379、3位張本は6,363と、松島の6,930との差は約550ポイントにとどまる。ランキングは「獲得ポイント−最低ポイント」の差が上乗せされる仕組みで、松島の現在の最低ポイントはシンガポールスマッシュの380。グランドスマッシュのベスト16と同じなので、ベスト16以下で敗退しても上積みはない。
Rallysの試算によると、松島と張本は同じ山に入っており、ともに勝ち進めば準決勝で当たる。張本が松島を上回って1位になる条件は次の2つ。

出典:Rallys(2026年10月4日付の試算)をもとに作成。
- 準決勝で松島に勝ち、そのまま優勝する(優勝で7,913ポイントに到達)
- 松島がベスト8以下で敗退し、張本は決勝に進出する(準優勝の7,313ポイントで上回る)
松島自身が優勝すれば8,550ポイントとなり、ルブラン・張本・モーレゴードの3人はいずれも届かない。逆にルブランは、優勝(8,079ポイント)すれば他の結果に関係なく1位になれる。なお、王楚欽は今大会を欠場しており、ポイントを上積みする機会がない。
張本は松島の世界1位を祝福しつつ、「三日天下じゃないですけど、この大会まで」と奪還を宣言したと報じられている。チャイナスマッシュは松島が10月5日に初戦(1回戦)でアメリカのジャーに勝利し、2回戦はオーストラリアのフィン・ルーと対戦する。
松島輝空のコメント
テレ東スポーツの取材に対し、松島は世界1位について「うれしい部分はある」としたうえで、目指しているのはオリンピックの金メダルで「あまり満足せずに、もっともっと上を目指したい」と話した。19歳5カ月の最年少記録については「後からついてきたもの」とし、1位になった今は「向かってくる選手がたくさんいる」と認めつつ、自分も向かっていく姿勢を忘れないと語っている。
発表直後には、卓球チームの公式Xなどでも祝福の投稿が見られた。
チャイナスマッシュの日程と放送
- 大会:WTTチャイナスマッシュ2026(10月1日〜11日、中国・北京)
- 放送:テレ東・BSテレ東で10月6日、BSテレ東で10月11日に放送予定と案内
- 配信:U-NEXTで日本人選手の注目試合を実況解説付きで独占ライブ配信、外国勢同士の試合はテレビ東京卓球チャンネル(YouTube)でライブ配信
女子の早田ひなや張本美和も出場している。早田の近況は早田ひなのWTTチャンピオンズ横浜まとめ、張本兄妹の横浜での活躍は張本智和・美和の横浜Wでの優勝記事も参考になる。
注意点
本記事の順位・ポイントは2026年10月5日時点の発表と報道に基づく。チャイナスマッシュの結果によって翌週の順位は変わる可能性があるため、最新の順位は公式のランキングページで確認してほしい。
まとめ
ポイント
- 10月5日発表の第41週ランキングで、松島輝空が男子シングルス世界1位に
- 日本選手では1980年の小野誠治氏以来46年ぶり、現行制度では日本人初、19歳5カ月は史上最年少
- 2位ルブランとは約550ポイント差。チャイナスマッシュで張本智和らが逆転する可能性もある
- チャイナスマッシュは10月11日まで北京で開催
最新の順位と大会情報はITTF公式サイトやテレビ東京卓球NEWSで確認してほしい。ポイント計算はRallysの試算を参考にしており、実際の結果とは異なる場合がある。
参考・出典
- テレビ東京卓球NEWS「松島輝空 世界ランク1位!」(2026年10月5日)
- Rallys「松島輝空の世界ランク1位を脅かす3選手 張本智和が1位になる条件は?」(2026年10月4日)
- テレ東スポーツ(Yahoo!ニュース)松島輝空コメント記事(2026年10月5日)
- Rallys「第2シード・松島輝空が白星発進」(2026年10月5日)
公開日:2026年10月5日
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