(2026年7月28日 公開)
財務省が毎月発行する「個人向け国債」の2026年8月号(第196回)の募集が、2026年7月31日(金)まで受け付けられている。変動10年の適用利率は1.80%、固定5年は1.95%、固定3年は1.56%(いずれも税引前の表面利率)で、国が発行する元本割れのない安全資産として資産運用の選択肢に挙がりやすい。ここでは3種類の利率・募集期間・買い方・注意点を整理する。
この記事でわかること
- ・2026年8月号の適用利率(変動10年/固定5年/固定3年)
- ・募集締切と発行日はいつか
- ・どこで買える?最低いくらから購入できるか
- ・中途換金はできるか
画像出典: 財務省 個人向け国債公式サイト
概要|2026年8月号は7月31日締切・発行日8月17日
個人向け国債は財務省が発行する国債で、毎月募集が行われている。2026年8月号として発行されるのは「変動10年(第196回)」「固定5年(第184回)」「固定3年(第194回)」の3タイプ。募集期間はいずれも令和8年7月6日(月)から7月31日(金)までで、発行日は令和8年8月17日(月)に統一されている。最大の特徴は国が元本を保証する点で、預金保険の対象外である銀行預金と異なり、満期まで保有すれば額面金額が保証される安全資産として位置づけられている。
金融機関(銀行・証券会社・ゆうちょ銀行など)によっては、募集期間中に購入すると現金キャッシュバックなどの独自キャンペーンを実施していることがあるため、同じ国債でも購入先によって実質的な受取額が変わる場合がある。
変動10年・固定5年・固定3年の適用利率一覧
2026年8月号(第196回変動10年・第184回固定5年・第194回固定3年)の適用利率は次の通り。数値は財務省公式サイトで確認した表面利率(税引前)。
画像出典: 財務省 個人向け国債公式サイト
変動10年(第196回)
1.80%
令和8年7月6日〜31日
令和8年8月17日
半年ごとに見直しの変動金利
画像出典: 財務省 個人向け国債公式サイト
固定5年(第184回)
1.95%
令和8年7月6日〜31日
令和8年8月17日
発行時に固定される金利
画像出典: 財務省 個人向け国債公式サイト
固定3年(第194回)
1.56%
令和8年7月6日〜31日
令和8年8月17日
発行時に固定される金利
変動10年は半年ごとに適用利率が見直される仕組みのため、今後の金利動向によって受取額が変わる可能性がある。一方、固定5年・固定3年は発行時点の利率が満期まで固定されるため、将来の受取額をあらかじめ確定させたい人に向いている。3タイプの中で表面利率が最も高いのは固定5年の1.95%だが、資金を動かせる期間や金利変動リスクへの考え方によって選ぶタイプは変わる。
金利1.80%はどれくらいお得?普通預金との比較で見る
個人向け国債の金利水準を実感するには、銀行預金の金利と比べるとわかりやすい。当サイトで既報の通り、大手銀行(メガバンク)の普通預金金利は2026年8月3日から0.4%に見直される予定だ(詳細はメガバンク預金金利0.4%に|8月3日から対象と今すべきことを参照)。個人向け国債の変動10年(1.80%)・固定5年(1.95%)・固定3年(1.56%)は、いずれもメガバンクの普通預金金利を上回る水準となっている。
ただし個人向け国債は普通預金のようにいつでも自由に引き出せるわけではなく、発行から1年間は原則として換金できない点には注意したい(詳細は後述)。すぐに使う予定のない資金を、預金よりやや高い利率で確実に増やしたい場合の選択肢として検討されることが多い。
どこで買える?購入方法と最低金額
画像出典: 財務省 個人向け国債公式サイト
個人向け国債は、銀行・信用金庫・証券会社・ゆうちょ銀行など全国の取扱金融機関の窓口やインターネット取引で購入できる。購入単位は1万円で、最低1万円から1万円単位で申し込みが可能。まとまった資金がなくても少額から始められる点も特徴のひとつだ。
購入時には本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)と、金融機関の口座(申込資金の引き落とし・利子や償還金の受取用)が必要になる。証券会社によっては、募集期間中の購入額に応じて現金プレゼントキャンペーンを実施していることがあるため、複数の金融機関の条件を比較してから窓口やアプリで申し込む人も多い。
いつまでに申し込む?募集期間と発行スケジュール
画像出典: 財務省 個人向け国債公式サイト
2026年8月号の募集期間は令和8年7月6日(月)〜7月31日(金)。金融機関によって申込受付の締切時刻が異なる場合があるため、最終日に申し込む場合は早めの時間帯に手続きを済ませておくと安心だ。発行日は令和8年8月17日(月)で、この日から実際に国債として保有が始まる。今回の募集に間に合わなかった場合も、個人向け国債は毎月発行されているため、次回9月号(募集開始は例年8月上旬ごろ)を待つこともできる。次回以降の適用利率は財務省が発行月ごとに改めて発表する。
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中途換金はできる?注意点まとめ
個人向け国債は、発行から1年が経過すれば原則いつでも中途換金が可能。ただし満期まで保有した場合と異なり、中途換金時には「直前2回分の利子(税引前)相当額×0.79685」を額面金額から差し引く「中途換金調整額」が発生する。つまり早期に換金すると、その分受取額が目減りする仕組みになっている。
逆にいえば、発行から1年未満は原則として中途換金ができない(災害等による特例を除く)。すぐに使う可能性がある資金は個人向け国債ではなく、普通預金など流動性の高い金融商品に置いておくのが基本的な考え方になる。
まとめ
個人向け国債2026年8月号は、変動10年1.80%・固定5年1.95%・固定3年1.56%の3タイプ。募集締切は2026年7月31日(金)、発行日は8月17日(月)で、1万円から購入できる。発行から1年未満は中途換金できない点に注意しつつ、メガバンクの普通預金金利(0.4%)などと比較しながら検討したい。最新の適用利率や取扱金融機関ごとのキャンペーン内容は、財務省公式サイトや各金融機関の窓口で必ず確認しよう。
よくある質問
Q. 2026年8月号の適用利率はいくらですか?
A. 変動10年が1.80%、固定5年が1.95%、固定3年が1.56%です(いずれも税引前の表面利率)。
Q. 申込みの締切はいつですか?
A. 募集期間は2026年7月6日(月)から7月31日(金)までです。発行日は8月17日(月)です。
Q. 最低いくらから購入できますか?
A. 1万円から1万円単位で購入できます。
Q. 途中で換金できますか?
A. 発行から1年が経過すれば原則いつでも中途換金できますが、直前2回分の利子相当額に相当する中途換金調整額が差し引かれます。
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参考・出典
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