Valveが新型Steamコントローラーの発売日と価格を正式発表した。2026年5月4日(太平洋時間)に99ドル(約1万6,000円)で販売開始となる。デュアルトラックパッドと磁気サムスティックを両立させた意欲的な設計で、PCゲーマーの注目を集めている。
記事のポイント
- 5月4日(PT)発売、日本は5月5日15時頃から購入可能と見られる
- 価格は99ドル(約1万6,000円)、PS5純正の約2倍
- デュアルトラックパッド+TMR磁気スティック+背面4ボタンの全部入り
- Steam Deck/PC/スマホ対応、修理しやすい設計
発売日・価格・販売方法
新型Steamコントローラーは、2026年5月4日午前10時(太平洋時間)にSteamストアで販売開始される。日本時間では5月5日(月)午前2時に相当するが、KOMODO(コモド)経由での日本販売も予定されており、日本時間15時頃からの購入開始が有力視されている。
| 製品名 | Steam Controller(Steamコントローラー) |
| 発売日 | 2026年5月4日(PT) / 日本は5月5日見込み |
| 価格 | 99ドル(約1万6,000円) |
| 販売元 | Steamストア / KOMODO(日本) |
なお、Valveは本製品を「Steam Controller 2」とは呼ばず、単に「Steamコントローラー」としている。デザイナーのローレンス・ヤン氏は「まったく新しい製品であり、初代の精神的後継ではあるが、フレッシュなスタートと位置づけている」と説明している。
主要スペック・機能
デュアルトラックパッド
本機最大の特徴は、左右のサムスティック下に搭載された2つの正方形トラックパッドだ。マウス入力を再現する設計で、FPSやストラテジーなどキーボード+マウス前提のジャンルでも直感的に操作できることを目指している。Steam Deckで培った技術が活かされている。
TMR磁気サムスティック
次世代のTMR(トンネル磁気抵抗)テクノロジーを採用したサムスティックは、応答性と耐久性を大幅に向上させている。静電容量式タッチにも対応しており、スティックに触れるだけでモーション入力を切り替えるといった操作が可能になる。
背面4ボタン・ジャイロ・HD振動
背面には4つのグリップボタンを搭載。親指をスティックから離さずに追加入力ができる。ジャイロセンサーによるモーションエイムにも対応し、グリップを握った時だけジャイロが有効になるトグル設定も可能だ。HDハプティクスフィードバックにより、複雑な波形で細かな触覚フィードバックが得られる。
対応デバイス
- Windows / Mac / Linux PC
- Steam Deck(ドッキング/ハンドヘルド両対応)
- タブレット・スマートフォン(Steam Linkアプリ経由)
- Steam Machine(リモートウェイク対応)
ユニークな特徴と設計思想
紛失防止の「ピング機能」
コントローラーを見失った時、本体を振動させながら固定電話風の着信音を鳴らして場所を知らせる機能が搭載されている。Valveのエンジニアチームの一人が「面白いから」という理由で実装し、そのまま正式採用されたという、Valveらしいエピソードだ。
3.5mmジャック非搭載の理由
本機には一般的なヘッドホンジャックが搭載されていない。エンジニアのジェレミー・スロカム氏は「PCゲーマーの大半はBluetoothヘッドセットや専用ドングル付きヘッドセットを使っており、ジャックは不要な複雑さを追加するだけ」と説明している。
修理・カスタマイズ性
7本のトルクスネジで簡単に分解でき、接着タブは一切使用されていない。バッテリー交換も専用工具なしで可能だ。さらにValveは3Dスキャンデータや回路図を公開予定で、MODコミュニティによるカスタマイズも想定している。
他社コントローラーとの比較
| 製品 | 価格 | トラックパッド | 背面ボタン | ジャイロ |
|---|---|---|---|---|
| Steamコントローラー | 9 | 2基 | 4つ | 対応 |
| DualSense(PS5) | 約$70 | 1基(タッチパッド) | なし | 対応 |
| Xbox Wireless | 約$60 | なし | なし | なし |
| Xbox Elite 2 | 約$180 | なし | 4つ | なし |
背面4ボタン+デュアルトラックパッド+ジャイロの組み合わせは現時点で唯一の存在。Xbox Elite Series 2の約半額で背面ボタンが使える点は、コストパフォーマンスの面で強みとなる。一方でコンソール(PS5/Xbox)との互換性はなく、あくまでPC/Steam専用である点は留意が必要だ。
Xでの反応
Xでは発表直後から多数の反応が寄せられている。
- 「Steam Deckのゲームパッド部分だけを取り出した感じ。トラックパッド、案外使いやすいのよね。スマホでFPS慣れてる人には丁度いいかも」
- 「機能に対して価格抑えてるなって感じでかなりほしいけど、箱コン全然壊れる気配ないし。でもほしい」
- 「PS配置なので100点です」
- 「日本では18000円といったところかな。西側ブランドの多機能コントローラーならこんなもの」
全体的にはポジティブな反応が多い一方、「箱コンで十分」「PSとのボタン配置の違いが気になる」という声も一定数見られた。
【2026-05-04更新】本日発売開始・レビュー情報
新型Steamコントローラーは2026年5月4日(太平洋時間10:00)より正式発売が開始された。
- 販売開始:5月4日(太平洋時間10:00)/ Steamストアにて販売
- 日本向け販売:KOMODO Stationを通じて販売(米国・EU・UK・豪州はSteam直販)
- 初期レビュー:PC Gamerが「リビングルームゲームの決定版」と高評価。TMR磁気スティックとデュアルトラックパッドの操作感が特に好評
- バッテリー35時間以上・充電ドック兼ワイヤレス送信機のパック付き
まとめ
Valve新型Steamコントローラーは、デュアルトラックパッド+TMR磁気スティック+背面4ボタンという全部入り仕様を99ドルで実現した意欲作だ。PC/Steam Deckユーザーにとって、FPSからストラテジーまであらゆるジャンルを1台でカバーできる純正デバイスとして注目度は高い。
5月4日の発売開始後、Steam Controller は即日完売となった。Valveは5月5日に公式X/Blueskyにて「想定以上の速さで売り切れてしまい、入手できなかった皆さんに申し訳なく思っている。増産に向けて取り組んでおり、入荷時期の目安について近日中にお知らせする」と公式声明を発表。再生産・再販が確定しており、Steamストアの入荷通知登録をしておくと購入機会を逃さない。転売市場では定価99ドルの2倍超で出回っているため、公式再販を待つのが得策だ。
5月8日より予約(Reservation)システムが開始した。参加条件は「4月27日以前にSteamで購入歴があるアカウント」かつ「すでにSteam Controllerを未購入」で、1人1台まで。予約確定メール受信から72時間以内に購入手続きを完了する必要がある。5月11日週よりアメリカ・カナダから順次発送開始、他地域は後続の週に対応予定。入荷通知登録よりも確実に入手できるため、条件を満たすユーザーは公式Steamページで予約状況を確認することを推奨する。
※ 価格・仕様は発表時点の情報です。日本での正確な販売価格や発売日は公式サイトで最新情報をご確認ください。

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