トヨタのオープン2シータースポーツ「MR2」の復活が自動車ファンの間で話題になっています。2026年8月14日にAUTOCAR JAPANが報じた続報によると、トヨタは新型MR2に関連するとみられる商標「GR MR2」を出願しており、開発コード「710D」の存在も明らかになっています。この記事では、現時点で確認できている事実を整理したうえで、発売時期・価格・スペックについて予想していきます。
- 商標出願「GR MR2」と開発コード「710D」の内容
- 技術実証車「GRヤリス Mコンセプト」との関係
- 発売時期・価格が発表されているかどうか
- 歴代MR2の歴史とGRブランドでの位置づけ
新型MR2復活のニュースを整理
新型MR2に関する報道は、2025年12月にトヨタが「GR MR2」の商標を出願したことが判明したところから本格化しました。その後、2026年8月14日付のAUTOCAR JAPANの記事で、開発コード「710D」を持つ新型スポーツカーの存在があらためて報じられ、SNS上でも「MR2復活か」と大きな反響を呼んでいます。ただし2026年8月時点で、トヨタから新型MR2に関する公式な発表は行われていません。商標出願や開発コードはあくまで「将来的な製品化の可能性を示す情報」であり、発売が確定した事実ではない点には注意が必要です。
商標出願からわかること|「GR MR2」と開発コード「710D」
今回の話題の発端は、トヨタが「GR MR2」という名称で商標を出願していたことです。GRはトヨタのモータースポーツ・高性能車ブランド「GAZOO Racing」を示す接頭辞で、GR86やGRヤリスと同じ位置づけで新型車に冠される可能性があります。あわせて明らかになった開発コード「710D」は、社内での開発プロジェクトを示す番号とみられ、既存のGR車両とは異なる新規コードであることから、まったく新しいプラットフォームで開発が進んでいる可能性が指摘されています。
ただし商標出願はあくまで「名称を確保する手続き」であり、出願された名称がそのまま市販化されるとは限りません。過去にもトヨタが出願した商標が実際の市販車に使われなかった例はあるため、「GR MR2」の名称や710Dというコードは、現時点では有力な手がかりの一つとして捉えるのが妥当です。
予想されるスペック・エンジン|ミッドシップ×G20Eの可能性
MR2の最大の特徴は、その名の由来にもなっている「ミッドシップ(Midship)」レイアウトです。エンジンを車体中央、運転席の後方かつリアアクスルの前方に搭載することで、優れた前後重量配分とコーナリング性能を実現するのがMR2の伝統でした。新型MR2でもこのミッドシップレイアウトが踏襲されるかが最大の注目点です。
G20Eエンジン搭載の可能性
エンジンについては、トヨタが「GRヤリス Mコンセプト」でスーパー耐久レースに投入している「G20E」型エンジンとの関連が取り沙汰されています。G20Eは排気量1.6リットルの直列3気筒ターボエンジンで、GRヤリスに搭載される「G16E-GTS」型エンジンをベースに、モータースポーツ向けに開発されたユニットです。新型MR2がこのエンジンをミッドシップに搭載する可能性が有力視されていますが、これも公式に確定した情報ではなく、あくまで技術実証車の動向から導かれる予想の域を出ません。

GRヤリス Mコンセプトとは?スーパー耐久で走る技術実証車
新型MR2復活の噂を語るうえで欠かせないのが、トヨタが国内のスーパー耐久レースに投入している技術実証車「GRヤリス Mコンセプト」です。名前に「ヤリス」と付いていますが、外観はGRヤリスをベースにしながら、エンジンをフロントから車体中央に移設したミッドシップ車両として開発されています。トヨタはこの車両を「モータースポーツを通じた技術開発の場」と位置づけており、量産化を前提とした市販予定車両ではなく、あくまで技術実証を目的としたレース専用車です。
とはいえ、ミッドシップレイアウトとG20Eエンジンの組み合わせをレースで鍛えている事実は、将来のミッドシップスポーツカー(新型MR2)の開発と無関係ではないとみる声が自動車メディアやファンの間で多く、新型MR2復活説の技術的な裏付けの一つとして注目されています。

発売時期・価格はいつ発表される?
結論から言うと、2026年8月15日時点で新型MR2の発売時期・価格についてトヨタから公式な発表は一切ありません。商標出願(2025年12月判明)、開発コード710D、GRヤリス Mコンセプトによるスーパー耐久での技術実証という3つの材料が揃ってはいるものの、これらはいずれも「開発が進行している可能性」を示す状況証拠であり、市販化の時期や価格を裏付けるものではありません。
過去のGR86やGRヤリスの例を振り返ると、技術実証車がモータースポーツに投入されてから市販モデルの正式発表まで数年単位の期間を要するケースが一般的です。新型MR2についても、仮に開発が進んでいたとしても、正式発表・発売までにはまだ相応の時間がかかる可能性が高いとみられます。今後の続報としては、モーターショーでのコンセプトカー発表や、トヨタ公式からの正式なティザー情報が最初の公式サインになると考えられるため、続報が入り次第この記事も更新していきます。
セリカ復活・WRC参戦の噂との関係
新型MR2の噂と並行して、同じくトヨタのスポーツクーペ「セリカ」の復活や、トヨタのWRC(世界ラリー選手権)参戦強化に関する噂もたびたび話題になっています。MR2・セリカはいずれも1990年代を中心にトヨタのスポーツカーラインナップを支えた兄弟的なモデルで、GR86・GRヤリス・GRカローラといった現行GRラインナップと合わせて「トヨタのスポーツカー復権」という大きな文脈の中で語られることが多いテーマです。ただし、セリカ復活やWRC参戦強化についても、MR2と同様に現時点で公式な発表はなく、あくまで噂・予想の域を出ない情報である点は変わりません。
歴代MR2とGRブランドでの位置づけ
MR2は1984年に初代(AW11型)が登場し、トヨタ初の量産ミッドシップスポーツカーとして高い評価を受けました。1989年には2代目(SW20型)が登場し、丸みを帯びたスタイリングと本格的なスポーツ性能で人気を博しています。1999年には3代目(ZZW30型)がオープン2シーターとして登場しましたが、2007年の生産終了以降、MR2の後継となるミッドシップスポーツカーはトヨタのラインナップに存在していません。

もし新型MR2が実現すれば、GR86(FR=フロントエンジン・リア駆動)、GRヤリス・GRカローラ(FF/4WDベース)に続く「GRブランド初のミッドシップスポーツカー」となり、トヨタのスポーツカーラインナップの中でも独自のポジションを占めることになります。GRヤリス Mコンセプトがモータースポーツで培っているミッドシップのノウハウが、そのまま市販車開発に活かされるとすれば、ファンの期待も大きくなりそうです。
SNSの反応
新型MR2の噂を受けて、SNS上では期待と不安が入り混じった反応が見られます。
スペックや価格帯を懸念する声、往年のSW20世代からの期待の声、実際のレイアウトを見極めたいという慎重な声など、反応は様々です。公式発表が待たれる状況といえるでしょう。
まとめ
新型トヨタMR2の復活については、2025年12月に判明した商標「GR MR2」の出願、開発コード「710D」の存在、そしてスーパー耐久を走る技術実証車「GRヤリス Mコンセプト」という3つの材料から期待が高まっていますが、2026年8月15日時点でトヨタからの公式発表はありません。発売時期・価格・最終的なスペックはいずれも未確定で、現段階では予想の域を出ない情報である点を踏まえたうえで、今後の続報を待ちたいところです。
よくある質問
Q. 新型MR2の発売はいつですか?
A. 2026年8月15日時点で、トヨタから発売時期に関する公式発表はありません。商標出願や開発コードの存在は判明していますが、市販化の時期は未確定です。
Q. 新型MR2の価格はいくらになりますか?
A. 価格についても公式な情報はまだ出ていません。市販化自体が確定していない段階のため、現時点で価格を予想することは困難です。
Q. 新型MR2はミッドシップですか?
A. 確定情報ではありませんが、歴代MR2の伝統や、技術実証車「GRヤリス Mコンセプト」がミッドシップレイアウトを採用していることから、新型もミッドシップになるとの予想が有力です。
Q. GRヤリス Mコンセプトはそのまま市販されますか?
A. GRヤリス Mコンセプトはスーパー耐久用の技術実証車であり、市販を前提とした車両ではありません。ただし、そこで得られたミッドシップやエンジンの知見が新型MR2の開発に活用される可能性が指摘されています。
※本記事の内容は2026年8月15日時点の情報にもとづいています。新型MR2の発売時期・価格・スペックは未発表であり、本記事の内容は予想を含みます。最新情報は必ずトヨタ公式サイト・GR公式サイトでご確認ください。
参考:AUTOCAR JAPAN(2026年8月14日)、トヨタ自動車グローバルニュースルーム、トヨタ自動車75年史アーカイブ
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