夏休みも残りわずか。最後まで手つかずのまま残りがちなのが読書感想文ではないでしょうか。「何を書けばいいかわからない」「あらすじの説明で終わってしまう」という悩みは多くの人が経験します。この記事では、読書感想文の基本構成・書き出しのコツ・原稿用紙の書き方ルール・学年別の文字数の目安を、テンプレート形式でまとめました。順番どおりに書き進めれば、初めてでも一本の感想文を仕上げられます。

読書感想文の基本構成4ステップ
読書感想文は、次の4つのブロックに分けて考えると書きやすくなります。あらすじの説明に偏らず、「自分がどう感じ、どう考えたか」の部分にできるだけ多くの分量を使うのがポイントです。
本の選び方に迷ったら
本のジャンルは物語・伝記・科学読み物などなんでも構わないが、迷ったときは「自分の実体験と重なりそうなテーマ」「今の自分が興味を持てるテーマ」の本を選ぶと感想が書きやすい。全国規模のコンクールに応募する場合は学校で指定された課題図書、または自由図書(自分で選んだ本)のどちらかで書くのが一般的な形式になっている。

書き出しを工夫するコツ
「この本を読んで、私は〜と思いました」という書き出しは誰もが使いがちな定型文になりやすい。次のような始め方を試すと、読み手を引きつける文章になる。
- 本の中の印象的な一文をそのまま引用して始める
- 「もし自分だったら」という問いかけから始める
- 本を手に取ったきっかけ(表紙・タイトル・すすめられた経緯)から始める
- 似たような経験をしたことがあるエピソードから始める
原稿用紙の書き方 基本ルール
感想文の内容がよくても、原稿用紙のルールを守れていないと減点されることがある。提出前に次のポイントを確認しておきたい。

タイトル・名前の書き方
題名は1行目の2〜3マス目あたりから書き始める。学年・組・名前は2行目に、行の下を1〜2マス空けて書くのが一般的な書式。
段落と句読点のルール
段落の書き出しは1マス空ける(字下げ)。句点「。」や読点「、」は1マスに1つ書き、行の最初のマスに句読点だけを置かない(前の行の最後のマスに文字と一緒に書く)。かぎかっこ「」も1マスに1つずつ書き、会話文は行を変えて書き始める。
学年別の文字数の目安
学校で配られる原稿用紙は自由な字数で指定されることもあるが、目安として、全国規模の「青少年読書感想文全国コンクール」(公益社団法人全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催、文部科学省・こども家庭庁後援)の規定では、本文の字数が学年区分ごとに次のように定められている。

同コンクールは学校を通じて応募する形式で、個人が直接応募することはできない。学校で配布される原稿用紙のマス目・サイズには特に規定がなく、縦書きの手書き原稿であることが条件とされている。
ありがちなNGパターンとチェックリスト
提出前に、次のようなパターンに当てはまっていないか読み返してみるとよい。

特に多いのが「あらすじの説明に文字数の大半を使ってしまい、肝心の感想が2〜3行しか書けていない」というパターン。あらすじは全体の1〜2割程度にとどめ、残りは自分の考え・気持ち・体験に使うのが読みやすい感想文の目安になる。
よくある質問
Q. 本の内容を否定的に書いてもいい?
構わない。「ここは共感できなかった」「自分ならこう考える」といった率直な意見も、理由を添えて具体的に書けば立派な感想文になる。ただしその場合も、なぜそう感じたのかを掘り下げて書くことが大切。
Q. 家族に手伝ってもらってもいい?
本を読んで感じたこと自体は自分の言葉で書くのが基本。ただし、書き出しに迷ったときに家族と話しながら考えを整理したり、書き終えたあとに誤字脱字を一緒に確認してもらったりする程度のサポートは問題ない。
Q. 何日くらいで書き終えられる?
本を読み終えている状態であれば、構成を決めてから清書まで1〜2日程度が目安。焦って一気に書くよりも、下書きを1日置いてから読み返し、あらすじの分量や誤字を見直すと完成度が上がる。
Q. 決められた字数より少なくてもいい?
学校ごとの指定にもよるが、目安となる字数に対して大きく不足すると内容が薄いと判断されやすい。まずは自分の考えを書き出してみて、文字数が足りない場合は「なぜそう思ったか」の理由や具体例を加えて厚みを持たせるとよい。
Q. コンクールへの応募はどうすればいい?
「青少年読書感想文全国コンクール」など全国規模のコンクールは、学校を通じて応募する形式がとられており、個人が直接応募することはできない。応募を希望する場合は、学校の先生に提出方法や校内締め切りを確認するのが確実。
読書感想文は「本を選んだ理由→あらすじ→心に残った場面と自分の考え→学んだこと」の4ステップで組み立てると書きやすくなる。原稿用紙のルールを守り、あらすじに偏らず自分の考えを厚めに書くことを意識すれば、初めてでも読みごたえのある一本に仕上がる。
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参考・出典
自由研究は1日で終わる|夏休み最終盤の時短テーマと進め方

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