『スター・トレック』シリーズのジャン=リュック・ピカード艦長、『X-MEN』シリーズのプロフェッサーXで知られる英国の俳優、パトリック・スチュワートさんが亡くなりました。86歳でした。現地時間2026年10月28日、米ロサンゼルスの自宅で亡くなり、翌29日に発表されています。この記事では、訃報の内容、代表作、舞台での歩み、受賞歴と社会活動を、報道で確認できた範囲で整理します。
結論
- 2026年10月28日(現地時間)、ロサンゼルスの自宅で死去。86歳
- アルツハイマー病とレビー小体型認知症を患っていたと、本人のSNSの声明で伝えられている
- ピカード艦長とプロフェッサーXの2役で世界的に知られた
- 舞台は1966年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーへ入団、1996年にグラミー賞、2010年にナイトの称号
- 2026年12月公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への出演も発表されていた
公開日: 2026年10月30日 / 最終更新: 2026年10月30日
画像出典: 作成: tinpanblog.com(Rolling Stone Japan・The Hollywood Reporter Japanをもとに作成)
目次
- 訃報の内容
- 生い立ちと舞台での出発点
- 新スタートレックとピカード艦長
- X-MENとプロフェッサーX
- 受賞歴と人権活動
- この記事で扱わないこと
- まとめ
訃報の内容
The Hollywood Reporter Japanによると、スチュワートさんは短い闘病生活のあと、ロサンゼルスの自宅で亡くなりました。長年の広報担当者ケリー・ブッシュ・ノヴァクさんが、翌29日に発表しています(The Hollywood Reporter Japan)。
Rolling Stone Japanは、本人のSNSに掲載された声明として、アルツハイマー病とレビー小体型認知症を患っていたと伝えています。声明には、最期は家族や友人に囲まれ、生演奏や祈り、涙、笑いに満ちた時間を過ごしたと綴られています(Rolling Stone Japan)。
生い立ちと舞台での出発点
画像出典: 作成: tinpanblog.com(報道をもとに作成)
スチュワートさんは1940年7月13日、英国ヨークシャー地方に生まれました。貧しい家庭で育ち、幼少期には父親による家庭内暴力も経験しています。演劇との出会いをもたらしたのは、学校の英語教師でした。2010年にナイトの称号を授与された際には、この先生がいなければ今の自分はなかったと感謝を述べています(Rolling Stone Japan)。
最初は地元紙の記者として働いていましたが、演劇への情熱が勝って俳優の道に進みました。1959年に舞台でプロデビューし、1966年に名門ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーへ入団。1982年まで劇団を拠点に、『ハムレット』『リア王』『じゃじゃ馬ならし』などに出演しました。
新スタートレックとピカード艦長
画像出典: 作成: tinpanblog.com(報道をもとに作成)
世界的な転機は、1987年に放送が始まったSFドラマ『新スタートレック』でした。宇宙船エンタープライズ号を率いるジャン=リュック・ピカード艦長を演じ、冷静な判断力と深い人間性を備えた指揮官として人気を集めます。
キャスティングの経緯
The Hollywood Reporter Japanによると、プロデューサーのロバート・ジャストマンが、UCLAの講演会でシェイクスピア作品を朗読するスチュワートさんを見て、オーディションを勧めました。シリーズの生みの親ジーン・ロッデンベリーは、当初、髪の薄い英国人俳優が艦長を務めることに難色を示していたといいます。配役発表時、米紙は「無名の英国人シェイクスピア俳優」と紹介しました。共演のブレント・スパイナーさんは、楽屋の上に同じ文言の看板を掲げて、親しみを込めてからかったそうです(The Hollywood Reporter Japan)。
その後の展開
同シリーズは7シーズン続いて1994年に終了し、エミー賞のドラマ部門にもノミネートされました。映画版は『ジェネレーションズ』(1994年)、『ファースト・コンタクト』(1996年)、『叛乱』(1998年)、『ネメシス』(2002年)の4作です。2020年には、17年ぶりに『スター・トレック:ピカード』で同役へ復帰し、2023年まで演じました。
米NPRのインタビューで、スチュワートさんは作品について、真実、公平さ、誠実さ、他者への敬意が描かれていたと語っています。毎週見ることで人生や心の健康が救われたという声を何度も聞いた、とも述べています(Rolling Stone Japan)。
X-MENとプロフェッサーX
画像出典: 作成: tinpanblog.com(報道をもとに作成)
2000年の映画『X-MEN』では、ミュータントたちを導くチャールズ・エグゼビア、通称プロフェッサーX役を務めました。ピカード艦長のイメージが定着していたため、いわゆるタイプキャスティングを懸念し、オファーを受けた当初は出演をためらったと伝えられています(The Hollywood Reporter Japan)。
宿敵マグニートー役のイアン・マッケランさんとは、私生活でも親交を深めました。舞台『ゴドーを待ちながら』などでも共演しています。マッケランさんは、パトリックと出かけるのはローマ教皇と歩いているようなものだ、と語ったそうです。2017年の『LOGAN/ローガン』については、X-MEN作品のなかで最も充実した経験だったと振り返っています(Rolling Stone Japan)。
2026年12月公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』にも出演が発表されていました(The Hollywood Reporter Japan)。同作の日本公開日や声優については、ドゥームズデイの日本版声優と公開日のまとめで整理しています。マーベル作品の過去作を見返したい人は、エンドゲーム再上映の内容も参考になります。
受賞歴と人権活動
画像出典: 作成: tinpanblog.com(Rolling Stone Japanをもとに作成)
Rolling Stone Japanによると、エミー賞には4度ノミネートされ、1996年には『ピーターと狼』の朗読でグラミー賞を受賞しました。英国演劇界の権威あるローレンス・オリヴィエ賞も受賞し、2010年には演劇界への貢献でナイトの称号を授与されています。
自身の幼少期の経験から、家庭内暴力の被害者支援にも長年取り組みました。英国の支援団体Refugeの活動に協力したほか、ジェンダー平等やLGBTQ+の権利を擁護しています。2023年には自伝『Making It So: A Memoir』を出版しました。遺族の声明は、彼が演じたあらゆる役と人生に宿っていた尊厳、思いやり、人間愛は、これからも人々の記憶に残り続けるだろう、と結ばれています(Rolling Stone Japan)。
同じ週には、日本の漫画界でも大きな訃報がありました。ちばてつやさんの訃報と代表作も、あわせてご覧ください。
この記事で扱わないこと
まとめ
パトリック・スチュワートさんは、2026年10月28日(現地時間)にロサンゼルスの自宅で亡くなりました。86歳でした。舞台で培った表現力で、ピカード艦長とプロフェッサーXという2つの象徴的な役を築き、人権活動にも力を注ぎました。最新の情報は、各報道や関係者の発表で確認してください。
参考・出典
- Rolling Stone Japan 『X-MEN』プロフェッサーX役のパトリック・スチュワート死去、86歳(Yahoo!ニュース、2026年10月30日)
- The Hollywood Reporter Japan 【訃報】パトリック・スチュワート死去、86歳(Yahoo!ニュース、2026年10月30日)
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