「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」の注目部門、最優秀ロングヒットアルバム賞のノミネート7作品が発表された。米津玄師・藤井 風がそれぞれ2枚ずつノミネートされ、Mrs. GREEN APPLE、Vaundy、ちゃんみなも候補に名を連ねた。リリースから時間が経っても聴き継がれる「ロングヒット」という観点で選ばれた作品群は、日本の音楽シーンを代表する顔ぶれとなっている。
MUSIC AWARDS JAPAN 2026「最優秀ロングヒットアルバム賞」とは
「MUSIC AWARDS JAPAN(MAJ)」は、日本の音楽市場において優れた作品や活動を表彰するアワードだ。最優秀ロングヒットアルバム賞は、単年のセールスではなく、リリース後も長期にわたって安定した再生数・購買を維持し続けたアルバムを対象とした部門。ストリーミング全盛時代において、短期的なバズではなく「時間をかけて育まれた支持」を評価するという点で注目度が高い。
今年はタワーレコード オンラインがノミネート作品を特集展開しており、#MAJ2026 のハッシュタグでも話題となっている。候補に挙がった7作品はいずれも発売から継続的にストリーミングチャート上位に登場し続けている、まさにロングヒットと呼ぶにふさわしいアルバムだ。
ノミネート7作品 詳細
ANTENNA / Mrs. GREEN APPLE
Mrs. GREEN APPLEが2023年にリリースした「ANTENNA」は、ポップスからダンスミュージックまで幅広いサウンドを盛り込んだ意欲作だ。収録曲「ダンスホール」「Soranji」「Magic」などは継続して多数のプレイリストに選ばれ続け、ストリーミング総再生回数でも高い水準を保っている。バンドが持つ圧倒的なポップセンスと、アルバム全体として複数曲が同時に支持される「厚み」がロングヒットの要因として挙げられる。
2024年以降も「テレビ×ミセス」などメディア露出が相次ぎ、新規ファンが継続的に流入している点も注目だ。
HELP EVER HURT NEVER / 藤井 風
2020年にリリースされた藤井 風のデビューアルバム「HELP EVER HURT NEVER」は、ソウル・ゴスペル・R&Bを軽やかに融合させた独自の音楽性で、リリース直後から高い評価を得た。収録曲「何なんw」「もうええわ」は今なおカバーやプレイリスト掲載が続いており、世代を超えて聴かれ続けている。デビュー作がここまで長期にわたって支持される事例は珍しく、その稀少性もノミネート理由のひとつといえるだろう。
藤井 風の表現は日本語の美しさとグルーヴの心地よさを両立しており、国内外で新たなリスナーを獲得し続けている。
LOST CORNER / 米津玄師
2024年にリリースされた米津玄師の「LOST CORNER」は、NHK連続テレビ小説「虎に翼」主題歌「さよーならまたいつか!」を収録し、話題を集めた。朝ドラという国民的メディアへの楽曲提供が多くの新規リスナーへの入口となり、アルバム全体への注目度も急上昇。リリースから時間が経つ現在も各種ストリーミングチャートでの再生数は安定して高く、ロングヒットアルバムとしての条件を十分に満たしている。
LOVE ALL SERVE ALL / 藤井 風
「HELP EVER HURT NEVER」の好評を受けて2022年にリリースされた藤井 風の2ndアルバム「LOVE ALL SERVE ALL」。「きらり」「燃えよ」「旅路」など複数の収録曲がストリーミングで長期的に高い再生回数を記録している。インド音楽や民族音楽的アプローチを取り入れた独自のサウンドは国内外で評価され、藤井 風の国際的な知名度向上にも大きく貢献した。
今回の発表で藤井 風は2枚のアルバムがダブルでノミネートされており、アーティストとしての継続的な存在感を証明している。
STRAY SHEEP / 米津玄師
2020年リリースの「STRAY SHEEP」は、日本の音楽市場における歴史的ベストセラーのひとつ。同アルバムには「Lemon」「パプリカ」「馬と鹿」など当時社会現象となった楽曲が収録されており、発売から6年近くが経過した2026年現在もストリーミングチャートでの存在感は衰えていない。「LOST CORNER」との同時ノミネートは、米津玄師が世代を超えた「定番」として聴き継がれていることを示している。
strobo / Vaundy
Vaundyのアルバム「strobo」は、若い世代を中心に絶大な支持を集めている作品だ。「東京フラッシュ」「不可幸力」など複数の収録曲が年単位でストリーミングチャートの上位に登場し続けており、Vaundyが「ロングヒットメーカー」としての地位を確立する上で重要な一枚となった。メロディーの完成度とリリックの鋭さが幅広いリスナーに届き、多様なプレイリストに採用され続けている。
ハレンチ / ちゃんみな
ちゃんみなの「ハレンチ」は、J-POP・ヒップホップ・R&Bを掛け合わせた独自のスタイルを確立した作品。映像作品や広告との連動でも話題を呼び、幅広いリスナー層へとリーチした。ちゃんみな自身が持つ圧倒的な表現力と詞世界への根強い評価が、発売後も新たなファンを獲得し続けている原動力だ。今回のノミネートはそのロングヒット性を権威ある形で評価したものといえる。
ロングヒットアルバムが評価される背景
ストリーミングが主流となった現代音楽市場では、リリース直後の爆発的なバズが終わると急速に忘れられてしまう楽曲も多い。チャートの回転が速い分、消費サイクルも短くなりやすい構造だ。
その一方で、今回ノミネートされた作品群は「1〜5年以上前にリリースされた作品が今も継続してチャート上位にある」という点で際立っている。ユーザーが能動的にプレイリストへ追加し、新しいリスナーへと口コミで広がり、世代をまたいで聴かれ続ける——これこそが「ロングヒット」の本質だ。
MUSIC AWARDS JAPAN 2026がこの部門を設けた意義も、そのような「時間を超える音楽の価値」を改めてスポットライトで照らすことにある。米津玄師と藤井 風のダブルノミネートは、日本の音楽シーンにおける両者の特別な地位を示すものでもある。
まとめ
- MUSIC AWARDS JAPAN 2026「最優秀ロングヒットアルバム賞」に7作品がノミネート
- 米津玄師「LOST CORNER」「STRAY SHEEP」、藤井 風「HELP EVER HURT NEVER」「LOVE ALL SERVE ALL」がそれぞれ2作品ずつ選出
- Mrs. GREEN APPLE「ANTENNA」、Vaundy「strobo」、ちゃんみな「ハレンチ」も候補に
- タワーレコード オンラインにてノミネート作品を特集中(#MAJ2026)
- 短期バズではなく「長期的支持」を評価する部門として注目が集まる
※本記事の情報はタワーレコード オンラインおよびSNS上の公式発表をもとに作成しています。授賞式の日程や受賞結果など詳細は変更になる場合があります。最新情報はMUSIC AWARDS JAPAN公式サイトおよびタワーレコード オンラインにてご確認ください。

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