大起水産アプリ不正アクセスの対象は?17万5千人流出・対処法

回転寿司チェーンの大起水産は2026年10月5日、「大起水産公式アプリ」のシステムが第三者から不正アクセスを受け、17万4933人分の個人情報が漏えいした可能性があると発表しました。対象は退会した人も含むアプリ登録者です。この記事では、対象になる登録期間、漏えいの可能性がある項目、パスワードの扱い、今すぐやるべき対処を、同社の公式発表をもとに整理します。(2026年10月7日 公開)

まず結論

  • 対象は2024年11月1日〜2026年9月15日にアプリへ登録した174,933人(退会者を含む)
  • 漏えいの可能性がある項目は氏名・電話番号・メールアドレス・性別・郵便番号・住所・生年月日
  • パスワードは別サーバーで管理されており、漏えいの可能性がある情報に含まれない
  • 現時点で、実際に外部へ漏えいした事実と不正利用は確認されていない(漏えいの可能性を否定できないための発表)
  • 問い合わせは専用窓口0120-811-266(9:00〜18:00・土日祝含む)。店舗や代表電話では対応不可




何が起きた?9月15日に確認、10月5日に公表

公式発表によると、大起水産公式アプリのシステムが第三者から不正アクセスを受けたことが判明したのは2026年9月15日です。同社は確認後、外部からの不正アクセスを防ぐ対策を講じ、システムのセキュリティ対策と監視体制を強化したとしています。公表は10月5日で、確認から約3週間後です。

9月15日
アプリのシステムへの不正アクセスを確認し、対策と監視強化を実施
10月5日
「個人情報漏えいのおそれ」として公表。対象者のアプリ登録メールアドレス宛に案内を送付
10月6日
公式発表を更新。端末ごとの任意登録項目と、案内メールの送付を追記

現在も外部の専門調査会社による調査が続いています。個人情報保護委員会へも報告・相談のうえで対応を進めており、新たな事実が判明した場合は、大起水産のホームページとアプリで案内するとしています。アプリ自体は通常どおり利用できます。不正アクセスの手口や侵入経路は、公式発表では説明されていません。




対象になる人は?登録期間で判断する

対象は「2024年11月1日から2026年9月15日までに大起水産公式アプリへ登録したお客様」で、人数は174,933人です。ここにはすでに退会した人も含まれます。

対象になる可能性が高い人
・2024年11月以降に、大起水産のアプリで会員登録をした
・その後アプリを使わなくなった、または退会した
対象外の可能性が高い人
・2024年10月以前、または2026年9月16日以降に登録した
・アプリを入れたことがない

退会済みでも対象になりうる点は見落としやすいところです。「もうアプリは使っていないから関係ない」と考えず、登録した時期を思い出してください。登録日が分からない場合は、案内メールが届いていないかを確認するのが近道です。

案内メールが届いていない場合

公式発表では、対象者には10月5日、アプリに登録したメールアドレス宛に案内を送付したとされています。届いていない場合は、そのメールアドレスが今も受信できる状態か、迷惑メールフォルダに振り分けられていないかを確認するよう案内されています。昔のメールアドレスで登録していた人は、特に見落としがちです。

漏えいの可能性がある情報と、パスワードの扱い

漏えいの可能性がある情報
氏名、電話番号、メールアドレス、性別、郵便番号、住所、生年月日
漏えいの可能性がある情報に含まれないもの
パスワード(別のサーバーで管理)

10月6日の更新で、全員がすべての項目を登録しているわけではないことが明記されました。登録時の任意項目は、iOS版が住所と生年月日、Android版が生年月日とされています。たとえば、住所を入力していない人は、住所は漏えいの対象外になります。

一方で、氏名・電話番号・メールアドレスは、対象者のほぼ全員に当てはまる基本項目です。この3つがそろうだけでも、SMSやメール、電話を使った詐欺には十分使われます。パスワードが含まれないから安心、とは言えません。




今すぐやるべき対処法

優先順位の高い順

  • 身に覚えのないメール・SMS・電話に注意する。記載のURLは開かず、個人情報も入力しない
  • 大起水産がパスワードや認証コードの入力をお願いすることはない。求められたら詐欺を疑う
  • 案内メールが届いているか、登録メールアドレスの受信状況と迷惑メールフォルダを確認する
  • 対象かどうか不安な場合は、専用窓口に問い合わせる

パスワードの変更は必要?

公式発表では、パスワードは漏えいの可能性がある情報に含まれていません。そのため、大起水産のパスワード変更が必須とはされていません。ただし、他のサービスと同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを使い回している人は、今回の件に関係なく、別々のパスワードに変更しておくと安全です。

フィッシングで特に気をつけたい手口

漏えいの可能性がある項目に電話番号と住所が含まれるため、SMSや電話、場合によっては郵便物を装った連絡が来るかもしれません。「大起水産のアプリ情報の確認」「アカウントの再認証」といった名目で、リンク先への入力を促す文面には応じないでください。公式発表も、不審なメール・SMS・電話の記載URLへのアクセスや個人情報の入力をしないよう呼びかけています。

問い合わせ窓口は専用ダイヤルのみ

大起水産公式アプリ 不正アクセスに関するお問い合わせ窓口
電話: 0120-811-266
受付時間: 9:00〜18:00(土日祝を含む)

注意したいのは、大起水産公式ホームページのお問い合わせフォーム、代表電話、各店舗では、本件の個別の案内や対応はできないと公式発表に明記されている点です。店舗のスタッフに聞いても答えは得られないため、必ず上記の専用窓口に連絡してください。土日祝も受け付けているので、平日に電話できない人でも利用できます。

この件で押さえておきたい注意点

今回の発表は「漏えいした」ではなく「漏えいのおそれ」です。同社は、実際に外部へ漏えいした事実や、不正利用は現時点で確認していないとしています。ただし「確認されていない」ことと「起きていない」ことは別で、調査の結果次第で状況が変わる可能性があります。公式ホームページとアプリで続報が出るため、数週間は確認を続けてください。

反対に、過度に心配する必要もありません。クレジットカード情報や口座情報は、漏えいの可能性がある項目に含まれていません。自分の対応が必要なのは、不審な連絡への警戒が中心です。

同じ時期には他の企業でも、アプリ登録者を中心とした大規模な漏えいが相次いで公表されています。たとえば、焼肉きんぐのアプリ登録者ほぼ全員が対象となった1078万件の流出や、楽天ドライブの不正アクセス、ホワイトエッセンスの約105万アカウントの漏えいがあります。背景はなぜ不正アクセス・情報漏えいが急増?2026年の原因をわかりやすく解説で整理しています。

あわせて読みたい




まとめ

・対象は2024年11月1日〜2026年9月15日にアプリ登録した174,933人。退会者も含む

・漏えいの可能性がある項目は氏名・電話番号・メールアドレス・性別・郵便番号・住所・生年月日。パスワードは対象外

・不正アクセスは9月15日に確認、10月5日に公表。実際の漏えいと不正利用は現時点で未確認

・不審なメール・SMS・電話のURLは開かない。問い合わせは専用窓口0120-811-266のみ

参考・出典

本記事は2026年10月7日時点の公式発表と報道をもとにしています。調査の進展で内容が更新される場合があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。





コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です