古着市場で「オールドユニクロ」が話題です。手元のユニクロが何年頃のものかは、首裏の襟ネームの種類と商品ケアラベルの品番横の括弧書きで、おおよそ判定できます。FASHIONSNAP、ZOZO、@DIME、文春オンラインの記事をもとに、見分け方を整理します。(2026年11月1日 公開)
- 襟ネームは緑タグ(1993年頃〜)→銀タグ(1994〜1999年頃)→紺タグ(2000年頃〜2003年春)→丸タグ(2003〜2009年頃)→現行タグ(2010年春〜)の順に変わります。
- 商品ケアラベルの品番横に「(XX-XX)」の括弧書きがあれば2004年秋冬以降、なければ2004年春夏以前の目安です。ただし年は下一桁のみなので、「3」は2013年か2023年か決まりません。
- 「オールドユニクロ」の範囲は統一されていません。1987年頃〜2009年頃とする研究家の見方もあれば、1980〜2000年代初頭とする見方もあります。
- 年代はタグだけで断定できません。住所入りの品質表示や復刻品など、判定を誤りやすい点が複数あります。
オールドユニクロとは
「オールドユニクロ」は、ユニクロの古着を指す呼び名です。FASHIONSNAPによると、創業期から2000年代の製品を対象に、コレクターや古着ファンの間で使われていて、どの年代までを含めるかに明確な決まりはありません。注目され始めたのは2020年から2021年ごろとされています。
作成: tinpanblog.com(各記事をもとに作成)
ユニクロの歴史を押さえておくと、タグの順番が理解しやすくなります。ファーストリテイリングの沿革は公式サイトに載っています。FASHIONSNAPの記事では次のように整理されています。
襟ネームの変遷を年代順に
判別の基本は、首の裏に付くブランドロゴの襟ネームです。FASHIONSNAPの記事(監修: オールドユニクロ研究家のミフラ氏)をもとに、年代順に並べました。年代は、当時のチラシやカタログからの推定を含みます。
作成: tinpanblog.com(FASHIONSNAPをもとに作成した模式図)
情報源で年代が違う点
緑タグについて、@DIMEは「1980年代後半〜1990年代初期」としていますが、FASHIONSNAPのミフラ氏は、手元のチラシでは1993年頃が初登場で、それ以前には見当たらないとしています。@DIMEの記事自体も「正確な年代考証はできない」と断っています。紺タグも、@DIMEは「1990年代後半〜2004年頃」、FASHIONSNAPは銀タグ(1994〜1999年頃)と分けたうえで紺タグを2000年頃〜2003年春としています。範囲の取り方が違うだけで、完全な矛盾ではありません。
品番横の括弧で年と季節を読む
首裏のタグとは別に、商品には「商品ケアラベル」と呼ばれる品質表示のタグが縫い付けられています。その裏面にある6桁の商品番号の横の「(XX-XX)」という括弧書きが、対象シーズンの「年と季節」を表します。
作成: tinpanblog.com(FASHIONSNAPをもとに作成)
- この表記は2004年秋冬(AW)から導入されました。括弧がなければ、2004年春夏(SS)以前の商品です。
- 年は西暦の下一桁のみです。「3」は2013年か2023年かが、表記だけでは決まりません。
- そのため、アイテムのデザイン、襟ネームの種類、当時のカタログなどとあわせて判断します。
括弧内の数字と季節の対応は、この記事では確認できていないため、年の読み方はFASHIONSNAPの記述の範囲にとどめます。
自分で年代を判定する手順
作成: tinpanblog.com(FASHIONSNAPをもとに作成)
- 手順1: 首裏の襟ネームの色と文字を確認する。緑・銀・紺・丸・現行のどれか。
- 手順2: 商品ケアラベルの括弧書きを探す。あれば2004年秋冬以降、なければ2004年春夏以前。
- 手順3: 品質表示に住所や会社名があるかを見る。あれば1997年前後以降(ユニクロの場合)。
- 手順4: アイテムの種類と照らす。レザーやミリタリーなど、タグの傾向と合うかを見る。
たとえば「紺タグで括弧なし」なら、1990年代後半から2003年頃の品という見当がつきます。「丸タグで括弧あり」なら、2004年秋冬から2009年ごろの品です。
アイテムの種類とタグの傾向
緑タグの時期は、商品ジャンルごとにタグが分かれていたようだ、とFASHIONSNAPは紹介しています。
人気の傾向は、@DIMEによるとMA-1、デニムジャケット、レザーが高額化しやすく、年代を問わず限定コラボ商品も人気だと紹介されています。文春オンラインでも、デニムはオールドユニクロの中で一、二の人気を争うジャンルとされています。
コラボ・特別ラインのタグ
作成: tinpanblog.com(FASHIONSNAPをもとに作成)
コラボや特別ラインは、専用ロゴ入りのタグで見分けられます。「+J」は2009年10月発売で、タグは「+J」のみのシンプルな仕様です。ルメールとのラインは、2015年秋冬の「UNIQLO AND LEMAIRE」から始まり、2016年に「Uniqlo U」へ発展しました。現行のユニクロの商品情報は、こちらの記事でも確認できます。→ ユニクロU×ルメール最終回9月11日発売|価格と全ラインナップ、mofusandユニクロUT第2弾はいつ?サメにゃん全4種と価格
判定を誤りやすい落とし穴
- 住所入りの品質表示は初期品ではない: 「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」のタグでも、山口県などの住所が入った品質表示がついていれば、1997年前後以降の品と推測できます。住所や会社名の記載は法改正のあとに始まったためです。
- UCWパッチのデニムは80年代とは限らない: 1998年前後に出たカイハラ製のセルビッジデニム(約3,900円)は、パッチに「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」とあり、80年代の最初期品と誤解されがちですが、90年代末のものです。
- 銀タグの登場時期は不明: 銀タグの始まりは特定できていません。切り替わりの時期(2000年春夏)のほうが明確です。
- 復刻品に注意: 2024年の創業40周年で、UNIQUE CLOTHING WAREHOUSEのロゴの復刻Tシャツが発売されています(ZOZOの記事)。古いロゴがあっても、当時のものとは限りません。
- 古ければ価値があるわけではない: 文春オンラインでミフラ氏は、古ければ何でも価値があるわけではなく、デザインがよくなければ安いままだと話しています。
向かない人・注意点
- 年代を1年単位で断定したい人には向きません。紹介した年代は、チラシやカタログからの推定を含み、メーカーの公式見解ではありません。
- 価格の相場を知りたい人には向きません。この記事は、見分け方の整理だけを扱います。価格の話は、文春オンラインの記事を直接読んでください。
- タグの実物写真は載せていません。図は模式図で、色や文字は実物と異なります。実物の写真は、FASHIONSNAPの記事で確認できます。
今のユニクロの値上げ情報は【ユニクロ値上げ】11/10から感動ジャケット7990円|ソックスは中止、新作コラボは【ユニクロ×マイクラ】UT990円ほか4品の価格と発売時期は?にまとめています。
よくある質問
いちばん見つけやすいタグは何ですか
紺タグです。古着市場で最も遭遇しやすく、リサイクルショップでも比較的見つかるタグとされています(FASHIONSNAP、@DIME)。
括弧書きがない服は何年頃ですか
2004年春夏以前の可能性が高い、というのが目安です。括弧書きは2004年秋冬から導入されました。
丸タグはユニクロだとわかりますか
丸タグはサイズだけが入り、ブランド名がありません。そのため、ノーブランド扱いされることがあります。使用時期は2003年から2009年ごろです。
オールドユニクロはいつまでですか
決まりはありません。1987年頃〜2009年頃とする研究家の見方、1980〜2000年代初頭とする見方などがあります。
まとめ
オールドユニクロの年代は、襟ネーム(緑→銀→紺→丸→現行)と、商品ケアラベルの括弧書き(2004年秋冬から導入)で見当をつけられます。ただし、年は下一桁のみ、住所入りの品質表示は1997年前後以降、復刻品もあるなど、誤りやすい点があります。年代の断定は避け、タグ・品番・アイテムの種類を合わせて判断してください。
参考・出典
- FASHIONSNAP: 「ユニクロ」の歴史が分かるタグ変遷と見分け方(監修: ミフラ氏)
- ZOZO fashion tech news: なぜ今「オールドユニクロ」は熱いのか?(2025年9月1日)
- @DIME: 高額化する〝オールドユニクロ〟とは?(2025年4月9日)
- 文春オンライン: “オールドユニクロ”を高くても買いたい理由
- ファーストリテイリング公式: 沿革
※内容は2026年11月1日時点の情報です。年代は研究家の推定を含みます。最新の情報は各記事・公式サイトで確認してください。
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