(2026年10月25日 公開)

目次
- 地震の概要|発生時刻・規模・震度
- 各地の震度|東北から関東まで広く揺れを観測
- なぜ震度3だったのか|深さ約470kmの意味
- 津波の心配なしの発表と情報の流れ
- 2015年の小笠原諸島西方沖地震との違い
- 今できる備え
- まとめ
- 参考・出典
地震の概要|発生時刻・規模・震度
気象庁が発表した地震情報に基づく概要は次の通りです。数値は発表時点のもので、後日見直されることがあります。
2026年10月25日(日)11時10分ごろ
小笠原諸島西方沖
マグニチュード(M)7.0
約470km
震度3(東京都小笠原村の父島・母島)
この地震による津波の心配はありません(気象庁発表)
M7.0は、規模としては大きな地震に分類されます。ただし今回は震源が深く、最大震度は3にとどまりました。最新の情報は気象庁の地震情報で確認できます。
各地の震度|東北から関東まで広く揺れを観測

気象庁の発表では、震度3を観測したのは東京都の小笠原村(父島の三日月山、母島)で、父島の西町は震度2でした。本土では、宮城県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・埼玉県・千葉県・神奈川県で震度2を観測し、東京23区の大手町でも震度2でした。震度1は青森県・岩手県・群馬県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県などです。
震源から1,000km近く離れた東北から東海まで揺れが及んでいる点が特徴です。震度2や1は、屋内にいる人の多くが揺れを感じる程度で、物が落ちるような揺れではありません。
なぜ震度3だったのか|深さ約470kmの意味

震度は、地震の規模(マグニチュード)だけでなく、震源からの距離にも左右されます。今回は震源が地下約470kmと非常に深く、地表に届くまでに揺れが弱まります。一般に深い地震では、震源の真上でも強い揺れになりにくい一方で、揺れが広い範囲に伝わりやすい傾向があります。今回、小笠原村から東北・関東にかけて震度1〜3が広範囲に観測されたのは、この傾向と整合します。

図は一般的な傾向を示したものです。個別の地震がこの通りになるとは限らないので、実際の影響は気象庁の発表で確認してください。
津波の心配なしの発表と情報の流れ

気象庁は、発生の数分後に震度速報、続いて震源に関する情報を発表しました。この震源に関する情報の中で「この地震による津波の心配はありません」と案内されています。その後、11時17分ごろに震源・震度に関する情報で各地の震度が公表されました。
津波は、海底が大きく上下に動くことで起こりやすくなります。震源が深い地震では海底の変動が小さくなりやすいため、津波が起きにくいとされています。ただし、実際に津波の有無を判断するのは気象庁です。今回は気象庁が「心配なし」と発表している以上、それが最も信頼できる情報です。
2015年の小笠原諸島西方沖地震との違い
同じ小笠原諸島西方沖では、2015年5月30日にも大きな深発地震が起きています。東京都防災の資料によると、この地震はM8.1、震源の深さ約680kmで、最大震度は5強でした。深さがさらに深く、規模も大きかった例です。
M7.0/深さ約470km/最大震度3
M8.1/深さ約680km/最大震度5強
深さだけを見れば2015年の方が深い一方、規模が大きく揺れも強くなっています。つまり、深い地震でも規模次第で強い揺れになることがわかります。今回の震度3は、規模がM7.0にとどまったことも影響しています。
今できる備え

震度3でも、突然の揺れで驚いた人は多いはずです。この機会に、次の点を見直しておきましょう。
- 気象庁の最新の地震情報を確認する
- 家具の固定、落下物がないかを見直す
- 非常用の水と食料の備蓄を確認する
- 家族との連絡方法・避難場所を決めておく
- 不確かな情報は拡散せず、公式発表で確認する
過去の地震の記事も参考になります。茨城県南部で震度5を観測した地震の際の対応や、防災の日のチェックリスト、全国一斉のJアラート試験の解説もあわせて確認しておくと、いざという時に動きやすくなります。
まとめ
- 2026年10月25日11時10分ごろ、小笠原諸島西方沖でM7.0の地震が発生
- 最大震度3(東京都小笠原村)。東北から東海まで震度1〜2を広く観測
- 気象庁は「津波の心配なし」と発表
- 震源の深さは約470kmで、深いために揺れは小さめだった
- 2015年の同じ海域の地震はM8.1・深さ約680km・最大震度5強。深くても規模次第で強い揺れになる
地震情報は更新・訂正される場合があります。最新の情報は気象庁の発表で確認してください。
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