小栗旬が「史上最悪の汚職刑事」を演じる映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』が、2026年10月23日(金)に公開されます。三池崇史監督とハリウッドスタジオNEON、リリー・ジェームズが組んだ日米共同プロジェクトで、舞台は新宿・歌舞伎町です。あらすじと主要キャラクターの関係を、公式情報をもとに整理しました。

作品の基本情報
公式サイトによると、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した映画を6作連続で配給しているハリウッドのスタジオNEONが、企画段階から北米配給を決めた異例の日本映画だとされています。
あらすじ
新宿・歌舞伎町で生きる刑事・矢吹恭二(小栗旬)は、裏社会に精通し、ドラッグやギャンブルに溺れ、ヤクザから命を狙われ、相棒殺しの噂まである最悪の刑事です。毎日借金取りに追われる中、ヤクザを狙った連続猟奇殺人事件が発生します。
矢吹は捜査の早い段階で、遺体の入れ墨から身元を割り出し、容疑者として石塚満(間宮祥太朗)を特定します。そこへ、日本で行方不明になった次期アメリカ大統領の娘を捜すために来日したFBI捜査官グエン(リリー・ジェームズ)が現れ、矢吹は彼女とタッグを組まされることになります。
歌舞伎町で起こる凶悪殺人事件と、グエンが追う失踪事件。無関係に見えた2つの事件は、やがて街の最深部で複雑に絡み合っていきます。


登場人物の関係|誰が誰を追うのか
公式サイトのキャラクター紹介をもとに、物語の軸になる人物を関係ごとに整理します。ネタバレになる部分は書いていません。
矢吹恭二(小栗旬)|堕ちた刑事

元・警視庁組織犯罪対策部の刑事で、酒、ドラッグ、賭博、暴力、借金と、警察内部でも黒い噂が絶えない男です。FBI捜査官グエンから捜査のパートナーに指名され、行動を共にします。正義と悪の狭間に生きながら、人生の一発逆転を狙っています。劇中の台詞は「俺はまだ終わっちゃいねぇよ」です。
グエン・ビルグセン(リリー・ジェームズ)|矢吹をパートナーに選んだFBI捜査官

日本で失踪した次期大統領の娘を探すために来日し、ある思惑を抱えたまま、危険な匂いのする矢吹をパートナーに指名します。公式の台詞は「Yabuki san, we’re two of a kind.(ヤブキさん、私たち似たもの同士ね)」です。
石塚満(間宮祥太朗)|連続猟奇殺人の容疑者

元青龍会の組員で、幼少期に親に捨てられ児童養護施設で育った過去があります。青龍会も服役中に解散しており、矢吹が追う容疑者として浮上します。
ミーガン・ラヴゼイ(リヴ・モーガン)|失踪した次期大統領の娘

父は次期アメリカ大統領候補で、「スシの研究」という名目で半年ほど前に来日します。ある日突如として失踪し、彼女を捜索するためにFBIからグエンが日本へ送り込まれます。リヴ・モーガンはアメリカ女子プロレス界のトップクラスのスターとして紹介されています。
その他の主な人物


トロント国際映画祭の反応と監督の言葉
本作は9月14日(現地時間)に開催された第51回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門でワールドプレミア上映され、三池監督、小栗旬、リリー・ジェームズ、間宮祥太朗が会場に登場しました。上映後のQ&Aで三池監督は、1992年の『バッド・ルーテナント』について「本当に傑作で、改めて観た時に、『今お前が作っているものは、誰かに媚びていないか?』と考えさせられ、自分の好きなように作って良いんだよ、と勇気を与えてくれました」と語っています。

映画.comによると、会場で鑑賞したオーランド・ブルームは「日本とアメリカの融合が見事だった。もっとこういう映画が作られるべきだ」とコメントしています。海外メディアからは、FILM INQUIRYが「徹底した過激さ、容赦のない展開、まさに三池崇史の真骨頂」と評しています。
小栗旬の起用について三池監督は、約10年ぶりのタッグとなる本作の製作側インタビューで「小栗さんは根っからインディーズなんです。インディーズの魂を持ったままメジャーにいっているから、究極のインディーズ役者としての潜在能力はものすごく高いはず」と語っています。OLMの坂美佐子プロデューサーは、小栗が「最近いい人の役が続いているから悪い人の役をやりたい」と話していたと明かしています。

主題歌・スタッフ
主題歌はAdoの「Raven Sky」で、作曲・編曲はグラミー賞受賞の作曲家・宅見将典、作詞はSeann BoweとKanata Okajimaです(UNIVERSAL MUSIC / Capitol Records)。配信日や詳しい情報は、Ado「Raven Sky」の記事でまとめています。
監督の三池崇史は『クローズZERO』『十三人の刺客』『藁の楯』『土竜の唄』などで知られます。音楽は遠藤浩二が担当しています。
向いている人・向かない人
向いている人
- 三池崇史監督の、暴力とユーモアが入り混じる作風が好きな人
- 小栗旬の汚職刑事役など、普段と違う役柄を観たい人
- 東京・歌舞伎町の裏社会を舞台にしたサスペンスアクションが好きな人
向かない人
なお、1992年版を観ていないと楽しめないのかどうかは、公式情報では明らかにされていません。あらすじを見る限り、舞台や登場人物は東京向けに作られた別の物語として紹介されています。
よくある質問
まとめ・参考出典
公開日: 2026年10月21日。情報は公式サイトと映画.comの掲載内容に基づいています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
参考・出典
- 映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』オフィシャルサイト(ソニー・ピクチャーズ)
- 映画.com 作品情報
- 映画.com「トロント国際映画祭でお披露目」(2026年9月16日)
- 映画.com「小栗旬は究極のインディーズ役者」(2026年9月29日)

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