スペースXが6月12日ナスダック上場|日本での買い方と注目点

イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースX(SpaceX)が、2026年6月12日にも米ナスダック市場へ新規上場(IPO)する計画であることが、日本経済新聞やForbesなどの報道で明らかになりました。調達額は約750億ドル(約11.9兆円)と過去最大規模で、世界の投資家が注目する歴史的な上場です。ティッカーシンボルは「SPCX」。この記事では、上場の概要から日本の個人投資家が株を買う方法、見落としがちな注意点までをわかりやすくまとめます。

スペースXのスターシップ打ち上げ

画像出典: NASA / SpaceX(パブリックドメイン)

この記事のポイント

  • 上場予定日は2026年6月12日、公開価格は前日6月11日に決定見込み
  • 調達額約750億ドル・企業評価額1.75兆ドルで史上最大のIPO
  • 日本のネット証券(SBI・楽天など)でも取引・抽選に参加できる見通し




スペースX上場の概要|6月12日ナスダックへ

スペースXは2002年にイーロン・マスク氏が創業した非上場企業で、再使用型ロケット「ファルコン9」や大型ロケット「スターシップ」、衛星通信「スターリンク」を手がけてきました。これまで上場せず資金調達は私募中心でしたが、複数の報道によると最短で2026年6月12日(金)にナスダックへ上場する計画です。公開価格は上場前日の6月11日に決定される見込みとされています。

市場では上場を前に、機関投資家が手元資金を確保するために既存のハイテク株や半導体株を売却しているとの見方も広がり、上場が世界の株式市場全体に影響を与える「史上最大IPO」として警戒と期待が入り混じっています。なお、上場日や価格は最終決定前の情報であり、スケジュールが前後する可能性がある点には留意してください。

ファルコン9ロケットのロールアウト

画像出典: NASA / SpaceX(パブリックドメイン)




公開価格と企業評価額|調達11兆円超の規模

報道によると、スペースXの公開価格は1株あたり135ドル前後、調達額は約750億ドル(およそ11.9兆円)を見込んでいます。これは世界のIPO史上で過去最大規模です。上場後の企業評価額(時価総額)は1.75兆ドル(約278兆円)以上に達するとされ、トヨタ自動車など日本を代表する企業を大きく上回る水準になります。

比較として、これまで史上最大級とされたIPOにはサウジアラムコ(2019年・約294億ドル調達)やアリババ(2014年・約250億ドル調達)がありますが、スペースXの想定調達額はこれらを大幅に超えます。1株135ドルは為替を1ドル160円程度で換算するとおよそ2万1,600円で、後述の少額対応サービスを使えば日本の個人でも手が届きやすい価格帯です。

事業の柱は「打ち上げ」と「スターリンク」

スペースXの収益源は大きく分けて、ロケット打ち上げ事業と衛星通信「スターリンク」です。ファルコン9は第1段ブースターを着陸・再使用することで打ち上げコストを劇的に下げ、世界の商業打ち上げ市場で圧倒的シェアを握っています。スターリンクは全世界で数百万契約に拡大しており、上場後の成長期待を支える存在として投資家の評価ポイントになっています。

スターリンク衛星の打ち上げ

画像出典: NASA / SpaceX(パブリックドメイン)

日本の個人投資家がSPCX株を買う方法

「米国市場の株を日本から買えるの?」と不安に思う人も多いですが、国内のネット証券の米国株口座があれば購入できる見通しです。報道では、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・三菱UFJ eスマート証券などで上場初日から取引できるとされています。買い方は大きく2通りあります。

(1) 上場前のIPO抽選(ブックビルディング)に申し込む

SBI証券・楽天証券・みずほ証券などでは、上場前に公開価格で株を取得できるIPO抽選(ブックビルディング)の申込みが案内されています。楽天証券では2026年6月5日から6月12日朝6時までを申込期間としていました。当選すれば公開価格135ドルで取得できますが、申込み枠や条件は証券会社ごとに異なります。

(2) 上場後に市場で買う

抽選に外れても、上場後はナスダック市場で通常の米国株と同じように売買できます。決済方法は証券会社で差があり、SBI証券は外貨(米ドル)決済のみ、楽天証券は円貨決済のみと案内されています。日経の報道では、PayPay証券では100円といった少額から購入できる見通しも伝えられており、まとまった資金がなくても参加しやすくなっています。

ファルコン9の着陸

画像出典: NASA / SpaceX(パブリックドメイン)




個人投資家への30%配分という異例の好条件

今回のIPOで注目されているのが、個人投資家(リテール)への配分が最大30%とされている点です。通常のIPOでは個人枠は10%程度が一般的で、その約3倍という異例の厚さです。一般の個人にも広く株が行き渡るよう設計されており、世界的な注目度の高さがうかがえます。

一方で「人気が高いから日本枠を増やしたのでは」「米国で人気がないから個人に回ってきているのでは」といった見方も交錯しています。なお新NISAの成長投資枠の対象になる見込みとも報じられており、非課税で長期保有を狙う選択肢も出てきます(最終的な対象可否は各証券会社の案内を必ず確認してください)。

買う前に知っておきたい注意点とリスク

巨額IPOには相応のリスクもあります。スペースXはS&P500など主要指数に当面組み入れられないとみられ、インデックス買いが入りにくいぶん値動きが荒くなる可能性があります。また上場直後は需給が読みにくく、初値が公開価格を大きく上回ったり、その後急落したりすることも珍しくありません。

Xでは「IPO抽選は上場後の株を割り当てる形式の会社もあり、当たっても大きく儲かるとは限らない」という指摘も見られました。申込み形式(公開価格取得か、上場後取得か)は証券会社で異なるため、自分が使う口座の条件を事前に確認することが重要です。投資は余裕資金の範囲で、自己責任で判断しましょう。

ファルコンヘビーのデモ打ち上げ

画像出典: NASA / SpaceX(パブリックドメイン)

Xでの反応

史上最大IPOということもあり、Xでは上場前から大きな話題になっています。

「スペースXのIPO、1株135ドルで過去最高の12兆円調達を目指す──最短で6月12日上場」

— @xiaokabuz(2026-06-05)

「みんな知らないかもだけど、スペースXのIPO抽選は上場前のものではなく上場後の株だから、当たっても大きく儲からない…という事実」

— @type_333(2026-06-05)

「米国株が売られてるの、多分スペースX買うために利確してるでしょ」

— @haruyuki77(2026-06-05)

「100株はやりすぎか。スペースX10株ですって人が多いとなると、暴落のバーゲンセール時に買おうとする勢力が優勢に見える」

— @hidenr12(2026-06-05)

上場を前に株式市場全体が荒れており、「来週はブラックマンデーになるかも」と身構える声も。期待と警戒が入り混じった独特の空気が広がっています。

あわせて読みたい(お金・お得情報)

ファルコンヘビーのブースター着陸

画像出典: NASA / SpaceX(パブリックドメイン)




【2026-06-08更新】IPO詳細の最新情報

2026年6月3日付のCNBCおよびFortuneの報道で、スペースXのIPO条件がより詳細に判明しました。最新の確定情報は以下のとおりです。

  • 1株あたり135ドルで売出し、合計5億5,560万株を放出
  • この価格水準での企業評価額は1.77兆ドルに達し、米国でも時価総額第7位クラスの規模に
  • 主幹事はゴールドマン・サックス、副主幹事にモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェース
  • 上場後もマスク氏は議決権の82%超を保有し、デュアルクラス株式構造で経営支配権を維持

調達額は単純計算で約750億ドル(5億5,560万株×135ドル)と、これまで最大規模だったアリババIPO(約250億ドル)の3倍超に達する歴史的な水準です。上場日や最終価格は変動する可能性があるため、必ず証券会社や公式発表で最新情報を確認してください。

まとめ

スペースXは2026年6月12日にも米ナスダックへ上場し、調達額約750億ドル(約11.9兆円)・公開価格1株135ドルで史上最大のIPOになる見通しです。ティッカーは「SPCX」、個人投資家への配分は異例の最大30%で、日本からもSBI証券・楽天証券・マネックス証券などの米国株口座を通じて取引や抽選に参加できる見込みです。新NISA対象になる可能性もあります。

ただし主要指数への組入れが当面ないとみられ値動きが荒くなりやすい点、証券会社ごとに申込み形式や決済方法(外貨か円貨か)が異なる点には注意が必要です。上場日・価格・取扱い条件は変更される可能性があるため、最新かつ正確な情報は各証券会社の公式案内で必ず確認のうえ、余裕資金の範囲で判断してください。





コメント

“スペースXが6月12日ナスダック上場|日本での買い方と注目点” への1件のフィードバック

  1. […] スペースXが6月12日ナスダック上場|日本での買い方 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です