HANA「ROSE」徹底解説|MV・歌詞・制作背景から読み解くデビュー曲の全貌

2025年4月2日、オーディション番組「No No Girls」から誕生した7人組ガールズグループ・HANAが、待望のメジャーデビューシングル「ROSE」をリリースしました。わずか1日で7,420ダウンロードを記録し、Billboard JAPANダウンロード・ソング首位を獲得。その勢いは留まることを知らず、YouTube再生回数は4,000万回を突破しています。美しさと危険さを併せ持つ「バラのトゲ」をテーマに、傷や痛みを力に変えて咲き誇る姿を描いたこの楽曲は、なぜこれほど多くの人の心を掴んだのでしょうか。本記事では、MV・歌詞・制作背景から「ROSE」の魅力を徹底解説します。

📑 目次

  1. HANAとは?「No No Girls」から誕生した7人組
  2. 「ROSE」の楽曲情報とリリース実績
  3. 歌詞に込められたメッセージ|トゲだらけの美しさ
  4. MVの世界観|泥と白の対比が描く物語
  5. ちゃんみなのプロデュース哲学
  6. まとめ

🌹 HANAとは?「No No Girls」から誕生した7人組

HANAは、BMSGとちゃんみなが共同で手がけたガールズグループオーディション番組「No No Girls(通称:ノノガ)」から2025年1月11日に誕生した7人組ガールズグループです。

メンバー構成:

  • CHIKA(チカ)
  • NAOKO(ナオコ)
  • JISOO(ジス)
  • YURI(ユリ)
  • MOMOKA(モモカ)
  • KOHARU(コハル)
  • MAHINA(マヒナ)

「No No Girls」のコンセプトは「身長も体重も年齢も関係ない。見せてほしいのはあなたの声と人生」という、従来のアイドルの枠組みを覆すもの。日本・韓国・アメリカから7,000件以上の応募があり、見た目で否定された経験を持つ参加者たちが、自分の声と生き様で勝負しました。

グループ名「HANA」には、「苦労して咲いた花」という意味が込められています。ちゃんみなは「枯れない花を作りたい」というメッセージを発信し、HANAはその象徴として誕生しました。

💿 「ROSE」の楽曲情報とリリース実績

リリース日:

  • デジタル配信:2025年4月2日
  • CD発売:2025年4月23日

制作陣:

  • 作詞:CHANMINA、Sofia Quinn
  • 作曲:CHANMINA、Adam Kapit、Sofia Quinn
  • プロデュース:CHANMINA

MV監督:

  • Kim Youngjo(キム・ヨンジョ)
  • Yoo Seungwoo(ユ・スンウ)

実績:

  • Billboard JAPANダウンロード・ソング 初登場1位(1日で7,420DL)
  • YouTube MV再生回数 4,000万回突破
  • レーベル:NO LABEL MUSIC / Sony Music Labels Inc.

ちゃんみなにとって4月2日は特別な日付です。2017年の楽曲「She’s Gone」で彼女のキャリアの転機として言及されており、今回HANAのメジャーデビュー日として、そして自身のレーベル「NO LABEL MUSIC」のソニーミュージック傘下での再始動日としても選ばれました。

✍️ 歌詞に込められたメッセージ|トゲだらけの美しさ

🎭 見た目と本質の二面性

楽曲冒頭の歌詞「I’m looking sweet but I’m all dynamite / Don’t believe me when I say that I bite」は、HANAの核心を表現しています。

「見た目はスイートだけど、中身はダイナマイト。噛みつくって言っても信じないでしょ?」という挑発的なメッセージには、若く可愛らしい外見とは裏腹に、過去の傷や痛みから生まれた強い反骨精神が込められています。

「無邪気に見える?それなら好都合」とでも言うような、したたかさと静かな強さが共存する表現は、オーディションを通して自分の痛みや影をさらけ出してきたメンバーたちが、今度は自分の芯を守りながら戦う姿勢への変化を示しています。

🌹 サビに込められた核心メッセージ

Just like a rose トゲだらけの
My heart ain’t yours
醜い世界でも 咲いた 花
泥だらけでも I can’t hide no more
with my beautiful thorns

バラは美しさと同時に「トゲ」を持つ花の象徴です。このトゲこそが「ROSE」の最も重要なメタファーとなっています。

「My heart ain’t yours」は、「私の心は誰のものでもない」という宣言。過去の傷や痛みを抱えながらも、それを隠すことなく、むしろ「beautiful thorns(美しいトゲ)」として誇りを持つ姿勢が表現されています。

「醜い世界でも咲いた花」「泥だらけでも」という言葉は、どんな環境でも、どんな姿でも、自分らしさを咲かせるという強い意志を象徴しています。トゲは自己防衛の手段であると同時に、自己表現の一部なのです。

💪 日本語パートの自己肯定メッセージ

日本語で歌われる部分には、さらに深い内省と決意が込められています。

いつでも人は過ぎ去った
かれこれ時はだいぶ経った
え、あいつ咲いた?いや多分死んだ
このbaddestトゲは自分に刺してた

「このbaddestトゲは自分に刺してた」という一節は衝撃的です。周囲から向けられる攻撃だけでなく、自分自身が最も自分を傷つけていた過去を告白しています。

しかし、その後の「誰もいないなら私が fly high / 多少の傷ならもう I’m alright / 今から行くから心配いらない / I’m alive now like bloom bloom bloom bloom」という歌詞で、過去の痛みや絶望を乗り越え、力強く花を咲かせる決意が示されます。

🌅 希望への転換

朝日は昇って but I can’t see it
また眠りにつくこの現実に
汗や涙も枯れてきた頃に
まだ立ち上がる私を疑い

絶望的な状況の中でも「まだ立ち上がる」という強さ。NAOKOの「I can’t hide no more(もう隠しきれない)」が、日本語で「負けないの、もう」と空耳できるという指摘もあり、言葉の壁を超えた普遍的なメッセージが込められています。

🎬 MVの世界観|泥と白の対比が描く物語

🎨 視覚的コントラストの意味

韓国で撮影されたMVは、Kim YoungjoとYoo Seungwooによって監督されました。Kim Youngjoは「No No Girls」のテーマソング「NG」も手がけており、HANAのオリジンストーリーを視覚的に継続する役割を果たしています。

未来的な白い世界:MVの前半では、白い服を着たドロイドのような存在が登場する未来的で無菌的な空間が描かれます。この清潔で管理された世界は、社会が求める「完璧さ」や「表面的な美しさ」の象徴です。

泥まみれのパフォーマンス:対照的に、メンバーたちが泥の中でダンスするシーンは、MVのクライマックスです。泥だらけになりながらも力強く踊る姿は、「表面的な完璧さ」を拒否し、「ありのままの自分」を受け入れる姿勢を表現しています。

🎯 象徴的なシーン

カードゲームとスナイパー:メンバーたちがスナイパーとカードゲームを行うシーンは、戦略と生存、選択と結果のメタファーとして機能しています。歌詞の「I’m playing all my cards / I keep them close to my chest」と呼応し、自分の手札を明かさず戦う緊張感を視覚化しています。

赤の不在:興味深いことに、タイトルが「ROSE」であるにもかかわらず、MV全体で赤い色はほとんど使われていません。この意図的な色彩設計は、「ROSE」を単なる花ではなく、「rise(立ち上がる)」の過去形としても読み解けることを示唆しています。

物理的なトゲ:MVの中で実際のトゲが登場するシーンもあり、歌詞の「beautiful thorns」を具体的に視覚化しています。

🎪 パフォーマンスビデオ

4月9日にはパフォーマンスビデオも公開されました。砂漠のような風景の中、巨大なバラのボードと古い車を背景に、メンバーたちが力強い振り付けを披露。前後に動くダイナミックなカメラワークと、ビートに完璧にシンクロする振り付けが、楽曲のエネルギーを視覚的に増幅させています。

🎤 ちゃんみなのプロデュース哲学

ちゃんみなは「ROSE」を作ったきっかけについて、「『No No Girls』のファイナルが終わった後、落ち込み、光が見えなくなった時期があった。そのときに希望となったのがHANAの7人だった」と語っています。

反逆的自己肯定の美学:「ROSE」は単なる応援ソングではありません。社会の基準に迎合することを拒否し、「醜さ」を美に変える反逆的な自己肯定を体現しています。

4月2日の意味:ちゃんみなにとって4月2日は、2017年の「She’s Gone」で言及された自身のキャリアの転機の日。HANAのデビュー日として、そしてNO LABEL MUSICのソニー傘下での再始動日として選ばれたこの日付には、「過去を乗り越えて新しく立ち上がる」という強いメッセージが込められています。

「No No」から「Yes Yes」へ:「No No Girls」というオーディション名自体が、業界から「No」と言われてきた人たちへの「Yes」でした。「ROSE」はその精神を引き継ぎ、拒絶された経験を持つすべての人への応援歌となっています。

✨ まとめ

HANA「ROSE」は、美しさと危険さ、繊細さと強さ、傷と誇りという相反する要素を見事に融合させた楽曲です。

バラのトゲという象徴を通じて、過去の痛みや傷を隠すのではなく、それを「beautiful thorns」として受け入れ、堂々と咲き誇る姿勢を示しています。MVの泥まみれのパフォーマンスシーンは、表面的な完璧さよりも、ありのままの自分で生きることの美しさを力強く訴えかけます。

ちゃんみなのプロデュースのもと、7人のメンバーが自らの経験と感情を歌詞に投影し、オーディション「No No Girls」のコンセプトである「見た目ではなく、声と人生で勝負する」という理念を体現した楽曲となっています。

Billboard JAPAN首位獲得、YouTube4,000万再生突破という華々しい実績は、この楽曲のメッセージが多くの人の心に響いた証です。何が正解かわからない世の中でも、どのような環境でも、どのような姿でも、光に向かって咲き誇ろうとする強い意志は、リスナーに勇気と希望を与えています。

「ROSE」は、HANAのデビュー曲であると同時に、すべての人への「あなたのトゲごと、あなたは美しい」というメッセージなのです。

🔗 関連リンク

  • HANA「ROSE」Official MV(YouTube)
  • HANAのメジャーデビューシングル「ROSE」は、各種音楽配信サービスで配信中
  • 「No No Girls」全エピソードはYouTubeで視聴可能

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