「現代用語の基礎知識」選 2026 T&D保険グループ新語・流行語大賞(第43回)のノミネート語30が、2026年11月5日に発表されました。「りくりゅう」「パンチくん」「ボンボンドロップシール(ボンドロ)」といった話題の語から、「ナフサ」「声の権利」のような社会を映す語まで、顔ぶれは幅広い内容です。この記事では30語を意味つきで一覧化し、大賞の発表予定と、歴代大賞から読み取れる傾向をまとめます。
結論(11月6日時点)
・ノミネート語は30語。2026年11月5日に発表されました(第43回)。
・投票を伴う「予想キャンペーン」は11月5日〜11月30日、トップテンは12月1日に発表される予定と報じられています(アニメ!アニメの報道)。年間大賞は例年、トップテンと同じ表彰式で発表されます。
・30語は「AI・ネット・SNS」が6語で最多。「ナフサ」「酷暑日」など暮らしの不安を映す語と、「ボンドロ」「なんとかなれーッ」など癒やし系の語が同居しています。
・年間大賞が何になるかは、現時点では断定できません。
公開日: 2026年11月6日 / 最終更新日: 2026年11月6日 / 内容は11月5日の発表と各社報道に基づきます
画像: 当サイト作成(出典: 自由国民社公式サイト・ORICON NEWS)
目次
- 1. ノミネート30語の一覧(50音順)
- 2. 大賞の発表はいつ?スケジュール
- 3. 30語の意味をテーマ別に解説
- 4. 30語を読み解く: テーマ別の数と「重い・軽い」
- 5. 歴代の年間大賞と予想の立て方
- 6. 注意点とよくある質問
- まとめ
- 参考・出典
1. ノミネート30語の一覧(50音順)
公式サイトの並びは50音順です。30語は次のとおりです。
青切符 / あかり、信じてるからな / AI暴走 / キオクシア / ギルティ / 警戒レベル5 / 言語化 / 声の権利 / 酷暑日 / 消費税1% / 好きすぎて滅! / スクイーズ / スマホ農場 / setlog(セットログ) / だけ弁当 / ちいかわ(現象) / データセンター / ドパガキ / ナフサ / なんとかなれーッ / NISA貧乏 / パンチくん / ピックルボール / フィジカルAI / フレネミー / ホビ垢 / ボンボンドロップシール(ボンドロ) / モナキ / 夜の踊り子 / りくりゅう
選考委員は、辛酸なめ子さん、パトリック・ハーランさん、室井滋さん、やくみつるさん、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子さんの5人と公式サイトに記載されています。
2. 大賞の発表はいつ?スケジュール
画像: 当サイト作成(出典: 自由国民社公式サイト・ORICON NEWS・アニメ!アニメ)
11月5日(木): ノミネート語の発表
第43回のノミネート語30が発表されました。
11月5日〜11月30日: 予想キャンペーン
アニメ!アニメは、この期間に「新語・流行語大賞」予想キャンペーンが行われると報じています。参加方法や賞品は、公式の案内で確認してください。
12月1日: トップテン発表の予定
同じくアニメ!アニメの報道では、12月1日にトップテンが発表される予定です。年間大賞は、例年トップテンと同じ表彰式で発表されます。公式サイトは「毎年12月初めに発表」としており、2026年の細かい時刻は11月6日時点の公式ページでは確認できませんでした。
3. 30語の意味をテーマ別に解説
意味は、ORICON NEWS(11月5日)が紹介した各語の解説をもとに、当サイトで言い換えて整理しました。
制度・防災・気象(4語)
青切符
2026年4月から、16歳以上の自転車運転者に適用された交通反則通告制度のことです。
警戒レベル5
2026年5月29日から、気象庁による新たな防災気象情報の運用が始まったことを背景にした語です。
酷暑日
2026年4月に気象庁が発表した、最高気温40度以上の日を指す予報用語です。2026年の夏は延べ36地点で観測され、過去最多でした。
消費税1%
2027年4月から2年間限定で、飲食料品の消費税率を8%から1%に引き下げる法案が閣議決定されたことを指します。
経済・産業・エネルギー(4語)
ナフサ
原油を精製して作る軽い石油製品で、プラスチックやペットボトル、印刷用インクなど身近な製品の材料です。4割ほどを中東から調達しており、イラン戦争によるホルムズ海峡の封鎖で原油価格が高騰し、供給不足が生活に深刻な影響を与えました。
キオクシア
国内の半導体大手です。AI向けの需要で株価が急騰したあと、急落しました。
データセンター
サーバーやネットワーク機器の設置に特化した専用施設です。AIの普及で需要が増す一方、施設の新設に伴う周辺地域の環境悪化への懸念も広がっています。
NISA貧乏
投資に回しすぎて、日々の暮らしが苦しくなることです。2027年1月にはこどもNISAも始まります。
2026年の経済ニュースは、日経トレンディ「2026年ヒット商品ベスト30」でも整理されています。ヒット商品とあわせて見ると、世相がつかみやすくなります。
AI・ネット・SNS(6語)
AI暴走
サイバー攻撃能力のテスト中に、AIが隔離環境から自力で脱出して侵入した例などを背景にした語です。
声の権利
生成AIによる声の無断利用の問題を受け、東京地裁が声は法的保護の対象になるとの判断を示したことが背景にあります。
フィジカルAI
身体機能をもち、センサーやカメラなどで物理的な空間を自律的に動くAIのシステムです。ロボット、ヒューマノイド、ドローン、自動運転車なども含まれ、人手不足の解消や危険な作業の代替として注目されています。
スマホ農場
多数のスマホを使って「いいね」などを不正に水増しする、いわゆるクリックファームのことです。
setlog(セットログ)
1時間ごとに約2秒の動画を撮影し、1日分を1本にまとめて投稿するSNSです。
ホビ垢
ホビーアカウントの略で、SNSで運用する趣味用のアカウントです。若い世代を中心に、本垢とは別に持つ動きが広がり、主に推し活の発信に使われます。
言葉・心理(4語)
言語化
思考や感情を言葉にして、明確に表現することです。
ギルティ
罪悪感を覚えつつ快楽を得る消費のことです。「ギルトフリー」と対照的な語として挙げられています。
ドパガキ
「ドーパミン中毒のガキ」を縮めたネット俗語です。ショート動画やSNS、ゲームのガチャなど短時間で強い刺激が得られるコンテンツに慣れ、長く集中できない人を指したり、自虐に使ったりします。派生語に「ドパ中」「セロおじ」があります。
フレネミー
友人(friend)と敵(enemy)を組み合わせた造語で、友人のように親しく接しながら足を引っ張る人を指します。SNSの普及で、誰が味方か分かりにくくなった状況から注目されました。
キャラ・グッズ・ブーム(5語)
ちいかわ(現象)
ナガノさんの漫画「ちいかわ」をめぐる社会的な盛り上がりです。2026年7月には劇場版が公開されました。
なんとかなれーッ
ちいかわに登場するハチワレのせりふです。
ボンボンドロップシール(ボンドロ)
ぷっくりした立体感と、ドロップのような透明感・ツヤが特徴のシールです。シール交換を楽しむ小学生に加え、20〜30代や親世代も巻き込んだブームになり、「シル活」「シルパト」といった言葉も生まれました。
スクイーズ
握って変形させて遊ぶ玩具です。2026年は、表面をロウで固めた「パキパキスクイーズ」が人気になりました。
パンチくん
千葉県市川市動植物園にいるニホンザルの子どもです。オランウータンのぬいぐるみを母親代わりにする姿が話題になりました。
ちいかわ関連の話題は、FNS歌謡祭2026 第1弾36組の記事などでも取り上げています。
音楽・タレント・食(5語)
好きすぎて滅!
M!LKの楽曲です。曲中の「滅ポーズ」も流行しました。
モナキ
純烈の酒井一圭さんがプロデュースする4人組グループです。メジャーデビュー曲の独特なタイトルでも話題になりました。
夜の踊り子
サカナクションの2012年のシングルです。2026年にネットミームとして再び注目を集めました。
あかり、信じてるからな
料理家・管理栄養士の長谷川あかりさんのレシピに対する、ファンの投稿から広がった言葉です。
だけ弁当
ローソンストア100が2021年に発売した、おかずが1種類だけのお弁当です。
「好きすぎて滅!」を歌うM!LKの佐野勇斗さんは、日経トレンディ2026「今年の顔」の記事にも登場しています。
スポーツ(2語)
りくりゅう
ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート・ペアで、大逆転の金メダルを獲得した三浦璃来さん・木原龍一さんのペアの愛称です。
ピックルボール
米国発祥のラケットスポーツです。テニス、バドミントン、卓球の要素を組み合わせたもので、ボールが軽く手軽に始められる点が話題になりました。
りくりゅうのその後は、りくりゅう「ありがとうツアー2027」の開催都市と日程にまとめています。
4. 30語を読み解く: テーマ別の数と「重い・軽い」
ここからは、30語を当サイトが7つのテーマに分けて数えた結果です。公式の分類ではありません。
画像: 当サイト作成(出典: 自由国民社公式サイト・ORICON NEWSをもとに当サイトが分類)
AI・ネット・SNSが6語で最多
AI暴走、声の権利、フィジカルAI、スマホ農場、setlog、ホビ垢の6語です。さらに、キオクシアとデータセンターもAIの需要を背景にした語で、AIは分類をまたいで8語に関わっています(当サイトの数え方)。
スポーツは2語だけ
りくりゅうとピックルボールのみです。ただし、りくりゅうは五輪の金メダルという大きな出来事を背負っており、語の「強さ」は語数だけでは測れません。
ちいかわ関連が2語
「ちいかわ(現象)」と「なんとかなれーッ」は、同じ作品から生まれた語です。票が割れる可能性と、作品全体の存在感の両方が考えられます(当サイトの見立て)。
もう一つの見方が、語の雰囲気です。ORICON NEWSによると、物価高やイラン戦争、異常気象など不安をあおる語が多い一方で、「ボンドロ」「好きすぎて滅!」「なんとかなれーッ」といった癒やし系も入ったと分析されています。
画像: 当サイト作成(出典: ORICON NEWSをもとに当サイトが分類)
左右の分類は当サイトの主観を含みます。1語が両方の性格をもつ場合もあり、たとえば「消費税1%」は負担軽減の話題ですが、暮らしの制度を扱う語として制度・防災・気象に入れています。
5. 歴代の年間大賞と予想の立て方
画像: 当サイト作成(出典: ORICON NEWS「歴代の大賞一覧」)
直近5年の年間大賞は次のとおりです。2021年は「リアル二刀流/ショータイム」、2022年は「村神様」、2023年は「アレ(A.R.E.)」、2024年は「ふてほど」、2025年は「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」でした。2021年と2025年は、2語が同時に選ばれています。
傾向1: 事前に「当たる」語が選ばれるとは限らない
予想キャンペーンで注目される語と、最終的な年間大賞は、必ずしも一致しません。例えば「ふてほど」のように、ドラマ発の短縮語が選ばれた年もあります。
傾向2: 出来事と結びついた語が強い
2021〜2023年は野球など、スポーツに関わる語が3年続きました。2026年は、金メダルの「りくりゅう」が出来事との結びつきという点で条件に近いと言えますが、これはあくまで当サイトの見立てで、結果を保証するものではありません。
傾向3: 年間大賞は複数語のこともある
直近5年のうち2年は2語です。ちいかわ関連のように、同系統の語が複数並ぶ年は、トップテンの選ばれ方も注目点です。
6. 注意点とよくある質問
向く人
30語の意味を短時間で押さえたい人。会話や仕事の場で「聞いたことはあるが説明できない」語を整理したい人。
向かない人
年間大賞の「正解」を知りたい人。結果は12月の発表まで分からず、この記事も予想を断定しません。
注意: 日程は報道ベース
12月1日のトップテン発表は、11月6日時点で公式サイトの確認ができず、アニメ!アニメの報道に基づきます。確定情報は、自由国民社の公式サイトで確認してください。
Q. ノミネートは何語ですか?
30語です。公式サイトの「第43回 2026年 ノミネート語」に掲載されています。
Q. 年間大賞はいつ決まりますか?
例年、トップテンと同じ表彰式で発表されます。2026年は12月1日と報じられています(要・公式確認)。
Q. 投票はできますか?
アニメ!アニメは11月5日〜11月30日の予想キャンペーンを報じています。内容や応募方法は公式の案内で確認してください。
Q. 選ぶのは誰ですか?
選考委員会です。辛酸なめ子さん、パトリック・ハーランさん、室井滋さん、やくみつるさん、大塚陽子さんが公式サイトに記載されています。
まとめ
・2026年の新語・流行語大賞は、11月5日に30語がノミネートされました(第43回)。
・予想キャンペーンは11月5日〜30日、トップテンは12月1日発表の予定です(報道ベース)。
・30語は、AI・ネット・SNSが最多の6語。暮らしの不安を映す語と、ボンドロやなんとかなれーッのような癒やし系が同居しています。
・年間大賞は12月の発表まで分かりません。意味を押さえておくと、発表の日の話題がぐっと理解しやすくなります。
日程や内容は変更される場合があります。最新情報は、新語・流行語大賞の公式サイトで確認してください。
参考・出典
コメントを残す