米国株の取引が、日本時間の日中にもできるようになります。米国の主要取引所で新しい時間外セッション「オーバーナイトセッション」が始まり、米国株の23時間取引が、日本時間の2026年12月7日(月)11時にスタートする予定です。これまで米国株は、日本の深夜から早朝が中心でした。この記事では、冬時間と夏時間の取引時間、主なネット証券5社の対応状況、公式で確認できた費用、注文前の注意点を、各社の公式発表をもとに整理します。
・始まりは米国現地の12月6日(日)21時で、日本時間では12月7日(月)11時です。冬時間は日本時間11:00〜翌10:00、夏時間は10:00〜翌9:00に取引できます。
・SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券は、初日からの対応を予定していると公式に発表しています。三菱UFJ eスマート証券は、まず12月目途にプレマーケットを始め、23時間取引は将来的な対応としています。
・楽天証券の例では、時間外は指値注文のみで、成行と逆指値は使えません。開始直後は、注文が市場に出るまで3〜5分かかる場合があります。
・23時間取引そのものの手数料は、楽天証券が「時間外は通常の取引と同じ」と公表しています。他社の細部は、順次発表される案内を確認してください。
公開日: 2026年11月3日

目次
- 1. 23時間取引とは
- 2. 日本時間の取引時間(冬時間・夏時間)
- 3. 証券会社別の対応状況
- 4. 費用の違い(公式で確認できたもの)
- 5. 注文前の注意点
- 6. 報道や情報が分かれている点
- 7. 向かない人
- 8. まとめ
- 参考・出典
1. 23時間取引とは
米国株の取引時間は、これまで、通常取引のレギュラーマーケットと、その前後の時間外取引(プレマーケット、アフターマーケット)でした。今回の変更で、新しい時間外セッションのオーバーナイトセッションが加わり、平日はほぼ一日中、取引できるようになります。
マネックス証券の発表では、米国の証券情報処理システム(SIP)による23時間取引の申請が、米国証券取引委員会(SEC)に承認されたことが、開始の背景として説明されています。
2. 日本時間の取引時間(冬時間・夏時間)
下の図は、楽天証券の区分をもとにした日本時間の時間割です。11月上旬から3月中旬ごろまでの冬時間と、サマータイム期間で、日本時間が1時間ずれます。

- オーバーナイトは、冬時間で11:00〜18:00、夏時間で10:00〜17:00です。
- プレマーケットは、冬時間で18:00〜23:30、夏時間で17:00〜22:30です。
- レギュラーマーケット(通常取引)は、冬時間で23:30〜翌6:00、夏時間で22:30〜翌5:00です。
- アフターマーケットは、冬時間で6:00〜翌10:00、夏時間で5:00〜翌9:00です。
- 冬時間の10:00〜11:00(夏時間は9:00〜10:00)は、米国株式のメンテナンス時間で、注文を出せません。
時間の区切りは、会社ごとに少し違います。たとえば、マネックス証券は、現在、独自の取引時間を設定しています。松井証券は、全体の時間(冬時間11:00〜翌10:00)を公表しており、セッションごとの区切りは、決まり次第の案内としています。この図は、あくまで楽天証券の区分です。
3. 証券会社別の対応状況

4. 費用の違い(公式で確認できたもの)

- 楽天証券は、オーバーナイトセッションが始まっても、手数料は、現在の時間外取引(プレマーケット・アフターマーケット)と同じで、現物取引・信用取引の手数料と変わらないと説明しています。
- SBI証券は、NISAでの米国個別株の売買手数料と、リアルタイム為替の米ドル/円の為替手数料が無料です。信用取引では、2026年11月4日(水)国内約定分から、インターネットコースの手数料を0米ドルにします。システム対応が終わるまでは、キャッシュバックで実質無料にします。
- 松井証券は、日本円と米ドルの両替の為替手数料(スプレッド)が無料で、NISA口座での米国株の売買手数料も無料としています。
- 三菱UFJ eスマート証券の米国株式の手数料は、約定代金の0.495%(税込)、上限22米ドル(税込)で、NISA口座では無料です。プレマーケットのプレスリリースに記載された現行の体系です。
- マネックス証券の23時間取引の手数料は、公式ページを確認できなかったので、この記事では書いていません。
楽天証券は、信用取引でも、2026年11月4日(水)国内約定分から、米国株式の手数料とデイトレード時の金利・貸株料が無料になると案内しています。日中も取引できるようになると、無料の時間帯が広がります。ただし、円貨決済の為替手数料や、NISA以外の売買手数料は、会社やコースで違います。申し込む前に、各社の費用ページを確認してください。
5. 注文前の注意点
ここは、楽天証券の公式ルールをもとにしています。他社は、詳細を順次案内するとしているので、始まる前に確認してください。

新しい時間帯の出来高や値動きの実際は、始まってみないと分かりません。公式の説明にも、流動性の見通しは書かれていません。最初のうちは、指値を現在値から離しすぎないなど、慎重に使うのが無難です。
6. 報道や情報が分かれている点
7. 向かない人
- 成行注文で、すぐに買いたい人は、時間外では使えないので合いません。
- NISAのつみたて投資や、投資信託の積立が中心の人は、取引時間が広がっても、あまり変わりません。
- 日中は仕事で、画面を見られない人は、新しい時間帯を使う機会が少ないかもしれません。
- 三菱UFJ eスマート証券を使っている人は、12月7日の時点では23時間取引が使えない予定です。
- 新しい時間帯の値動きに不安がある人は、少額で試すか、様子を見たほうが安心です。
8. まとめ
・SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券は、初日からの対応を予定しています。三菱UFJ eスマート証券は、まずプレマーケットを12月目途に始めます。
・時間外取引は、楽天証券では指値注文のみで、執行条件は「本日中」のみです。開始直後は約定までに3〜5分かかる場合があります。
・手数料や、各社の詳しいルールは、始まる前に、公式ページの最新情報で確認してください。
日程や条件は、米国側の開始スケジュールの変更などで、変わる場合があります。最新の情報は、楽天証券やSBI証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJ eスマート証券の公式発表でご確認ください。米国株の大型IPOについては、【アンソロピック】日本でIPO株は買える?楽天・SBIでの買い方やスペースXが6月12日ナスダック上場|日本での買い方と注目点も参考になります。投資は、価格変動などで損失が出るおそれがあります。ご自身の判断でお願いします。
参考・出典
- 楽天証券「米国株式23時間取引」(2026年10月20日更新)
- SBI証券 プレスリリース(PR TIMES・2026年10月16日)
- マネックス証券 プレスリリース(PR TIMES・2026年8月7日)
- 松井証券 ニュースリリース(2026年7月28日)
- 三菱UFJ eスマート証券 プレスリリース(2026年9月3日)
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