リーグアン第9節で、日本人選手の明暗が分かれました。中村敬斗は出場停止明けのリヨン戦でリーグ戦初先発し、CKからリーグ戦初アシスト。リヨンはアンジェに2-0で勝ちました。一方、瀬古歩夢と中村草太が先発したル・アーヴルは、首位PSGに1-5で敗れています。この記事では、2試合の内容と日本人選手の出場状況、次の試合までをまとめます。
- 中村敬斗(リヨン)は11月1日のアンジェ戦でリーグ戦初先発・フル出場。84~86分に左CKからトリッソのヘッドをアシストし、2-0の勝利に貢献
- 瀬古歩夢(ル・アーヴル)は10月30日のPSG戦に先発してフル出場。中村草太は先発し、65分に交代。チームは1-5で5連敗、勝ち星のないまま最下位
- 水多海斗(ル・アーヴル)はベンチ入りも出番なし。上田綺世(リール)は欠場
- 次は11月8日。リヨンはブレスト戦、ル・アーヴルはロリアン戦、リールはレンヌ戦
目次
- 中村敬斗がリーグ戦初アシスト(リヨン2-0アンジェ)
- 瀬古歩夢・中村草太のル・アーヴルはPSGに大敗
- ル・アーヴルは社長辞任・監督退任
- 日本人選手の出場状況まとめ
- その他の日本人選手(上田綺世・南野拓実)
- 次の試合(11月8日)
- 報道で表記が分かれる点
- まとめ
中村敬斗がリーグ戦初アシスト(リヨン2-0アンジェ)
11月1日(現地)に行われたリーグアン第9節で、リヨンはホームでアンジェと対戦し、2-0で勝ちました。リヨンにとっては公式戦3試合ぶりの白星です。試合前の時点で、リヨンは5位、アンジェは14位でした(サッカーダイジェストWeb)。
中村敬斗は今夏、2部のスタッド・ランスからリヨンに加入。前々節のニース戦では途中出場から一発退場となり、今回はその出場停止が明けた試合でした(出場停止の経緯はこちら)。この試合で、今季のリーグ戦で初めて先発に名を連ね、左ウイングでフル出場しています。
画像出典: ちんぱんブログ作成(サッカーキング・サッカーダイジェストWebの記事をもとに作成)
試合の流れ
- 13分 アンジェの選手が倒されてPKの笛が鳴ったが、VARの確認で判定が覆りPKは取り消し
- 34分 中村が縦に突破してボックスに入り、深い切り返しからマイナス方向へラストパス。得点にはならず、直後に右からのクロスへ飛び込んだヘディングは枠の上へ
- 38分 リヨンが先制。ヌアマがゴール前で決めた。サッカーキングは、中村が左に開いたアブネル・ヴィニシウスへ展開した流れからのクロスと伝えている
- 74分 左から仕掛けた中村がボックス内へスルーパス(ループ気味のパス)を送り、アブネル・ヴィニシウスのシュートは惜しくも決まらず
- 84~86分 中村の左CKにトリッソがヘッドで合わせて追加点。これが中村のリーグ戦初アシスト
サッカーダイジェストWebは、中村について「CKからリーグ戦初アシストを記録しただけでなく、正確なスルーパスや切れ味鋭いドリブルでチャンスを演出するなど、確かな存在感を発揮した」と伝えています。この試合のアシストが決まるまでに、34分と74分にも得点の一歩手前のプレーがありました。決定的な場面を2回作りながらも決まらなかった中で、セットプレーで結果を出した形です。
サッカーキングによると、中村は今季ここまで、ヨーロッパリーグを含めて公式戦7試合に出場して1ゴール2アシスト。この試合のアシストを加えると、公式戦では3アシスト目になります(これは本ブログでの計算)。
瀬古歩夢・中村草太のル・アーヴルはPSGに大敗
10月30日(現地)、最下位のル・アーヴルは、ホームで首位のパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦し、1-5で敗れました。ル・アーヴルは5連敗です。日本人選手では、日本代表DFの瀬古歩夢とMF中村草太が先発。MF水多海斗はベンチ入りしましたが、出番はありませんでした。
画像出典: ちんぱんブログ作成(フットボールチャンネル・日刊スポーツの記事をもとに作成)
試合の流れ
先制したのはル・アーヴルです。18分、自陣左サイドで中村草太が味方と挟み込んでボールを奪い、そのまま前へ運びました。そこから流れるようなパスワークでゴール前へ。最後はFWのジョシュ・マジャが押し込んでいます(日刊スポーツ)。
その後はPSGペースでした。26分に同点とされると、2分後の28分にアクラフ・ハキミに逆転ゴールを許し、55分にもハキミ、62分にセニー・マユルに得点を許しました。69分にはハキミがこの試合3点目を決め、ハットトリックを達成しています(フットボールチャンネル)。ハキミのハットトリックは、PSG側から見た試合内容の記事でも整理しています。
日本人選手の出場
- 瀬古歩夢: 先発してフル出場。フットボールチャンネルによると、今季は第6節リール戦で退場処分を受け、第7節オセール戦を欠場。それ以外のリーグ戦はすべて先発で、PSG戦前までに7試合に出場していた
- 中村草太: 左ウイングで先発し、65分に交代。今季4度目の先発だった
- 水多海斗: ベンチ入りしたが、出場はなし
画像出典: ちんぱんブログ作成(フットボールチャンネルの記事をもとに作成)
ル・アーヴルは開幕戦でモナコに0-1で敗れ、第2節リヨン戦は1-1、第4節アンジェ戦は0-0と、今季は未勝利のまま、第5節トゥールーズ戦から5連敗です。9試合で2分け7敗、勝ち点2、9得点20失点で、得失点差はマイナス11となりました。直近3試合ではオセールに1-3、マルセイユに3-4、PSGに1-5と、5得点を挙げながら12失点しています。失点の多さが、チームの課題になっています。
日刊スポーツは、PSGにデンベレ、ドゥエ、クバラツヘリアらの主力が不在だったことにも触れ、「力の差を見せつけられた」と伝えています。
ル・アーヴルは社長辞任・監督退任
PSG戦の大敗を受けて、ル・アーヴルは10月31日、クラブ公式サイトで動きを発表しました。サッカーキングによると、ジャン・ミシェル・ルシエ社長の辞任に取締役会が同意し(11月5日の取締役会で正式に受理される予定)、ディガール監督に職務停止を通告したとのことです。後任は決まっておらず、下部組織のディレクターを務めるジャイール・カラム氏が暫定的にトップチームを指揮します。
瀬古歩夢、中村草太、水多海斗の3人にとっては、次の11月8日のロリアン戦を、監督が代わった体制で迎えることになります。
日本人選手の出場状況まとめ
画像出典: ちんぱんブログ作成(サッカーキング・フットボールチャンネル・日刊スポーツの記事をもとに作成)
その他の日本人選手(上田綺世・南野拓実)
上田綺世が所属するリールは、10月30日のRCランス戦に1-0で勝ちました。上田は負傷のため欠場しています。試合はスコアレスのまま終盤に入り、86分にナビル・ベンタレブのミドルシュートをGKが弾いたところを、73分から途中出場していたオリヴィエ・ジルーが左足のボレーで押し込みました。リールにとっては、リーグ戦3試合ぶり、公式戦では5試合ぶりの白星です。リールの次の試合は11月3日のチャンピオンズリーグ(ボデ/グリムト戦)で、リーグ戦は8日のレンヌ戦です。サッカーキングは、上田が早ければ代表ウィーク前の復帰もあり得るとして、11月8日のレンヌ戦を照準に挙げています。
南野拓実が所属するモナコは、11月1日(現地)にパリFCと対戦し、1-3で敗れました。ロシアのスポーツ・エクスプレス紙の速報では、パリFCのシナイオコが38分と44分に2得点を挙げ、74分にはアシストも記録。モナコは65分にバログンが1点を返しています。南野の出場有無については、日本語の主要メディアの試合記事を確認できなかったため、ここでは記載しません。10月25日のリール戦では、ベンチ入りしながら出番はありませんでした。EL・ECLに出場する日本人選手の状況は、EL・ECL日本人まとめで整理しています。
次の試合(11月8日)
画像出典: ちんぱんブログ作成(サッカーキング・フットボールチャンネルの記事をもとに作成)
11月は代表ウィークも控えています。日本代表の試合の放送予定は、日本代表のブラジル戦・パラグアイ戦の放送と見方にまとめています。
報道で表記が分かれる点
- リヨンの追加点の時間は、サッカーキングが84分、サッカーダイジェストWebが86分と伝えている。このページでは84~86分と表記
- 瀬古歩夢の位置は、フットボールチャンネルが「3バックの一角」、日刊スポーツが「5バックの右CB」と伝えている。どちらも3人の最終ラインの一角という点では一致している
- リヨンの先制点(38分)は、サッカーキングが「中村がアブネル・ヴィニシウスへ展開してのクロス」、サッカーダイジェストWebが「左サイドからのクロスをトリッソが胸で落とした」と伝えている。中村のアシストとはされていない
- 選手名のカタカナ表記(ヌアマ/ヌアマーなど)はメディアで異なる
リーグアンの公式情報は、リーグアン公式サイトで確認できます。
まとめ
- 中村敬斗がリーグ戦初先発・初アシスト。左CKからトリッソのヘッドを演出し、リヨンが2-0で勝利
- 瀬古歩夢は先発フル出場、中村草太は65分まで。ル・アーヴルはPSGに1-5で敗れ、5連敗・最下位
- ル・アーヴルは社長の辞任と監督の退任が発表され、暫定体制で11月8日のロリアン戦へ
- 上田綺世は欠場。リールは1-0で勝利。11月8日のレンヌ戦が復帰の照準
- 次の日本人選手の出場は11月8日のリーグアン
※本記事は2026年11月2日時点の報道をもとにした内容です。出場時間や得点時間は報道によって異なる場合があるため、最新情報は各クラブ・リーグの公式発表で確認してください。

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