2026年10月26日、JR東海・JR西日本・JR九州の3社が、新幹線の予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」の会員情報が外部に漏えいしたと発表しました。報道では約17万件規模とされていますが、公式リリースの時点では対象件数は「確認中」です。この記事では、公式発表で確認できた事実をもとに、自分が対象かどうかの確認方法と今すぐできる対策をまとめます。
先に結論
・漏れた可能性があるのはメールアドレス、会員ID、カタカナ氏名、会員種別
・住所、生年月日、電話番号、クレジットカード番号は漏えいの可能性なしと公式が説明
・原因はJR側のシステムではなく、メール配信の委託先ユミルリンク社への不正アクセス
・対象の人には、JR各社から個別に連絡が来る予定
画像: MaedaAkihiko / Wikimedia Commons (CC0)
目次
1. 今回の発表で分かっていること
2. 漏れた可能性がある情報・ない情報
3. 自分が対象か確認する方法
4. 今すぐできる対策
5. よくある質問
6. まとめ
1. 今回の発表で分かっていること
JR東海・JR西日本・JR九州の共同リリース(2026年10月26日付)によると、経緯は次のとおりです。
メール配信サービスが被害に
エクスプレス予約とスマートEXは、外部事業者のユミルリンク株式会社が提供するメール配信サービス「Cuenote FC」を使っています。
10月16日に同社が不正アクセスを受けた
当初、同社からは両サービスの利用者への影響はないと報告されていました。
10月26日に状況が変わった
同社から、会員の個人情報が第三者に閲覧または取得されたとの連絡があったと説明されています。
JRのシステムからの漏えいは未確認
JR東海が保有するエクスプレス予約・スマートEXのシステムからの漏えいは確認されていないとしています。
対応状況
該当のメール配信サービスの使用を直ちに停止し、同日、個人情報保護委員会へ報告したとのことです。
なお、公式リリースでは対象件数は「ユミルリンク株式会社にて確認中」とされています。「約17万件」という数字は報道ベースで、今後変わる可能性があります。
2. 漏れた可能性がある情報・ない情報
漏えいした情報(公式)
メールアドレス / 会員ID / 氏名(カタカナ) / 会員種別
漏えいの可能性はないとされる情報(公式)
上記以外の氏名、生年月日、住所、電話番号、クレジットカード番号、クレジットカード有効期限
パスワードは漏えい情報に含まれていないと公式リリースには書かれています。一方で、会員IDとメールアドレスが分かると、なりすましメール(フィッシング)の精度が上がりやすい点には注意が必要です。
画像: 電車(新幹線)でゴー! / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
3. 自分が対象か確認する方法
対象になるおそれのある人
公式リリースでは、会員のうち、Cuenote FCを使って次のメールを配信された人が対象となるおそれがあるとしています。
販売促進メール
販売促進のために一部の会員に配信したメール
熊本地震関連のメール
熊本地震の影響で、予約した列車の発車時刻が変更になったことを知らせるメール
受信箱を「エクスプレス予約」「スマートEX」「EX」で検索し、上のようなメールを受け取った覚えがあれば、念のため対象になりうると考えて動くのが安全です。
公式の連絡を待つ
公式リリースでは、対象となる会員に「電子メールその他の適切な方法により個別に連絡する」と案内されています。連絡が来るまでは、次の公式ページで最新情報を確認してください。
問い合わせは、各サービスのコールセンターが窓口です。電話番号は偽サイトの情報と混同しないよう、必ず上の公式ページから確認してください。
4. 今すぐできる対策
1. 偽メールのリンクは開かない
スマートEXの公式案内には、エクスプレス予約やスマートEXをかたる偽メール(フィッシング)への注意が出ています。主な事例は次のとおりです。
パスワード変更を促す
会員IDやログインパスワードの変更を求める
登録情報の修正を促す
登録のメールアドレスにメールを送れないため修正してほしい、と装う
別端末からのアクセスを装う
パスワードの再登録を求める
予約の取消しを促す
予約したが本人でなければ取り消すよう求める
公式は、不審なメールのURLのクリックや添付ファイルの開封、返信をしないよう案内しています。また、メールでクレジットカード情報やパスワードの入力を求めることはないとしています。
2. パスワードを見直す
今回パスワードの漏えいは確認されていませんが、公式はパスワード管理の見直しを呼びかけています。
使い回さない
複数のサービスで同じパスワードを使わない
推測されやすい文字列を避ける
会員ID、生年月日、電話番号、名前やメールアドレスの一部などは避ける
変更手順
サイトにログイン後、メニュー画面の「パスワード変更」から手続き
画像: MaedaAkihiko / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
3. 誤って入力してしまったとき
公式の案内では、偽サイトに情報を入力した場合は、本物のサイトにログインして自分で初期化または退会手続きをします(再入会は可能)。クレジットカード情報を入力した場合は、カード会社に電話して利用停止などの手続きを行ってください。
4. フリーメールを登録している人
フリーメールを登録している会員には、サービス提供元が公表しているセキュリティ対策を確認し、メールの内容を第三者に知られないよう強化するよう案内されています。二段階認証の設定などが該当します。
5. カード明細も念のため確認
カード番号は漏えいの可能性なしとされていますが、フィッシングで入力してしまうケースに備え、利用明細は定期的に見ておくと安心です。
5. よくある質問
Q. パスワードは変えるべき?
A. パスワードの漏えいは確認されていません。ただし公式が見直しを呼びかけているため、使い回しがある場合は変更をおすすめします。
Q. カード情報は漏れた?
A. 公式リリースでは、クレジットカード番号と有効期限は漏えいの可能性はないとされています。
Q. 予約や乗車に影響はある?
A. 公式発表では、メール配信サービスの使用を停止したとあります。予約システム自体の漏えいは確認されていません。ただし、予約確認などのメールが届かない場合は、サイトやアプリで予約状況を確認してください。
Q. 件数は確定?
A. 公式リリースの時点では確認中です。最新の発表をご確認ください。
6. まとめ
・漏れた可能性があるのはメールアドレス、会員ID、カタカナ氏名、会員種別
・カード情報、住所、電話番号などは漏えいの可能性なし(公式)
・対象者にはJR各社から個別連絡の予定
・偽メールのリンクは開かず、パスワードの使い回しは見直す
今回は、本人情報が少ないぶん、なりすましメールへの警戒が一番の対策になります。事実関係は更新される可能性があるため、必ず公式で最新情報を確認してください。
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参考・出典
※本記事は2026年10月27日時点の公式発表をもとにしています。対象件数などは更新される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
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