結論
10月15日(現地)のヨーロッパリーグ(EL)第2節とカンファレンスリーグ(ECL)第1節では、日本人選手がEL・ECL合わせて19人出場し、鎌田大地(クリスタル・パレス)と町田浩樹(ホッフェンハイム)がゴールを決めました。南野拓実(モナコ)は右ひざ前十字靭帯の大けがから298日ぶりに復帰し、先発で58分間プレーしています。
一方で、ゴールを決めた2人のチームはどちらも敗れました。次の山場は10月23日(金)早朝のホッフェンハイム対リヨンで、町田と中村敬斗が同じ試合で向かい合います。
公開日: 2026年10月17日(試合日は現地時間10月15日、日本時間では16日未明から早朝)
EL第2節:鎌田・町田がゴール、中村は2アシスト
EL第2節で日本人選手が最も目立ったのは、リヨン対クリスタル・パレスとホッフェンハイム対ベシクタシュの2試合です。ゴールを決めた鎌田と町田のチームはともに敗れ、結果と個人成績が噛み合わない夜になりました。
鎌田大地:81分に追撃弾も、パレスは3-2で大会初黒星

リヨンは8分にトリッソ、前半アディショナルタイムにヌアマのゴールで2点をリードし、パレスは後半5分(50分)のピノのゴールで1点差に迫りました。鎌田は62分ごろに途中出場すると、81分に押し込んで2-3と追撃。フランクフルト時代にEL通算11得点を挙げた鎌田にとって、パレスでの初のELゴールです。ただしリヨンは76分にパベル・シュルツが3点目を決めており、この差を埋めきれず、パレスは今大会初の敗戦となりました。
鎌田はプレミアリーグでも10月11日のノッティンガム・フォレスト戦で初ゴールを挙げており、これで2試合連続、今季3点目です。詳しい経緯は鎌田大地のプレミア初ゴール記事にまとめています。冨安健洋は負傷のためメンバー外でした。
中村敬斗:フル出場で2アシスト、リヨンが2連勝

リヨンの中村敬斗は90分間プレーし、ヌアマのゴールにつながるクロスと、シュルツのヒールでの決勝弾につながるパスの2アシストを記録しました。前節にはELで初ゴールを決めており、リヨンはこれで2連勝です。
町田浩樹:ホッフェンハイム初ゴールも、チームは公式戦4連敗

町田は先発フル出場。1-3とリードを許していた87分、右コーナーキックのボールをファーサイドでヘディングし、ホッフェンハイムでの初ゴール、そしてEL初ゴールを決めました。公式戦のゴールはユニオン・サン=ジロワ時代の2025年3月29日以来です。ブンデスリーガデビュー戦で前十字靭帯を断裂し、9月12日に復帰したばかりでした。
試合は2-3でベシクタシュが勝利。ホッフェンハイムは68分にアスラニが決めた1点と町田の1点で追い上げたものの届かず、公式戦4連敗となりました。ベシクタシュはムリーリョ、オ・ヒョンギュ(2得点)が決めています。
そのほかのEL:久保は途中出場、北野・毎熊・小林は先発
レアル・ソシエダの久保建英はユニオン・サン=ジロワ戦(1-1)に68分から途中出場し、公式戦3試合ぶりの出場で10番の位置に入りました。相手のハーフナー・ニッキは90分フル出場で、日本人対決になっています。
ザルツブルクの北野颯太は先発して60分までプレーしましたが、チームはミランに0-4で敗れました。AZの毎熊晟矢は先発して61分までプレーし、ハポエル・ベエルシェバに2-1で勝利。市原吏音は出場しませんでした。ヤギエロニア・ビャウィストクの小林友希は90分フル出場で、アララト・アルメニアに3-1で勝っています。
ECL第1節:南野が298日ぶり復帰、シント=トロイデン初勝利
ECLは今節が初戦です。最大のトピックは、2025年12月21日のオセール戦で右ひざ前十字靭帯を断裂した南野拓実の復帰でした。
南野拓実:先発で58分、モナコの2得点に関与

南野はCSKAソフィア戦に右サイドで先発し、58分までプレーしました。モナコの2得点(3分のブルンナー、前半終盤のファティ)はいずれも南野が起点で、チームは2-1で勝利。ルイス・フェリペ監督にとっては欧州大会初勝利です。復帰までは9月18日にベンチ入り、10月3日にピサとの練習試合で57分間出場と段階を踏んでいました。
シント=トロイデン:谷口・小久保・石渡がフル出場、欧州主要大会で初勝利

ベルギーのシント=トロイデンはイベリアに2-0で勝利し、クラブとして欧州主要大会で初めて勝ちました。キャプテンの谷口彰悟、小久保玲央ブライアン、石渡ネルソンが90分間出場し、松澤海斗は84分、新川志音は90分に途中出場。石渡が序盤に決めたゴールはオフサイドで取り消されています。高井幸大、畑大雅、荒木遼太郎は出場しませんでした。
そのほかのECL:ルガーノ・ブライトン・コペンハーゲン・フライブルク
ルガーノの中山雄太はツルヴェナ・ズヴェズダに3-2で勝った試合にフル出場。ブライトンの辛島侑烈はカウノ・ジャルギリスに4-0で快勝した試合にフル出場しましたが、三笘薫は出場しませんでした。コペンハーゲンの鈴木淳之介はブラガに3-0で勝った試合にフル出場しています。フライブルクはヤブロネツに3-2で勝利し、鈴木唯人がフル出場、後藤啓介は71分から途中出場しました。
日本人選手の出場一覧
今節の出場状況を、大会別にまとめました。出場は19人、出場なしは6人(うち冨安は負傷のためメンバー外)です。
次節(10/23)の注目:町田と中村が直接対決
EL第3節は10月23日(金)に開催されます。日本時間の1時45分にアララト・アルメニア対AZ(毎熊・市原)、4時からはベシクタシュ対クリスタル・パレス(鎌田・冨安)、ヤギエロニア対アンデルレヒト(小林)、リルストレム対レアル・ソシエダ(久保)、ツェリエ対ザルツブルク(北野)、ホッフェンハイム対リヨンが組まれています。放送はWOWOWです。
日本代表の次の活動は11月で、ブラジル戦・パラグアイ戦の見どころは放送と見方のガイドにまとめています。
今回の注意点と見方
結果だけを見ると明るい話題が多い夜ですが、割り引いて見る点もあります。まず、鎌田・町田のゴールはいずれもチームの負けの中で生まれた追撃弾です。町田の87分の1点も、すでに1-3で、勝敗にはつながりませんでした。南野は復帰戦で58分間プレーしたものの、ここから先発を続けられるかは次節以降のコンディション次第です。久保も公式戦3試合ぶりの出場で、先発定着とはまだ言えません。
また、ここに書いた分刻みの出場時間は、報道各社でわずかに異なる場合があります(久保の途中出場は67分とする報道もあります)。細かな数字は下記の各社速報で確認してください。プレミアリーグの日本人選手の状況はプレミア第5節の日本人選手まとめで、鎌田の過去の実績はECL優勝時の記事で振り返れます。冨安の移籍の経緯はこちらにあります。
参考・出典
- ゲキサカ:リヨン対クリスタル・パレス戦の記事
- ゲキサカ:ホッフェンハイム対ベシクタシュ戦の記事
- ゲキサカ:南野拓実の復帰戦の記事
- ゲキサカ:シント=トロイデン初勝利の記事
- サッカーキング:EL第2節の日本人選手の結果
- フットボールチャンネル:EL第3節の日程と放送
まとめ
- EL第2節・ECL第1節は日本人19人が出場。ゴールは鎌田(81分)と町田(87分)
- 中村敬斗は2アシストでリヨンの2連勝に貢献。南野拓実は298日ぶりに復帰し先発58分
- シント=トロイデンは欧州主要大会で初勝利。冨安は負傷でメンバー外
- 次は10月23日(金)早朝。ホッフェンハイム対リヨンで町田と中村が対決する可能性
出場時間・得点者などの情報は報道時点のものです。最新の情報は各クラブ・大会の公式発表でご確認ください。
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