(2026年8月24日 公開)
環境省と気象庁は2026年8月23日(日)夕方、翌24日(月)を対象とした熱中症警戒アラートを関東から九州・沖縄にかけての28府県に発表した。今シーズンの発表としては最大級の範囲で、東海や西日本を中心に気温が体温を上回るような厳しい残暑が見込まれている。ここでは対象地域と危険な時間帯、今日から実践できる対策をまとめる。
画像出典: ウェザーニュース
熱中症警戒アラートとは?8月24日の発表内容
熱中症警戒アラートは、環境省と気象庁が気温・湿度・輻射熱などをもとにした暑さ指数「WBGT」の予測値が33以上になると見込まれる地域に発表する情報で、危険な暑さへの注意を呼びかけるものだ。2021年から全国で本運用が始まり、以前の「高温注意情報」を置き換えた制度になる。今回のアラートは23日(日)夕方に発表され、対象は関東から九州・沖縄にかけての28府県。週明けの24日は高気圧が西・東日本を広く覆い、晴れて昼間は厳しい残暑となる見込みで、東海や西日本では気温が体温を上回るような危険な暑さになるとされている。
直近では8月8日(土)発表の東北〜九州にかけた16府県版、8月10日(月)発表の7県版、8月11日(火)発表の3県版と、8月に入ってからほぼ連日どこかの地域にアラートが発表されてきた。今回の28府県は、これらの過去の発表と比べても対象範囲が大きく広がっている。
対象28府県はどこ?
今回アラートが発表されたのは以下の28府県だ。
対象地域では特に熱中症のリスクが高くなる。こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、積極的に熱中症予防を行うことが呼びかけられている。
なぜ今回はシーズン最大級の広範囲になった?
気象情報会社の予報によると、24日は高気圧が西日本・東日本を広く覆う形になり、広範囲で晴れて気温が上がりやすい状態になっている。特に東海や西日本では気温が体温(36度前後)を上回るような危険な暑さになる見込みで、これが関東から九州・沖縄まで対象がまたがる広範囲発表につながったとみられる。大阪・名古屋・東京など主要都市では最高気温35度前後になる日が多く、夜間も25度以上の熱帯夜が続く予想となっている。
気象予報士の解説では、24日から27日(木)にかけては特に気温が高い状態が続くとされ、厳しい残暑への警戒が呼びかけられている。屋外での活動や運動を予定している場合は、この期間は特に注意が必要だ。
画像出典: ウェザーニュース
危険な時間帯はいつ?
環境省の資料によると、熱中症による死亡者・救急搬送者の発生時刻は午後14時〜16時に大きなピークがあり、昼前の11時ごろにも小さなピークが見られるという。日中は気温とWBGT(暑さ指数)がともに上昇するため、この時間帯はできるだけ不要不急の外出を控え、屋外での運動や作業は中止・延期を検討することが推奨されている。夜間も熱帯夜で気温が下がりきらない場合は、室内での熱中症リスクが残るため、就寝前後の水分補給やエアコンの使用も欠かせない。
屋外にいる場合の注意点
炎天下での長時間の作業や運動は避け、日陰やこまめな休憩を取り入れる。帽子や日傘、通気性の良い服装も有効だ。高齢者や子どもは自覚症状が出にくいため、周囲が声をかけて休憩を促すことが重要とされている。
今すぐやるべき対策は?
水分・塩分補給
目安は1日あたり約1.2リットル。のどが渇く前から、1〜1.5時間おきにコップ1杯(200ml)程度をこまめに摂ることが推奨されている。汗で失われる塩分もスポーツドリンクや塩あめなどで一緒に補給する。
室内でのエアコン使用
室温が28度を超えたら我慢せずエアコンを稼働させる。電気代を気にして使用を控えることが、高齢者を中心とした室内での熱中症の主な要因になっているとされ、エアコンや扇風機を適切に使うことが強く呼びかけられている。
高齢者・子どもへの声かけ
高齢者や乳幼児は暑さやのどの渇きを自覚しにくく、熱中症のリスクが高い。同居家族や周囲が室温や水分補給の状況を気にかけ、声をかけることが被害の予防につながる。
これまでの発表との違いは?
8月11日(火)発表分は高知県・熊本県・鹿児島県(奄美地方除く)の3県、8月10日(月)発表分は長野県・愛知県・三重県・滋賀県・和歌山県・香川県・沖縄県(八重山地方)の7県、8月8日(土)発表分は東北から九州にかけた16府県が対象だった。今回8月24日発表分は関東から九州・沖縄まで28府県にまたがり、これまでの発表と比べても対象範囲が最大級に広がっている。夏の終盤にさしかかっても厳しい残暑が続いている状況がうかがえる。
沖縄地方については、台風の接近に伴う大雨・強風にも同時に注意が必要な状況だ。台風20号の沖縄への影響や台風18号の沖縄接近についても、最新の気象情報をあわせて確認しておきたい。夏の甲子園を観戦する予定がある人は甲子園観戦時の熱中症対策と持ち物まとめも参考になる。熱中症と紛らわしい体調不良については夏インフルエンザとの違いも確認しておくと安心だ。
Xでの反応
「明日24日以降も関東〜九州を中心に厳しい暑さになる日が多く、夜も25度以上の熱帯夜が続くでしょう。24日から27日は特に暑く、屋外での活動や運動をする際は熱中症に厳重に警戒してください」
— Xユーザー投稿(2026-08-23)
「熱中症アラート出てるから外で遊べないし家だと飽きちゃうし難しい」
— Xユーザー投稿(2026-08-23)
「めちゃくちゃ暑かった…熱中症アラートが出てたからね。危うく熱中症になりかけました」
— Xユーザー投稿(2026-08-23)
屋外での活動を控える判断をした人がいる一方、暑さで実際に体調を崩しかけたという声も見られる。夜も熱帯夜が続く予想のため、日中だけでなく就寝時の対策も油断できない状況だ。
よくある質問
熱中症警戒アラートはどこで確認できる?
環境省の熱中症予防情報サイト(WBGT実況と予測)や、気象庁・ウェザーニュースなどの気象情報サイト、テレビ・ラジオの気象情報で確認できる。
対象の28府県に入っていない地域は安全?
対象に入っていない地域でも、周辺のWBGTが高ければ熱中症のリスクはある。アラート基準(WBGT33以上)には届かなくても「危険」「厳重警戒」レベルになる地域は少なくないため、対象外でも基本的な対策は続けることが推奨される。
なぜ今回はここまで広い範囲になった?
週明けの24日は高気圧が西日本・東日本を広く覆い、東海や西日本を中心に気温が体温を上回るような厳しい残暑となる見込みのため。大阪・名古屋・東京など主要都市で最高気温35度前後の日が多く、この気温上昇が広範囲の発表につながったとみられる。
この暑さはいつまで続く?
気象予報士の解説では、24日から27日(木)にかけては特に気温が高い状態が続くとされている。最新の見通しは気象庁やウェザーニュースなどで随時更新されるため、こまめに確認したい。
まとめ
2026年8月24日、環境省・気象庁は関東から九州・沖縄にかけての28府県に熱中症警戒アラートを発表した。危険な時間帯は午後14時〜16時ごろにピークがあり、こまめな水分・塩分補給、室内でのエアコン使用、高齢者や子どもへの声かけが基本の対策となる。24日から27日にかけては厳しい残暑が続く見込みで、大阪・名古屋・東京などでは最高気温35度前後・夜も熱帯夜という予報が出ている。対象地域は日によって変わるため、お住まいの地域が最新の発表対象かどうかは環境省の熱中症予防情報サイトなどで随時確認してほしい。
参考・出典
- 明日8月24日(月)の熱中症警戒アラート 関東〜九州・沖縄の28府県に発表 – ウェザーニュース
- 明日8月24日(月)の天気予報 西・東日本は深刻な残暑 – ウェザーニュース
- 明日24日以降も関東〜九州を中心に厳しい暑さ – 日本気象協会 tenki.jp
- 環境省熱中症予防情報サイト – 熱中症警戒アラート
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