2026年6月8日(現地時間)に開催されたWWDC 2026で、AppleはwatchOS 27の対応デバイスリストを公開した。これにより Apple Watch Series 8、SE(第2世代)、Ultra(第1世代)以前のモデルがwatchOS 27のサポート対象外となることが判明。2022年に発売されたモデルが一斉に切り捨てられる形となり、Apple Watch史上最大規模のサポート終了と報じられている。
WWDC 2026での発表概要
Appleは毎年6月に開発者向けカンファレンスWWDCを開催し、次期OSのラインナップと対応デバイスを発表している。2026年は6月8日(日本時間6月9日)に行われ、iOS 27・macOS 27 Golden Gate・watchOS 27など次世代OSが一斉に発表された。
watchOS 27では、新しいSiri AIアプリ、ワークアウトデータの高度なインサイト機能、Workout Buddyのスペイン語サポートなど多数の新機能が追加される予定だが、これらは一部のモデルにしか提供されない。Appleは正式リリース前のベータ版としてwatchOS 27を提供開始しており、秋の正式配信に向けて開発が進んでいる。
注目ポイント: 過去最大規模のサポート打ち切り
今回のwatchOS 27で特に注目されるのは、2022年に発売されたApple Watch Series 8、SE(第2世代)、Ultra(第1世代)の3モデルが同時にサポート終了になる点だ。これらは4年前のモデルであり、当時の購入価格は最上位のUltra(第1世代)は最大119,800円前後(税込)と高価だった。一つのOSアップデートでこれほど多くのモデルが切り捨てられるのはApple Watch史上初の事態とも言える。
watchOS 27 サポート対象外モデル一覧
以下のモデルはwatchOS 27への更新ができなくなる。現在使用中の方は確認が必要だ。
| モデル名 | 発売年 | チップ | 最終OS |
|---|---|---|---|
| Apple Watch Series 6 | 2020年 | S6 | watchOS 26 |
| Apple Watch Series 7 | 2021年 | S7 | watchOS 26 |
| Apple Watch Series 8 | 2022年 | S8 | watchOS 26 |
| Apple Watch SE(第2世代) | 2022年 | S8 | watchOS 26 |
| Apple Watch Ultra(第1世代) | 2022年 | S8 | watchOS 26 |
※Series 1〜5、SE(第1世代)もwatchOS 27非対応
Series 8 / SE2 / Ultra初代ユーザーへの注意事項
サポート対象外になっても、現在使用しているアプリや機能がすぐに使えなくなるわけではない。ただし、watchOS 27以降で追加される新機能(新Siri AI連携、最新ワークアウト分析機能等)は利用できなくなる。またAppleの保安アップデートがwatchOS 26以下まで継続して提供されるかどうかも不透明で、セキュリティ面でのリスクが将来的に高まる可能性がある。買い替えを検討するタイミングの目安として把握しておきたい。
watchOS 27 対応モデル一覧(引き続き使えるApple Watch)
以下のモデルはwatchOS 27への更新が可能で、新機能を引き続き利用できる。
| モデル名 | 発売年 | チップ |
|---|---|---|
| Apple Watch Series 9 | 2023年 | S9 |
| Apple Watch Series 10 | 2024年 | S10 |
| Apple Watch Series 11 | 2025年 | S10 |
| Apple Watch SE(第3世代) | 2024年 | S9 |
| Apple Watch Ultra 2 | 2023年 | S9 |
| Apple Watch Ultra 3 | 2025年 | S10 |
Series 9の扱いについて
当初Appleの公式対応リストにはSeries 9が含まれていなかったため、一時「Series 9もサポート終了か」と混乱が広がった。しかしAppleが9to5Macに対してSeries 9はwatchOS 27に対応すると明確に回答しており、公式ページも近く修正される見通しだ。現在Series 9のユーザーはベータ版のインストールも可能な状態にある。
サポート終了の技術的背景
今回の大規模なサポート終了の背景には、AppleのSチップの世代交代がある。watchOS 27の要件として実質的にS9またはS10チップが必要になったとみられており、S8チップ搭載のSeries 8・SE第2世代・Ultra第1世代はその基準を満たさないとAppleは判断したようだ。
ただし批評家からは「S9とS10はほぼ同じアーキテクチャのチップで大きな性能差はない。わざわざS8を切り捨てる合理的な理由はない」という指摘も出ている。Appleが技術的な理由を公式に説明していないため、ソフトウェア要件なのか、新機能(AI処理等)の演算性能要件なのかは不明のままだ。
iPhoneとの比較
AppleはiPhoneでは一般的に6〜7年程度のソフトウェアサポートを維持している(例: iPhone 12は2020年発売で2026年時点もiOS 27対応の可能性)。一方Apple Watchは今回の事例のように4年でのサポート終了となり、スマートウォッチという製品カテゴリーの中でも更新サポート期間が短い部類に入る。これはApple Watchを「長く使う機器」として購入したユーザーとの期待のギャップを生んでいる。
Xユーザーの反応
今回の発表後、Xでは批判的なコメントが多数見られた。
「4年前に10万円以上出して買ったUltraがもうサポート終了か…さすがに早すぎでしょ」
— X ユーザー(2026年6月8日)
「Series 8、SE2、Ultra初代が一気にサポート終了は過去最大規模。これだけのモデルを1回のアップデートで切り捨てたのは初めてでは」
— X ユーザー(2026年6月8日)
「Series 9が当初リストから漏れてたのはAppleのミスだったらしい。9to5Macの確認でSeries 9は対応と判明。持ってる人は一安心」
— X ユーザー(2026年6月9日)
買い替え判断の目安
今回の発表を受け、Apple Watch Series 8・SE第2世代・Ultra第1世代のユーザーは買い替えを検討するタイミングにきている。以下に判断基準をまとめた。
買い替えを優先すべきケース
- watchOS 27の新AI機能・健康管理機能を積極的に使いたい
- セキュリティアップデートの継続を重視している
- バッテリーの劣化が進んでいる(4年経過で容量は70〜80%程度に低下が一般的)
しばらく様子見でよいケース
- watchOS 26の機能で現状不満がない
- バッテリーが十分持続している
- watchOS 26へのセキュリティパッチがしばらく続くのを確認してから判断したい
今後Series 9以降のモデルに乗り換える場合、秋の新モデル(Series 12が発表される可能性)を待つのも一つの選択肢だ。例年9月前後に新型が発表される傾向があり、それに合わせて旧モデルの値下がりも期待できる。
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まとめ
watchOS 27 サポート情報まとめ
- 発表: 2026年6月8日 WWDC 2026
- 非対応: Series 6・7・8 / SE第2世代 / Ultra第1世代(S8チップ以下)
- 対応: Series 9・10・11 / SE第3世代 / Ultra 2・3(S9/S10チップ)
- Series 9は当初リストに漏れがあったが対応確認済み
- 買い替え検討は秋の新モデル発表後が価格面でもお得
Series 8/SE第2世代/Ultra第1世代ユーザーは日常的な使用に直ちに支障は出ないが、新機能の恩恵を受けられなくなる。秋に発表される新モデルのタイミングで買い替えを検討するのが現実的な選択肢だ。
※本記事の情報は2026年6月9日時点のものです。watchOS 27の正式リリース時期や最終的な対応モデルリストは変更になる可能性があります。最新情報はApple公式サイト(apple.com)でご確認ください。
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