2026年5月17日、エヴァンゲリオンを生み出したアニメーション制作会社・株式会社カラー(khara, inc.)が設立20周年を迎えた。代表取締役社長・庵野秀明によるコメントと、取締役・鶴巻和哉による記念描き下ろしイラストが公式サイトおよびSNSで公開され、ファンの間で大きな反響を呼んでいる。
2006年5月17日、カラーは生まれた
株式会社カラーは2006年5月17日、庵野秀明を代表取締役社長として設立されたアニメーション制作会社だ。「新世紀エヴァンゲリオン」を生み出した庵野秀明が自らの製作環境を確立するために立ち上げた会社として知られており、設立以来、独自のビジョンに基づいた作品づくりを続けてきた。
社名「カラー(khara)」はギリシャ語で「喜び」を意味する言葉に由来するとされており、作品を通じた喜びの表現というコンセプトが込められている。設立から20年を経た現在、カラーは日本を代表するアニメーション制作会社の一つとして国内外から高い評価を受けている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社カラー(khara, inc.) |
| 設立日 | 2006年5月17日 |
| 代表取締役社長 | 庵野秀明 |
| 取締役・監督 | 鶴巻和哉、前田真宏 |
| 20周年記念コンテンツ | 鶴巻和哉 描き下ろしイラスト・庵野秀明コメント公開 |
20周年記念コンテンツ
鶴巻和哉による描き下ろしイラスト
設立20周年を記念し、取締役でありアニメーション監督・アニメーターの鶴巻和哉が特別に描き下ろしたイラストが公開された。鶴巻和哉は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」などエヴァシリーズに深く関わってきた監督・アニメーターであり、そのタッチでファンへのメッセージを絵に込めた。
庵野秀明からのコメント全文
「いつも応援してくださっている皆様のおかげで、無事20周年を迎えることができました。心より感謝申し上げます。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。」
— 庵野秀明(株式会社カラー 代表取締役社長)
感謝と謙虚さを前面に出したシンプルなコメントは、庵野秀明らしい真摯なメッセージとして受け取られている。次の20年に向けての具体的な発表はなかったが、その余白が今後の活動への期待をかき立てている。
カラーが歩んだ20年の軌跡
エヴァンゲリオン「新劇場版」4部作
カラーの中心的な事業はなんといってもエヴァンゲリオンシリーズの再構築だ。2007年の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を皮切りに「破」(2009年)、「Q」(2012年)、そして「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」(2021年)という4部作が完成した。完結編となった「シン・エヴァ」は、公開からわずか数ヶ月で国内興行収入100億円を突破し、社会現象となった。
この4部作は単なるリメイクではなく、TV版とは異なる結末・世界観を持つ完全に独立した物語として制作された。旧来のファンのみならず新しい世代のアニメファンをも取り込み、カラーが目指す「創作の自由」が結実した代表作として国際的にも高く評価されている。
「シン」シリーズへの展開
「シン・エヴァ」の成功後、庵野秀明はエヴァに留まらず、日本の特撮・ヒーロー文化に根差した「シン」シリーズを精力的に展開した。2022年の「シン・ウルトラマン」(監督:樋口真嗣、庵野秀明脚本・企画)、2023年の「シン・仮面ライダー」(庵野秀明監督)と続き、昭和の特撮へのリスペクトと現代的な解釈が融合した作品群として話題を呼んだ。
エヴァンゲリオン放送30周年(2026年)
2026年は「新世紀エヴァンゲリオン」TVシリーズ放送から30周年にあたる節目の年でもある。2026年2月21日から23日にかけては、エヴァ30周年記念フェス「EVANGELION:30+;」が開催され、会場限定上映の短編アニメーションが公開された。ファンからの熱狂的な反響を受けた。
カラーの最新動向と今後
安野モヨコ作品のNYミュージカル化
カラーのトピックとして注目されているのが、庵野秀明の妻でもある漫画家・安野モヨコの作品「鼻下長紳士回顧録」のミュージカル化プロジェクトだ。2026年秋にニューヨークでのオフ・ブロードウェイ公演が決定しており、日本マンガ原作の英語オリジナル・ミュージカルがNYで長期上演されるのは史上初の試みとなる。
庵野秀明・ウルトラマン60周年ドキュメンタリー出演
2026年7月3日には、ウルトラマンシリーズ60周年記念ドキュメンタリー映画「THE ORIGIN OF ULTRAMAN」が公開予定で、庵野秀明の出演が決定している。「シン・ウルトラマン」での関わりもあり、ウルトラマンへの造詣の深さを改めて語る場として期待されている。
次の20年へ
設立20周年を迎えたカラーだが、次の新作についての具体的な発表はまだない。庵野秀明は過去のインタビューで「作りたいと思ったものを作る」という姿勢を一貫して示しており、その次なるビジョンがどこへ向かうのかはファンにとって最大の関心事だ。20周年という節目を経て、カラーがどのような作品を世に送り出すのか、引き続き注目していきたい。
まとめ
- 株式会社カラーが2026年5月17日をもって設立20周年を迎えた
- 取締役・鶴巻和哉による20周年記念描き下ろしイラストを公開
- 代表取締役・庵野秀明のコメント「心より感謝申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」
- シン・エヴァンゲリオン(2021年)・シン・仮面ライダー(2023年)など代表作多数
- 2026年秋にNYオフ・ブロードウェイ公演決定(安野モヨコ原作)、7月にウルトラマンドキュメンタリーなど多方面で活動中
※本記事の情報は2026年5月17日時点の株式会社カラー公式ウェブサイトおよび公式SNSをもとにしています。今後の作品・プロジェクト発表については変更・追加がある場合があります。最新情報は必ず株式会社カラー公式サイト(khara.co.jp)でご確認ください。

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